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邦題「現金(ゲンナマ)に体を張れ」
原題「THE KILLING」 1956年アメリカ 監督:スタンリー・キューブリック
ジョニーは出所したばかりにも関わらず、競馬場の売上金強奪を企み仲間を集める。周到な準備の末、いよいよ決行の時が来るが、計画が成功したかに思えた瞬間、思わぬ展開がジョニーたちを待っていた……。ライオネル・ホワイトの原作『見事な結末“Clean Break”』を、S・キューブリックがタイトにフィルムに転化させた犯罪アクションの逸品。
キューブリックの監督第1作だそうです。一見普通っぽいけど、やっぱり第1作目から凄いんです。
モノクロが実に生きる魅力的なシーン、カット・・・
何と言ってもラストの空港での結末ですね。
大博打に失敗した時の潔さ、清清しさがあり、ギャンブラーのカッコ良さが表出。
このラストによって単なるノアール犯罪映画から大娯楽活劇に豹変する魅力がとても気に入りました。
落胆して逃げる気力も失せてしまう、ジョニーの後姿の演技が素晴らしいですね。
50年前とはいえ、失敗をたどる道はツッコミ所が多く、おマヌケなんだけど(いくらセキュリティーが甘いったて、用意周到だったはずの計画の綻びって・・・
)
まず綻びの発端となる夫婦がポイント(女房に惚れこんでる小男と若い恋人とよろしくやっている、お金が大好きと顔に書いてある女房)だけれど、気の弱い、ピュアな男が女のために一途になり、逆上するととんでもない事になります。
時間軸が交錯していくところは現代のどこぞの映画フリーク監督に受け継がれてきているわけですね。
「THE KILLING」という原題なので殺しの映画かと思っていたらそうでもなく「Killing」には大儲け、大当たりという意味もあるようですね。そう考えると原題も捨てたものじゃない。響きもバッサリ感があって痛快。しかしこれは邦題のインパクトも秀逸(ちょっと語呂悪いけど)です。
あと、細かい所ではライフルの男が命を落とす原因も好きでした。
新宿武蔵野館 レイト・ショー
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原題「THE KILLING」 1956年アメリカ 監督:スタンリー・キューブリック
ジョニーは出所したばかりにも関わらず、競馬場の売上金強奪を企み仲間を集める。周到な準備の末、いよいよ決行の時が来るが、計画が成功したかに思えた瞬間、思わぬ展開がジョニーたちを待っていた……。ライオネル・ホワイトの原作『見事な結末“Clean Break”』を、S・キューブリックがタイトにフィルムに転化させた犯罪アクションの逸品。
キューブリックの監督第1作だそうです。一見普通っぽいけど、やっぱり第1作目から凄いんです。
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モノクロが実に生きる魅力的なシーン、カット・・・
何と言ってもラストの空港での結末ですね。
大博打に失敗した時の潔さ、清清しさがあり、ギャンブラーのカッコ良さが表出。
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このラストによって単なるノアール犯罪映画から大娯楽活劇に豹変する魅力がとても気に入りました。
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落胆して逃げる気力も失せてしまう、ジョニーの後姿の演技が素晴らしいですね。
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50年前とはいえ、失敗をたどる道はツッコミ所が多く、おマヌケなんだけど(いくらセキュリティーが甘いったて、用意周到だったはずの計画の綻びって・・・
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まず綻びの発端となる夫婦がポイント(女房に惚れこんでる小男と若い恋人とよろしくやっている、お金が大好きと顔に書いてある女房)だけれど、気の弱い、ピュアな男が女のために一途になり、逆上するととんでもない事になります。
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時間軸が交錯していくところは現代のどこぞの映画フリーク監督に受け継がれてきているわけですね。
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「THE KILLING」という原題なので殺しの映画かと思っていたらそうでもなく「Killing」には大儲け、大当たりという意味もあるようですね。そう考えると原題も捨てたものじゃない。響きもバッサリ感があって痛快。しかしこれは邦題のインパクトも秀逸(ちょっと語呂悪いけど)です。
あと、細かい所ではライフルの男が命を落とす原因も好きでした。
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新宿武蔵野館 レイト・ショー
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