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またしてもタイムスリップ物です。
今や、タイムスリップはエンタテイメントに欠かせない要素。読み手もすっかり慣れてしまって、小説世界では日常茶飯事。ごくごく当たり前に受け止めちゃいますね。
宮部みゆきさんの本は3冊目。相変わらずリーダビリティに優れ新幹線で移動があったので、あっというまに読了。
面白いのは予備校生が226事件の時代にタイムスリップしてしまうが、受験勉強では現代史は必要ないので、まったく当時の物事を知らない。
蒲生大将かかり付けの医師に
「君は頭が良いようだが、学が無いうえ勘が鈍い」と言われる。
同様のシチュエーションで快楽亭ブラックが新作落語を作ろうとしていたらしい。
歴史を知らないバカな若者が昔にタイムスリップするが、この先どうなるかわからないで困るって話を新作落語にしようとしていたら「蒲生邸事件」が出版され先を越されてしまったと悔しがっている。
実はそれを知ってこの小説を読んでみようと思ったのです。
いや、何も先を越されたなんて思う必要は無い。ブラックの作る新作は似ても似つかぬ内容で宮部みゆきの小説からヒントを得たと誤解する人も少なかろう。
是非、新作落語、作ってもらいたい。
しかし、私にしたって226事件の事なんか詳しく知らない。226事件で思い出すのは「あ~ぁ、先代の柳家小さんが青年将校で加わっていた事件ね」というのが第一に連想する事なのだから・・・
なんと嬉しい事に小説中、小林盛夫(小さん)がモデルと思われる丸顔の青年将校が主人公孝史を誰何する場面があります。
時間旅行者が歴史を大きく変えてしまう。そんな事は起きない。何故なら人は歴史から見ればさほど重大な物ではないから。とか、
時間旅行者は負のオーラを持ち、とても暗いため各時代での対人交渉が少ない。
と言う理論は面白いし、SFの事柄のタイムスリップに多少なりとも現実味を与えている。
それにしても8月10日の日航機の墜落事故を防いだために、その代わりとして8月12日の日航機が墜落したなんて・・・坂本九ちゃんも不運よなぁ。
まがいものの神として苦悩する平田と、この人のためならと時間旅行能力を酷使して仕える平田の叔母、黒井。
孝史の恋ともいえるふきへの感情。とメロドラマ。
途中、密室殺人の犯人探しみたいになって、そっちに行っちゃうのは嫌だなぁ。と思いましたが杞憂でした。
テレビドラマではふきは奥菜恵だったらしい。
私としては先日TVドラマ「僕たちの戦争」をチラっと見ていたせいで、頭の中でふきの顔が内山理名になってしまっていた。(違うってーの!)
内山理名といえば「嫌われ松子の一生」TV版をやってますね。連続TVドラマはどのみち見ないのだけど、山田宗樹の小説を中嶋監督の素晴らしいアイデアによって映画化したもの。テレビ版どうなんでしょう。
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内山理名、いいかもしんない。
蒲生邸に関係無ぇな。
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今や、タイムスリップはエンタテイメントに欠かせない要素。読み手もすっかり慣れてしまって、小説世界では日常茶飯事。ごくごく当たり前に受け止めちゃいますね。
宮部みゆきさんの本は3冊目。相変わらずリーダビリティに優れ新幹線で移動があったので、あっというまに読了。
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面白いのは予備校生が226事件の時代にタイムスリップしてしまうが、受験勉強では現代史は必要ないので、まったく当時の物事を知らない。
蒲生大将かかり付けの医師に
「君は頭が良いようだが、学が無いうえ勘が鈍い」と言われる。
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同様のシチュエーションで快楽亭ブラックが新作落語を作ろうとしていたらしい。
歴史を知らないバカな若者が昔にタイムスリップするが、この先どうなるかわからないで困るって話を新作落語にしようとしていたら「蒲生邸事件」が出版され先を越されてしまったと悔しがっている。
実はそれを知ってこの小説を読んでみようと思ったのです。
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いや、何も先を越されたなんて思う必要は無い。ブラックの作る新作は似ても似つかぬ内容で宮部みゆきの小説からヒントを得たと誤解する人も少なかろう。
是非、新作落語、作ってもらいたい。
しかし、私にしたって226事件の事なんか詳しく知らない。226事件で思い出すのは「あ~ぁ、先代の柳家小さんが青年将校で加わっていた事件ね」というのが第一に連想する事なのだから・・・
なんと嬉しい事に小説中、小林盛夫(小さん)がモデルと思われる丸顔の青年将校が主人公孝史を誰何する場面があります。
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時間旅行者が歴史を大きく変えてしまう。そんな事は起きない。何故なら人は歴史から見ればさほど重大な物ではないから。とか、
時間旅行者は負のオーラを持ち、とても暗いため各時代での対人交渉が少ない。
と言う理論は面白いし、SFの事柄のタイムスリップに多少なりとも現実味を与えている。
それにしても8月10日の日航機の墜落事故を防いだために、その代わりとして8月12日の日航機が墜落したなんて・・・坂本九ちゃんも不運よなぁ。
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まがいものの神として苦悩する平田と、この人のためならと時間旅行能力を酷使して仕える平田の叔母、黒井。
孝史の恋ともいえるふきへの感情。とメロドラマ。
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途中、密室殺人の犯人探しみたいになって、そっちに行っちゃうのは嫌だなぁ。と思いましたが杞憂でした。
テレビドラマではふきは奥菜恵だったらしい。
私としては先日TVドラマ「僕たちの戦争」をチラっと見ていたせいで、頭の中でふきの顔が内山理名になってしまっていた。(違うってーの!)
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内山理名といえば「嫌われ松子の一生」TV版をやってますね。連続TVドラマはどのみち見ないのだけど、山田宗樹の小説を中嶋監督の素晴らしいアイデアによって映画化したもの。テレビ版どうなんでしょう。
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