パラダイス映画祭 1日目

5月に新井薬師の中野シアターかざあなにて行なわれた「パラダイス映画祭」1日目を少し覗いてきたので、感想記録まとめです。

パラダイス映画祭　1日目
中野シアターかざあな
2024年5月25日

女優しじみがしじみ監督と呼ばれた記念すべき日。



「目覚めよと呼ぶ声あり」1989年　監督：宮本拓

最初、自主制作も特撮物になると熱量が半端ねーな、くらいの気持ちで観初めたけど、素人役者の演技以外すべからくハイクオリティ。興奮した。最近は再評価され上映機会があるって、さもありなんの名作。



監督：死の原惨太郎（篠原名義）の短編4本
「ニクノクニ」
「ソムリエ」
「とある夜話」
シークレット作品「臍の緒」　

若き日の死の原監督の可愛らしい事。
グロ短編、血のりの赤が独特。北野ブルーならぬ死の原レッドと呼びたいw
「とある夜話」YouTube用でおとなしめ。女優しじみに姓が付いておめでとう。
シークレット作品は特殊造形エグい。

そしていよいよしじみ監督の短編2本
最近はYOU TUBEチャンネルで精力的にショートドラマをUPしているのだ。


「名器の女」

しじみチャンネルで一番好きな作品がパブリックで見られて嬉しい。しじみ監督は昔からキャスティングセンスで光る面を見せてきたけどこれも八ツ橋さいこー

「走馬灯」

こちらは未発表作品。パブリックで見られて嬉しい。不眠症で考えた。
このアイデアは何かで見たけど思い出せない「世にも奇妙な」だったかな？でも面白かったからいい。本人監督作でも死人役w

死の原、しじみ作品のあとはちょっとした口直し？


「シチューとごはん」監督：橋本知佳

失って知る、自分の現状から逃げているうちに大切な物に気づけなくなる。
あるあるですね。
女性の生きずらさみたいなテーマで作品撮られているらしい。ダメ男のいかんともしがたさが沁みる。

杉本末男（Chara）監督3部作


「罔象女の沼」
「罔象女の仔」
「最終章・罔象女の神話」

みつはめと読む。
通しで観ても解ったような解んないような。
杉本監督と言えば河童という点は理解。
はきだめ造形の魅力。
土肥良成がいつものシャツで出演してて笑。

「静かな日常」監督：夏目大一朗、は昨年のオーディオ・コメンタリー映画祭で見た。コメンタリー付きでなく純粋上映だったから見たかったんだけど、時間の都合で冒頭のしじみ動脈静脈シーンだけ見て退場。