「ベルヴィル・ランデブー」2002年 フランス/ベルギー/カナダ 監督:シルヴァン・ショメ
Les Triplettes de Belleville
戦後間もないフランス。内気で孤独な孫のシャンピオンを元気づけようとおばあちゃんはいろいろな物を買い与えたが、シャンピオンはどれにも興味を示そうとしなかった。そんなある日、おばあちゃんはシャンピオンが自転車に強い興味を抱いていることを知る。やがて、シャンピオンは一流の自転車選手になるため、おばあちゃんと二人三脚で厳しいトレーニングに励むようになる。そしてついにシャンピオンは自転車レースの頂点“ツール・ド・フランス”に出場するまでに成長した。ところがレースの途中、シャンピオンは何者かによって誘拐されてしまう…。孫の行方を追うおばあちゃんは、愛犬のブルーノを連れ、海を越えてはるばる摩天楼そびえる大都会“ベルヴィル”までやって来る。
YOU TUBEでのオープニングを見てからというもの、いづれ本編を観たいと思い続けていたフランス・アニメの傑作。やっとレンタル特価日に借りてきたよ。
極端にデフォルメされたシュールな造形。アニメ画風としては日本の手塚作品をも彷彿させる。また、懐かしの「マンガの国」なんかを想起させてくれる。
オープニングのエンタテイメント
美人3姉妹の歌のバックにはジャンゴ・ラインハルトをモデルとしたキャラ、フレッド・アステアをモデルとしたキャラの登場が素晴らしい。
これがジャンゴ・ラインハルト
番組が終了して、再度テレビ画面を見つめるおばあちゃんと孫。今度はピアノ演奏。モデルはグレン・グールドだとか・・・
そうです、このアニメは音楽もご機嫌で魅力の一つ。
さて、徹底的に自閉症のシャンピオン君。自転車に目を輝かせたと思ったが、結局はおばあちゃんが居ないと何もできない。心の中が空虚のまんま、脚だけに発達した筋肉を持ち只管ペダルを漕ぐ姿が奇妙。最後まで自閉の症状を保ってくれたのが良かった。青年になったシャンピオン君は顔から上半身はやせ細り、骨つきカルビ左談次師を彷彿とさせる。
そういえば3人姉妹のLes Triplettes。若い頃のステージではセンターのみ異なった風貌の三つ子で、左右は東京ボーイズかと思ったよ。(関係ないね)
シャンピオン君とは対照的にエネルギッシュで無償の愛を捧げるおばあちゃんと年老いたLes Triplettesの3人が元気いっぱい。
蛙を主食とする3姉妹の怪しげな共同生活、ファンキーぶり、など兎に角シュールな世界感に魅了されっぱなし。
しかも主たる登場人物はほとんど科白を口にしない。
他にも箱を着たような体型の黒服ツインズとか、ぶっ飛びのキャラが続々・・・
私が影でのお気に入りはキャバレーの支配人のC調ぶり。
実はおばあちゃんと犬のブルーノのキャラはあまり好きではありませんでしたが・・・
ラストはエンタテイメントとしてお約束の追っかけ(カーチェイス)がありますが、最終的に決着を付けたのはお婆ちゃんの足技。
私はテリー・ギリアムのギャグを思い浮かべてしまったよ。そういえば、婆ぁたちはグレバッバ族風だし、あのキャバレー支配人だってE・アイドルにやらせたくなる・・・だから私の好みのアニメって事です。
これはDVD所有しても良いかも。
Les Triplettes de Belleville
戦後間もないフランス。内気で孤独な孫のシャンピオンを元気づけようとおばあちゃんはいろいろな物を買い与えたが、シャンピオンはどれにも興味を示そうとしなかった。そんなある日、おばあちゃんはシャンピオンが自転車に強い興味を抱いていることを知る。やがて、シャンピオンは一流の自転車選手になるため、おばあちゃんと二人三脚で厳しいトレーニングに励むようになる。そしてついにシャンピオンは自転車レースの頂点“ツール・ド・フランス”に出場するまでに成長した。ところがレースの途中、シャンピオンは何者かによって誘拐されてしまう…。孫の行方を追うおばあちゃんは、愛犬のブルーノを連れ、海を越えてはるばる摩天楼そびえる大都会“ベルヴィル”までやって来る。
YOU TUBEでのオープニングを見てからというもの、いづれ本編を観たいと思い続けていたフランス・アニメの傑作。やっとレンタル特価日に借りてきたよ。
極端にデフォルメされたシュールな造形。アニメ画風としては日本の手塚作品をも彷彿させる。また、懐かしの「マンガの国」なんかを想起させてくれる。
オープニングのエンタテイメント
美人3姉妹の歌のバックにはジャンゴ・ラインハルトをモデルとしたキャラ、フレッド・アステアをモデルとしたキャラの登場が素晴らしい。
これがジャンゴ・ラインハルト
番組が終了して、再度テレビ画面を見つめるおばあちゃんと孫。今度はピアノ演奏。モデルはグレン・グールドだとか・・・
そうです、このアニメは音楽もご機嫌で魅力の一つ。
さて、徹底的に自閉症のシャンピオン君。自転車に目を輝かせたと思ったが、結局はおばあちゃんが居ないと何もできない。心の中が空虚のまんま、脚だけに発達した筋肉を持ち只管ペダルを漕ぐ姿が奇妙。最後まで自閉の症状を保ってくれたのが良かった。青年になったシャンピオン君は顔から上半身はやせ細り、骨つきカルビ左談次師を彷彿とさせる。
そういえば3人姉妹のLes Triplettes。若い頃のステージではセンターのみ異なった風貌の三つ子で、左右は東京ボーイズかと思ったよ。(関係ないね)
シャンピオン君とは対照的にエネルギッシュで無償の愛を捧げるおばあちゃんと年老いたLes Triplettesの3人が元気いっぱい。
蛙を主食とする3姉妹の怪しげな共同生活、ファンキーぶり、など兎に角シュールな世界感に魅了されっぱなし。
しかも主たる登場人物はほとんど科白を口にしない。
他にも箱を着たような体型の黒服ツインズとか、ぶっ飛びのキャラが続々・・・
私が影でのお気に入りはキャバレーの支配人のC調ぶり。
実はおばあちゃんと犬のブルーノのキャラはあまり好きではありませんでしたが・・・
ラストはエンタテイメントとしてお約束の追っかけ(カーチェイス)がありますが、最終的に決着を付けたのはお婆ちゃんの足技。
私はテリー・ギリアムのギャグを思い浮かべてしまったよ。そういえば、婆ぁたちはグレバッバ族風だし、あのキャバレー支配人だってE・アイドルにやらせたくなる・・・だから私の好みのアニメって事です。
これはDVD所有しても良いかも。
それはそれは と さっそくパクらせていただきまして アマゾンに注文しました ありがとうございます
うちの近所のレンタル屋の特価日は毎週日曜で1本30円(新譜も)でレンタルできるのですが、これ系は置いておりませんので 買うしかないのですね
題材としてはGSさんに文句無しですね。
もし、気に入ったら記事UPしてください。
GSさんの鋭い一言、楽しみです。
最後のカーチェイス、決め方がちょっとダサダサな感じが可笑しかったです。
本当音楽がカッコ良くて、もう一度聞きたい!って感じでした。
私あの冷蔵庫や掃除機で演奏しちゃうところも好き好きポイントでした!
キャバレーの支配人は、背中の反り具合とか前のめり具合とか、すごかったですね♪
ホントにDVDで手元に置いておきたくなる作品ですが、貧乏なので買ってません。
冷蔵庫や掃除機で演奏しちゃうところ、ジャジーでファンキーで最高ですね。