
この日始まったシネマヴェーラの特集は「若松孝ニ大レトロスペクティブ」
観に行きたくて行っても半ば眠ってしまいそうな気がして・・・
昨年観た大和屋竺作品を中心にタイムテーブルとこっちのスケジュールを調整して。
「壁の中の秘事」1965年 若松プロダクション 企画制作:若松孝ニ
予備校生の青年が、団地という閉塞した空間で狂気を帯び始め、家族や、原爆の後遺症を持つ昔の恋人と密会を重ねる向かいの人妻に怒りを爆発させていく・・・。
モノクロで写される古い団地の狭さが良く表れていて息詰まる。鉄枠のガラス窓やらキッチン。団地サイズの畳の小部屋。
子供の頃から団地住まいの身にとっては懐かしい風景。今もその狭いオンボロに住まわっているわけだが・・・
また、あの時代、団地妻なんて言葉が流行して、壁の中で悶々とメロドラマを見て過ごす主婦っていうのも哀切。今や女性の社会進出も増え、多少良くはなっているかな。いやいやそんな事は無い。
それにしても規制の強かった当時としても情事のたんびに足指の描写を繰り返されても困ります。
スターリンのポスターの前で繰り広げられたり、60年代共闘みたいな会話の中での情事はいいんだけどね。
ケロイドの男と浮気を重ねる主婦の夫との倦怠の関係がとても面白く哀しい。
ベルリン国際映画祭への正式出品によって、日本映画業界から国辱映画呼ばわりされたことはあまりに有名だっていうけど、知らなかったので調べてみると・・・
1965年、ピンク映画『壁の中の秘事』のベルリン国際映画祭出品。
実は日本からの正式なオファー作品が審査の段階で落とされ、当時の西ドイツの映画業者が独自に推薦していた『壁の中の秘事』が出品されてしまった。当時、差別の対象だったピンク映画に対し、邦画大手を中心とした日本映画界の重鎮たちだ怒った。
という背景らしい。なぁ~んだつまらない。
皮肉にも国辱映画の言葉に期待して43年後この映画を見るバカが居やしたとさ。
狂気の度合いも43年後に観ると別に対した事は無い・・・それって、恐ろしいか。
この日はとても体調が悪くて、よく最後まで持ちこたえて観る事ができたなぁといった状況・・・・

観に行きたくて行っても半ば眠ってしまいそうな気がして・・・

昨年観た大和屋竺作品を中心にタイムテーブルとこっちのスケジュールを調整して。

「壁の中の秘事」1965年 若松プロダクション 企画制作:若松孝ニ
予備校生の青年が、団地という閉塞した空間で狂気を帯び始め、家族や、原爆の後遺症を持つ昔の恋人と密会を重ねる向かいの人妻に怒りを爆発させていく・・・。
モノクロで写される古い団地の狭さが良く表れていて息詰まる。鉄枠のガラス窓やらキッチン。団地サイズの畳の小部屋。
子供の頃から団地住まいの身にとっては懐かしい風景。今もその狭いオンボロに住まわっているわけだが・・・

また、あの時代、団地妻なんて言葉が流行して、壁の中で悶々とメロドラマを見て過ごす主婦っていうのも哀切。今や女性の社会進出も増え、多少良くはなっているかな。いやいやそんな事は無い。

それにしても規制の強かった当時としても情事のたんびに足指の描写を繰り返されても困ります。

スターリンのポスターの前で繰り広げられたり、60年代共闘みたいな会話の中での情事はいいんだけどね。
ケロイドの男と浮気を重ねる主婦の夫との倦怠の関係がとても面白く哀しい。

ベルリン国際映画祭への正式出品によって、日本映画業界から国辱映画呼ばわりされたことはあまりに有名だっていうけど、知らなかったので調べてみると・・・
1965年、ピンク映画『壁の中の秘事』のベルリン国際映画祭出品。
実は日本からの正式なオファー作品が審査の段階で落とされ、当時の西ドイツの映画業者が独自に推薦していた『壁の中の秘事』が出品されてしまった。当時、差別の対象だったピンク映画に対し、邦画大手を中心とした日本映画界の重鎮たちだ怒った。
という背景らしい。なぁ~んだつまらない。

皮肉にも国辱映画の言葉に期待して43年後この映画を見るバカが居やしたとさ。

狂気の度合いも43年後に観ると別に対した事は無い・・・それって、恐ろしいか。

この日はとても体調が悪くて、よく最後まで持ちこたえて観る事ができたなぁといった状況・・・・


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