JOEは来ず・・・ (旧Mr.Bation)

なんの役にも立たない事を只管シコシコと

末広亭 6月上席 夜の部

2008-06-07 | 落語
2008年6月6日
新宿 末広亭 
五代目柳家小さん七回忌追善興行
小さんまつり一門勢揃い

口上 柳亭小燕枝
    柳家さん八
柳家三寿  「-」
大道芸 真剣白羽抜き 踊り 柳亭風枝
柳家小里ん 「手紙無筆」
大神楽 柳貴家小雪
柳家小団治 「師匠と剣道の思い出」
柳家さん八 「長短」
桂小金治  「蛇含草」
柳家権太楼 「町内の若い衆」
マラゲニア 川柳川柳
鈴々舎馬風 「漫談」

中入り

対談「一番教わった方?」桂小金治 柳家小袁治
柳家小さん 「親子酒」
奇術 アサダ二世
柳家花緑  「子は鎹」

一門の噺というよりも今回は色物目当て

まずは口上、さん喬はお休みでさん八が務める。小燕枝は口上のみの出演。今回のアガリの割り前はどうなるのか気になる。
三寿に驚かされる。ごあいさつとも漫談ともつかぬ物。一体何を言っているのか何を言いたいのか皆目解らず。スゴスギ!
本日のお目当て柳亭風枝、初見。
落語を聞きまくっていた頃とんぼから真打になって風枝。その頃から一度は見てみたいと思っていた。なんと四半世紀。プログラムに「落語」とあり、まさかと思ったがやはり刀を振り回す大道芸。居合いを見せるつもりが、勇気ある観客が居ないとみるやあっさり諦め別の芸へ。
個人的なことでは白い髭に髪を後で束ねたその表情が今は亡き親父(いや、健在でした!)にクリソツなので微妙な心境になってしまう。クリソツだけにキチガイぶりが良かった。
踊りも寄席の踊りではなく大道芸の踊り。怪しい。たまには寄席にも出て欲しい。

水戸大神楽の小雪はこの日も笑顔がカワユス。
女だてらにいろんな物を口に咥え回しています。

本日一番のお目当て川柳師のマラゲニア。
初めて生で見ることができました。予めマラゲニアをやる事が決まっているプログラムはありがたい。
古典じゃなくてラテンで売れたさん生が帰ってきました。相変わらず若々しい歌声。
やっぱり世界で一番カッコ良い爺さん間違いなし。
川柳師でもっともっとラテンを聴きたくなります。

小金治師の落語も初めて。
先代小さん師の遺影を飾っての対談。小さん師を偲ぶというよりもおかみさんを偲ぶ内容に・・・稽古に行くと銀シャリを食べさしてもらっていたが、ある時忘れ物を取りに戻るとおかみさんたちが芋を食べていたという落語の江戸っ子マクラのような逸話に感極まり涙。泣きの小金治です。
談志がおかみさんに
「次の小さんは自分がもらう」と言うと
「お前なんかにやるかい、小金治にやるんだ」
これに談志「小金治君ずいぶんおかみさんに食い込んでるね」だって・・・
後半は芸人小金治自身へのインタビュウとなり映画からテレビへの経緯を聞かせて頂きました。

六代目もマクラで父親の思い出話。この人のこういうマクラは新鮮でした。日頃からもっとやれば良いのに。
アーモンドチョコの逸話は面白かったぞ。そして親子酒へ。

もう一組、お目当てのあしたひろし順子はお休み。代演、アサダ二世が軽く。
久し振りに2人の漫才見たかったなぁ。

多方面でご活躍の花緑。五代目小さんの上方での襲名披露のエピソード。
「子別れ」まだ青さを感じてしまう。これからこれから。
今の世に通じないからと言って金槌に変えてしまうのは苦しい所。玄翁で押し通さなければますます解らなくなるような気がして寂しい。

ブログランキング・にほんブログ村へ 

コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 映画 「氾濫」 | トップ | 映画 「美しき冒険旅行」 »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

落語」カテゴリの最新記事