室内楽の愉しみ

ピアニストで作曲・編曲家の中山育美の音楽活動&ジャンルを超えた音楽フォーラム

グランド・ヴァカンス 其の一

2008-04-23 03:47:15 | Weblog
イタリアに行って来ました

シチリアとローマ、8泊10日の旅・・・ってパッケージツアーではありません。
昨年の6月下旬に来日したシチリアの首都、パレルモの”テアトル・マッシモ歌劇場”のコンサートマスター、シルヴューと東京で会って、少し東京案内をした時の事は、昨年7/6頃のブログに書いたと思います。

私が編曲した”リベルタンゴ”をネットを通して買ってくれて以来のつきあいで、もう8年くらい経つかしら・・。去年、シルヴューを東京案内するにあたって、「パレルモに知り合いができるといいから」と言って、ご馳走して下さったお大尽のオジ様が「来年、パレルモへシルヴューに会いに行けたらいいね」とおっしゃったのが、実現してしまったのであります。

その楽しかった旅の記憶をこれからしばらく、載せてみたいと思います。
写真は、リッチ・スパゲッティ ウニのスパゲティですが、リッチとはイタリア語でウニのこと。正確には”スパゲッティ・コン・リッチ”というのですが、まさに”リッチ”なお味。旅行中、最も印象に残った、パレルモ近郊のモンデッロの海岸そばのレストランで頂きました。この時は、生牡蠣と蛸ブツも頂いたんですけどね

4月12日成田からローマに飛んで、乗り換え、パレルモに着きました。
往きはアリタリア航空。機内でジャッキー・チェンの映画とフォレスト・ガンプを見ました。電気をつけても迷惑ではない時間は、ゲーテのイタリア旅行記を解説する本の中のシチリアの部分を、まるで”一夜漬け”状態で読んで備えました。何しろ出発前日まで、帰国後の為の編曲をやっていたので、まるで予習ができていなかったのです。

パレルモの高校生のスペイン修学旅行と一緒の便でパレルモ空港に着き、それはにぎやかでした。
高校生達の荷物が全部出てきても、まだ待っているのが、私と何組かのフランス人家族。外国人の荷物は別の所から出ていた事が分かり、扉の向こうへ受け取りに行き、やっと空港の外に出られたのはすでに夜の11時15分頃。一足先にパレルモに着いていたオジ様が、安心予約したタクシー、マルチェロの運転で迎えに来て下さっていて、市内中心街のホテルに着いたのは12時ころ。

アパートメントの1フロアだけをホテルにしている所で、外のがっしりとした扉の横に付いているボタンを押して、扉を開けてもらって入るシステム。こじんまりとしているけれど、なかなかオシャレな内装に感心していたら、ルームキーを差し込んで電気を付けても、3分で電気がダウンしてしまう。どーなってるの 「これがイタリアなんですよ」とオジ様。

結局、予備の別のキーを差し込んだら奇跡的に電気が保てるようになって、事なきを得ました。
ここで一句。『機能より デザイン優先 イタリアか・・』
出発前日も徹夜だったから、これで40時間くらい起きっぱなしだったせいか、ぐっすり眠りました。ただし、寝たのは4時頃。起きたのは8時だけど・・。

さあ~、異常に元気にカンコウだ~