JOEは来ず・・・ (旧Mr.Bation)

なんの役にも立たない事を只管シコシコと

「2001年宇宙の旅」

2009-03-12 | 映画(DVD)
新文芸座 世界名作シリーズ(4)
懐かしのハリウッドの名匠たち

「2001年宇宙の旅」1968年 英米 監督:スタンリーキューブリック

キューブリックの作品でもこれは「博士の異常な愛情」とは異なり、昔(1990年代)レンタルで借りたおり、その意味不明さからついつい睡魔に襲われ2度断念。3度目は怒ってこんな物何が名作じゃ!と諦めた作品。
劇場で観れば少しは違うんじゃないかと2001年をはるかに越えた今年2009年に鑑賞してみた次第。

結果、「少しは・・・」どころではない!

世の中が「映画を越えたあらゆるアートとしての傑作。」とか、「これほどまでのSF映画は2度と作ることは不可能」などという賛辞を送っている事に始めて納得する事ができた。

やはり、いきなりのリヒャルト・シュトラウスの「ツァラトゥストラはかく語りき」の大音響が劇場ならでわ。音量を気にしながら観る我が家では無理というもの。
ヨハン・シュトラウス2世の「美しく青きドナウ」も美しい。

圧巻はジュピターミッション以降の後半。人工知能HAL9000との対立にハラハラし、「木星 そして無限の宇宙の彼方へ」のテロップから衝撃的なラストまでの映像世界。

これが1960年代に作られたのだから驚く。当時観た人たちはどんな感動を受けたのでしょうか。
2001年を越えた現在に鑑賞してもこれだけすごいなと感じるんですから・・・
当時の人たちより現代の人が少しばかり割り引いた感動になっていると思われるのは「宇宙旅行へのDREAMの部分」のみと言えるのでは。

それでもまだまだ夢のある歴史的名作でありました。ちょっと疲れたが・・・

にほんブログ村 映画ブログへ

コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 「痴漢電車 びんかん指先案... | トップ | 「イースタン・プロミス」 »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

映画(DVD)」カテゴリの最新記事