JOEは来ず・・・ (旧Mr.Bation)

なんの役にも立たない事を只管シコシコと

映画 「雨のアムステルダム」

2008-05-10 | 映画(DVD)
「雨のアムステルダム」1975年 東宝 監督:蔵原惟繕

雨にけむる運河の街・アムステルダムを背景に、華麗に繰り広げるラブ・サスペンス。竹田明は、弱小商社のただ一人のアムステルダム駐在員。ある日、スキポール空港で見覚えのある日本人女性を見かける。現地の日本人社会からはじき出された男と女。そして日本の大商社の黒い霧が二人をサスペンスの渦に巻き込んでゆく……。

シネマアートン下北沢の特集は「ショーケンが好きだ!」最近、自伝が発売され話題ですね。

この映画はちょうど「傷だらけの天使」の時代・・・という事でショーケンの演技はほとんど木暮修。ショーケンの下品な喚き方しゃべり方は一歩間違えると苛立ってしまう危険性があるね。オチャメなところも修ちゃん。対する岸恵子おばさん(中津涼)は年齢的にもギリギリの色香。この方、この年でこんなに可愛らしいとは知りませんでしたな。流石、大女優。但し、津軽弁はやめて欲しかったな。異国での再会って演出なんでしょうけど・・・

オランダ、アムステルダムロケや井上堯之のバート・バカラック調な音楽など、洋画に負けじと対抗しております。岸恵子とトレンチ・コートのショーケンがその雰囲気の中で善戦。

ストーリーの方は「力」に歯向かい、愛する女を守ろうとする若い明であったけれど、結局「力」の三国連太郎おじちゃん(大日本商事、正岡)に一矢も報いる事ができず虫ケラのように抹殺されちゃう2人でしたというお話。愛する女のためにドイツの鉄鋼王のど変態ヴィテンシュタイン5世に尻まで捧げたと言うのにね・・・

唯一、お前を殴らせろと三国連太郎を数発殴った時に終止冷静クールな三国おじちゃんが心拍数上りまくりでショーケンの顔を押さえつける。この時の三国おじちゃんがとても良かったわ。

えー!これで終わりぃ?と思うラスト。でもラストシーンは美しかったです。誰のアイデアなのでしょうか?

にほんブログ村 映画ブログへ

コメント (2)    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« キャプテン・ブリープ Colon... | トップ | 映画 「濡れた欲情 特出し... »
最新の画像もっと見る

2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
こんにちわ (imapon)
2008-05-10 16:59:49
showken-fun様、はじめまして。
今回の特集はショーケン・ファンにとっては垂涎の15本ですね。時間が許せばあと2本は観たいと思っております。大阪でも観れるとよいですね。自伝「ショーケン」はなかなか評判もよろしいようで、ちょっと読んでみたいですね。
返信する
はじめまして (showken-fun)
2008-05-10 14:19:03
スクリーンでご覧になったのですねえ。うらやましい。
大阪でもやってほしいです、ショーケン特集。
返信する

コメントを投稿

映画(DVD)」カテゴリの最新記事