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「奇想天外シネマテーク7」
「実録三億円事件 時効成立」1975年 東映 監督:石井輝男
あの昭和の大犯罪、三億円事件をドキュメント・タッチで描いた作品。博打好きで女好きの西原房夫(岡田祐介)は会社の金を横領したのが発覚。情婦の孝子(小川真由美)に救われ同棲を始めるが常に借金に追われ苦しい生活。西原は三億円現金強奪を思いつき孝子と着々と準備を進める。12月10日計画通り現金強奪に成功し、その後現金には手を付けず、地道な生活を送っていたが・・・
チラシによると「なんと犯人は三億円であるものを買うのだが・・・・展開が爆笑必至の怪作品。」
面倒なのでネタバレすると、あるものというのはぺガサスとういう種牡馬。
絵沢萌子ら金持ち未亡人をたぶらかし、名義を借りて購入。
しかもこの名種牡馬、岡田祐介が鬼刑事(金子信夫)に取調べられている最中に伝貧で死んでしまう。
犯人をあそこまで追い詰めればもう時間の問題なんだろうけど、意外なまでの岡田祐介の精神力。
小川真由美の内助の功「ベガサスは生きているわ、これは罠よ」の励ましの言葉を支えに、結局、黙秘を続け時効まで逃げ切っちゃう。
準備段階から雨の犯行当日までの実録風の描写がテンポ良いし、
小川真由美の色っぽさに絵沢萌子のエロっぽさと金子信夫の嫌らしさでなかなか楽しめる。
オープニングは実際の平塚八兵衛と元捜査一課長・武藤三男へのインタビューで始まる。
この映画の感想を述べているんだけど、「実際に犯人像がこの映画のようであったら時効成立なんて事にはならないですよ」と一見、おバカな脚本を冷笑しているようだけど、「このような犯人であってくれれば捜査は空転せずに解決できたのになぁ、残念」との意味で捉えると面白い。
実際、岡田祐介も「じっくり計画を立てて実行した犯人だ、馬を買うようなトンマな事しないでしょう」と言ってましたがね・・・
事件は犯行側も捜査側もそして被害者も杜撰な点が多く、そこが返って犯人に都合が良かったのかもしれませんね。
今ごろどうしているんでしょう・・・
トンデモな原作は清水一行。
銀座シネパトス特別レイトショー
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「実録三億円事件 時効成立」1975年 東映 監督:石井輝男
あの昭和の大犯罪、三億円事件をドキュメント・タッチで描いた作品。博打好きで女好きの西原房夫(岡田祐介)は会社の金を横領したのが発覚。情婦の孝子(小川真由美)に救われ同棲を始めるが常に借金に追われ苦しい生活。西原は三億円現金強奪を思いつき孝子と着々と準備を進める。12月10日計画通り現金強奪に成功し、その後現金には手を付けず、地道な生活を送っていたが・・・
チラシによると「なんと犯人は三億円であるものを買うのだが・・・・展開が爆笑必至の怪作品。」
面倒なのでネタバレすると、あるものというのはぺガサスとういう種牡馬。
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絵沢萌子ら金持ち未亡人をたぶらかし、名義を借りて購入。
しかもこの名種牡馬、岡田祐介が鬼刑事(金子信夫)に取調べられている最中に伝貧で死んでしまう。
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犯人をあそこまで追い詰めればもう時間の問題なんだろうけど、意外なまでの岡田祐介の精神力。
小川真由美の内助の功「ベガサスは生きているわ、これは罠よ」の励ましの言葉を支えに、結局、黙秘を続け時効まで逃げ切っちゃう。
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準備段階から雨の犯行当日までの実録風の描写がテンポ良いし、
小川真由美の色っぽさに絵沢萌子のエロっぽさと金子信夫の嫌らしさでなかなか楽しめる。
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オープニングは実際の平塚八兵衛と元捜査一課長・武藤三男へのインタビューで始まる。
この映画の感想を述べているんだけど、「実際に犯人像がこの映画のようであったら時効成立なんて事にはならないですよ」と一見、おバカな脚本を冷笑しているようだけど、「このような犯人であってくれれば捜査は空転せずに解決できたのになぁ、残念」との意味で捉えると面白い。
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実際、岡田祐介も「じっくり計画を立てて実行した犯人だ、馬を買うようなトンマな事しないでしょう」と言ってましたがね・・・
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事件は犯行側も捜査側もそして被害者も杜撰な点が多く、そこが返って犯人に都合が良かったのかもしれませんね。
今ごろどうしているんでしょう・・・
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トンデモな原作は清水一行。
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銀座シネパトス特別レイトショー
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