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映画行きすぎ。自粛せねば・・・
シネマヴェーラ渋谷は素晴らしいですね。今度は監督生活50周年の鈴木清順の作品をなんと48作品も上映。
といっても一世風靡した「ツィゴイネルワイゼン」「陽炎座」と他には「肉体の門」、今年オールナイトで見た「殺しの烙印」くらいしか見てない鈴木清順。その清順美学って奴には興味ある。
でも知識が少ないのでどの映画を見ればよいかわからない。
小林信彦が「日本映画史上もっともアメリカン・ハードボイルドに近づいた作品」と評しているそうだし、大藪春彦原作なので48本の中からこの1本を選びました。
他にも、もっと見たいけどなぁ。
「野獣の青春」1963年 日活
今まで見た清順映画では大人しい感じを受けました。(まぁ、何しろ問題になった映画「殺しの烙印」と比べちゃぁね。)
それでも清順美学の片鱗が垣間見えます。タイトル、パート・カラー、マジックミラーで客席の様子が無音で見える野本組のキャバレー事務所。対抗する三光組は映画館の楽屋裏でスクリーンに写る裏側の映画。(邦画放映時には菊村至とか山岡久乃の名前が反転で見えたけれど、あの映画は何なのでしょう?)etc・・・
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宍戸錠のカッコ良さは当然として、野本組組長がムラマツ・キャップを演じる以前の小林昭二。その弟川地民夫の気味の悪いキャラ演技も見もの。
登場人物のキャラでいえば、やはり三波(江角英明)の人柄がいい。散弾銃を水野(宍戸錠)からもらって喜び、役立たずと罵られ激情し、酒と女はてんでダメであったが敵の情婦に一目惚れしてしまう。お前はいつも詰めが甘いと言って瀕死の状態から野本に留めを刺す。
ハードボイルド感を盛り上げるに必要なBGMのJAZZも素敵。
当時の東京風景が図らずも清順美学を後押ししているようだ。
さて、全編画像下部には英語の字幕が出ていて邪魔でしょうがない。英語なんて全くダメなのについつい目で追って読んでしまう。
ずいぶん、ラフな訳し方をしているようだけど、英語圏の人にこの映画の魅力はどの程度伝わるのだろう?カメラワークや映像美、編集の仕方などは言語の壁が無いけれど・・・タランティーノどこまで理解しているの?
言葉の壁は大きいね。逆も言えるわけだから、やっぱり洋画より邦画がいいね。
でもモンティ・パイソンなんかは言語の壁で50%も理解できていないかもしれないけど、それを踏まえても面白いのだからいいのかもしれないが・・・
簾のヒデ(川地民夫)が「お前のかあちゃんパンパンだ」と言うと条件反射でナイフを使い相手の顔を簾にしてしまう。最後に水野がこの性格を利用するのも面白い。
原作は大藪春彦の「人狩り」これは読んでいない。大藪の場合ある程度数を読んでいくと、タイトルと内容が一致しなくて、面白そうだと買って帰ると、実は持っていたりするので気を付けないといけない。映画の方は大藪の野獣シリーズにあやかってタイトルを付けている。
YOUTH OF THE BEAST
10月26日
そうだ、仲代達也の「野獣死すべし」を前から観たいと思っているのにまだ観れていない。
鈴木清順48本勝負 シネマヴェーラ渋谷にて11月17日まで
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ロビーに21日トークショーの写真があったが真理アンヌ若い。
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シネマヴェーラ渋谷は素晴らしいですね。今度は監督生活50周年の鈴木清順の作品をなんと48作品も上映。
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といっても一世風靡した「ツィゴイネルワイゼン」「陽炎座」と他には「肉体の門」、今年オールナイトで見た「殺しの烙印」くらいしか見てない鈴木清順。その清順美学って奴には興味ある。
でも知識が少ないのでどの映画を見ればよいかわからない。
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小林信彦が「日本映画史上もっともアメリカン・ハードボイルドに近づいた作品」と評しているそうだし、大藪春彦原作なので48本の中からこの1本を選びました。
他にも、もっと見たいけどなぁ。
「野獣の青春」1963年 日活
今まで見た清順映画では大人しい感じを受けました。(まぁ、何しろ問題になった映画「殺しの烙印」と比べちゃぁね。)
それでも清順美学の片鱗が垣間見えます。タイトル、パート・カラー、マジックミラーで客席の様子が無音で見える野本組のキャバレー事務所。対抗する三光組は映画館の楽屋裏でスクリーンに写る裏側の映画。(邦画放映時には菊村至とか山岡久乃の名前が反転で見えたけれど、あの映画は何なのでしょう?)etc・・・
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宍戸錠のカッコ良さは当然として、野本組組長がムラマツ・キャップを演じる以前の小林昭二。その弟川地民夫の気味の悪いキャラ演技も見もの。
登場人物のキャラでいえば、やはり三波(江角英明)の人柄がいい。散弾銃を水野(宍戸錠)からもらって喜び、役立たずと罵られ激情し、酒と女はてんでダメであったが敵の情婦に一目惚れしてしまう。お前はいつも詰めが甘いと言って瀕死の状態から野本に留めを刺す。
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当時の東京風景が図らずも清順美学を後押ししているようだ。
さて、全編画像下部には英語の字幕が出ていて邪魔でしょうがない。英語なんて全くダメなのについつい目で追って読んでしまう。
ずいぶん、ラフな訳し方をしているようだけど、英語圏の人にこの映画の魅力はどの程度伝わるのだろう?カメラワークや映像美、編集の仕方などは言語の壁が無いけれど・・・タランティーノどこまで理解しているの?
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言葉の壁は大きいね。逆も言えるわけだから、やっぱり洋画より邦画がいいね。
でもモンティ・パイソンなんかは言語の壁で50%も理解できていないかもしれないけど、それを踏まえても面白いのだからいいのかもしれないが・・・
簾のヒデ(川地民夫)が「お前のかあちゃんパンパンだ」と言うと条件反射でナイフを使い相手の顔を簾にしてしまう。最後に水野がこの性格を利用するのも面白い。
原作は大藪春彦の「人狩り」これは読んでいない。大藪の場合ある程度数を読んでいくと、タイトルと内容が一致しなくて、面白そうだと買って帰ると、実は持っていたりするので気を付けないといけない。映画の方は大藪の野獣シリーズにあやかってタイトルを付けている。
YOUTH OF THE BEAST
10月26日
そうだ、仲代達也の「野獣死すべし」を前から観たいと思っているのにまだ観れていない。
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鈴木清順48本勝負 シネマヴェーラ渋谷にて11月17日まで
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