興南春夏連覇！沖縄勢、悲願の夏初優勝!!

夏の高校野球：興南打線爆発で春夏連覇　東海大相模破る

日程が順調に進み決勝戦が土曜日となり久し振りにゆっくり最初から最後までＴＶ観戦。

消耗戦となる夏の決勝。準決勝の試合ぶりから1試合少ないものの東海大相模、一二三投手により不安がありそうと見ていた。島袋投手の方は前半に失点を許しても尻上りに調子を上げてくる投球に安定性を感じていた。いづれにしても激しい点の取り合いになると見ていた。序盤からの攻防は両投手がしっかり耐えていたが、四回に一二三投手が捉まってしまった。スクイズをはずして捕手が三塁へ悪送球する2点目が入ると、チームの歯車が如実に狂い始めた。制球が甘く入るところを興南打線は見逃してくれず、つるべ打ちとなった。それまで守備面でも良い所をみせていたので、残念。捕手はその後再三、好送球で走者を刺し、投手を救ったのだが・・・

島袋投手は決勝では今までと違った投球の組み立てで強打線を翻弄、ヒットを打たれても連打は許さない。恐ろしいまでの投球の幅、懐の深さを見せつけ、強豪東海大相模を圧倒して春夏連覇達成はお見事。

今大会は興南を止める学校は何処かに注目していたが、結局、最後まで勝ち抜いた。
連覇への道は、確かに準々決勝、準決勝とビハインドを許す展開になりはしたものの、早い回のうちに反撃、逆転。終盤のミラクルに持ち込むこともなく勝利する野球は、まさに王者の貫禄。春、優勝して、一からチームを作り直し心身共に成長を見せているという前評判を証明してみせた。

これで沖縄の夏初制覇。新たに歴史を塗り替えたわけだが、最近の勢力からして、今後も深紅の大旗が沖縄に渡る事が珍しくなくなりそう。

興南は春に日大三の39年ぶり優勝を阻み、夏も東海大相模の40年ぶり優勝を阻む結果となった。
オールド・ファンとしてはこの巡り合わせ（興南も42年前のベスト４進撃がある）は楽しめた。ちょうど高校野球に夢中に成り始めた頃の強豪復活だ。
関東勢の前に大きく立ちはだかった興南。
これで関東勢は８大会優勝なし。

あぁ、青春の甲子園　
今回も惨敗。516Ｐで297人中273位。
北大津のマイナスエントリーは冒険と思ったが、あんなに打つとは・・・
変則投手を携え、面白いチームだった。

結果としては1～3人気がベスト4に残り、1番人気優勝、2番人気準優勝。波乱は少なかった。
序盤でワンサイドのゲームが多くなっているのが気になる。
今回、甲子園のドラマを見せつけた試合は仙台育英対開星が一番でしょう。



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