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「砂の器」1974年 松竹 監督:野村芳太郎 原作:松本清張 脚本:橋本忍、山田洋次
東京・蒲田にある国鉄の操車場で殺人事件が発生。被害者の身元がわからず捜査は難航する。しかし、被害者が殺害される直前にある男と会っていたことがわかり、2人の会話から「カメダ」という謎の単語が浮かび上がる。
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劇場でまともに観たこと無かったので観てみたが、これって日本映画の名作中の名作なんですか?
確かに社会派サスペンスとして見応えは十分。松本清張の原作も読んじゃいないが、原作とはまた違った映画ならではの良さがある事も容易に想像できる。
ハンセン病を取り扱った作品でもあるし。何しろキャストが脇役含めてかなり豪華で、そこは楽しめる。モスクワ国際映画祭の審査員特別賞とやらに輝いてる。
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前半の丹波哲郎が楽しそうに日本中を旅行(仕事ですっ!)したり居酒屋で機嫌良くしてるところは好きだったけど、後半怒涛の「宿命」初演に加藤嘉と子役が旅する回想あたりがあざとく長くて辟易。黛敏郎渾身の映画音楽がぁ・・・
山口果林出ていて「砂の女」と間違えてんのか?の突っ込みは流石に己が下衆すぎなんですけどねw
加藤剛、カッコいいんだけどピアノ弾くシーンの手タレはもう少し何とかならなかったんでしょうか?
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食堂車で煙草吸いながら食事とか真夏でも律儀にネクタイしてるとか当時の姿にラストの字幕「旅の形は変われども」が1974年当時とはまた違った味わいがある。
古い邦画が好きなんだけど、70年代ともなると中途半端で古臭さだけで、どうにも。
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池袋 新文芸坐
2024年5月
東京・蒲田にある国鉄の操車場で殺人事件が発生。被害者の身元がわからず捜査は難航する。しかし、被害者が殺害される直前にある男と会っていたことがわかり、2人の会話から「カメダ」という謎の単語が浮かび上がる。
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劇場でまともに観たこと無かったので観てみたが、これって日本映画の名作中の名作なんですか?
確かに社会派サスペンスとして見応えは十分。松本清張の原作も読んじゃいないが、原作とはまた違った映画ならではの良さがある事も容易に想像できる。
ハンセン病を取り扱った作品でもあるし。何しろキャストが脇役含めてかなり豪華で、そこは楽しめる。モスクワ国際映画祭の審査員特別賞とやらに輝いてる。
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前半の丹波哲郎が楽しそうに日本中を旅行(仕事ですっ!)したり居酒屋で機嫌良くしてるところは好きだったけど、後半怒涛の「宿命」初演に加藤嘉と子役が旅する回想あたりがあざとく長くて辟易。黛敏郎渾身の映画音楽がぁ・・・
山口果林出ていて「砂の女」と間違えてんのか?の突っ込みは流石に己が下衆すぎなんですけどねw
加藤剛、カッコいいんだけどピアノ弾くシーンの手タレはもう少し何とかならなかったんでしょうか?
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食堂車で煙草吸いながら食事とか真夏でも律儀にネクタイしてるとか当時の姿にラストの字幕「旅の形は変われども」が1974年当時とはまた違った味わいがある。
古い邦画が好きなんだけど、70年代ともなると中途半端で古臭さだけで、どうにも。
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池袋 新文芸坐
2024年5月
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