JOEは来ず・・・ (旧Mr.Bation)

なんの役にも立たない事を只管シコシコと

「フェスティバル・エクスプレス」

2010-12-29 | 映画(DVD)
「第1回爆音映画祭-音楽編」

「フェスティバル・エクスプレス」2003年 英・蘭 監督:ボブ・スミートン

1970年の夏、当時のアメリカのトップ・アーティスト達がカナダ各地を列車でサーキットしたフェスティバル・ツアーの模様を収めたドキュメンタリー映画。
ジャニス・ジョプリン、ザ・バンド、グレイトフル・デッド、バディ・ガイ、マッシュマッカーン、シャ・ナ・ナ、フライング・ブリトー・ブラザーズ・・・

引越しによってあらためてレコード、CDを整理していて気付いたんだけど、なんと、家にはジャニス・ジョップリンのレコード、CDって無いんだ・・・
グレイテスト・ヒッツを録音したカセットテープが出てきたっきり。
今さらジャニス・ジョップリンを購入する気持ちはないのだけど、今回この映画を観て思った。やっぱりこの人凄いわ。しかも爆音。
魂を揺さぶるとはまさしく、この歌唱。そして、この方の場合、美人じゃないところがまた素敵。
来て良かった。

評価をしながら入手にいたらなかったのは、あまりに「サマー・タイム」に騙されていたんだと判明。




映画で扱われているカナダ・サーキット・ツアーについてもあまり認識は無いのね。
やっぱりこれも所有にまでは至らないグレイトフル・デッドとかマシュマカーンのインスト。伝説のバティ・ガイ等等。馴染みはザ・バンド(若いので「ラスト・ワルツ」よりも断然コッチ)くらいなものなんだけど、このメンツは豪華で観る価値ありだった。

嬉しいのは意表を付くシャ・ナ・ナの登場。
当時(当方中学生)仲間内から色物としてしょっちゅう話題に上げられ笑い種にされていた集団。色物度全開なれど、これがカッコ良く感じるんだから、月日の不思議。
でもやっぱり登場と同時に笑いを堪えるのに苦労した。




フェスティバルを捉えた映像には十分満足。その上、ヤクと酒の列車内の乱痴気騒ぎまで捉えたドキュメントも嬉しい限り。(ラリラリのリック・ダンコの隣で微笑むジャニスが印象的。ヒゲゴジラのジェリー・ガルシアが想像と違って、いたって真っ当なミュージシャンだった
惜しむらくは勝手に想像していた「世界の車窓から ロック・バージョン」の要素がもっともっと多ければ言うこと無しなんだが・・・。カナダの雄大な車窓とヒーリングとは対極を成すロック・ミュージックに期待していたもんで。
ま、その分爆音で70年代野外コンサートを楽しめるわけだから贅沢な注文か。



ジャニスはよほどこのツアーの車内パーティが楽しかったらしく、スタッフをステージに上げて、プレゼントまでしている。
フェスティバル・エクスプレスの鉄道模型!
ウーン、こいつは羨ましい。レプリカでいいから欲しいぞ。




今更ながら、ジャニスの音源を入手するなら、映像込みのこちら「フェスティバル・エクスプレス」がいいかな。

ジャニス・ジョップリン
このツアーの数ヵ月後、ヘロインの過剰吸入により死亡(1970年10月4日没、27歳)ほぼ即死だったと云う。

吉祥寺バウスシアター

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