「ニッポン無責任時代」

「小林信彦プレゼンツ　これがニッポンの喜劇人だ！」

「ニッポン無責任時代」1962年　東宝　監督：古澤憲吾

クレージー・キャッツ映画第１作で、興行収入のトップを飾りシリーズ化が決定した。あの手この手で上司に取り入り、歌って踊って女子社員にアピール、無責任サラリーマンの平均（たいらひとし）を植木等が演じる大傑作。愉快な主題歌、挿入歌の作詞は青島幸男。テンポ良く軽快に物語が進み、セリフ回しも洒落が効いてる。日本の喜劇王・植木等を体感せよ。

オールタイム・ベスト
βビデオ持ってて何度も観たがコロナ禍で鬱陶しいので久々に劇場鑑賞してみた。

たいらひとし(平均)のようにカッコ良く要領よく行動できないが、何のかんのサラリーマンとしてやって来れたのは平均精神を根底にしてきたからかもしれないぞ。



昼休み屋上でバレーボール楽しむ若き男女のこぼれ球なんかぽいっと捨ててしまえ。
会社の始業は概ね9時頃で良いし、遅刻でガタガタ言うような会社には就職しないってなもんだ。
タイムレコーダーがちゃんと押せばちょくらちょいとパーにはなりゃしねぇ。



高音の中島そのみや厚化粧の重山規子よりまんまるな団令子推しです。

人見明や由利徹の鼻の下もいいよね。


ハイ、それまでよ



ごくろーさーん！



シネマヴェーラ渋谷
2021年5月