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JOEは来ず・・・ (旧Mr.Bation)

なんの役にも立たない事を只管シコシコと

ジャコメッティ展

2017-08-28 | 展覧会・博覧会
そのうちそのうちと思っていたら期間終了間際になってしまったジャコメッティ大回顧展。
週末に滑り込んだ。

ジャコメッティ展
六本木 国立新美術館

スイスに生まれ、フランスで活躍したアルベルト・ジャコメッティ(1901-1966年)は、20世紀のヨーロッパにおける最も重要な彫刻家のひとり。アフリカやオセアニアの彫刻やキュビスムへの傾倒、そして、1920年代の終わりから参加したシュルレアリスム運動など、同時代の先鋭的な動きを存分に吸収したジャコメッティは、1935年から、モデルに向き合いつつ独自のスタイルの創出へと歩み出しました。それは、身体を線のように長く引き伸ばした、まったく新たな彫刻でした。ジャコメッティは、見ることと造ることのあいだの葛藤の先に、虚飾を取り去った人間の本質に迫ろうとしたのです。その特異な造形が実存主義や現象学の文脈でも評価されたことは、彼の彫刻が同時代の精神に呼応した証だといえましょう。またジャコメッティは、日本人哲学者である矢内原伊作(1918-1989年)と交流したことでも知られ、矢内原をモデルとした制作は、ジャコメッティに多大な刺激を与えました。
本展覧会には、ジャコメッティの貴重な作品を所蔵する国内コレクションのご協力も仰ぎつつ、初期から晩年まで、彫刻、油彩、素描、版画など、選りすぐりの作品、132点が出品。
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デッサン、リトグラフ作品。所謂習作といった感じがやけに多い。
これだけの人になると落書きも額装されると味がある。

アネットさんやディエゴさん、ヤナイハラさん・・・
静物はシロートには流石に解らん。丸い物体。







大戦中、作品がやけにミニチュア化される時代があって、これらを見ていると、グッズ販売でジャコメッティ・ペーパーウエイトなんてものが欲しくなる。もっとも価格と相談したら買わずに帰る事になるんだろうけど。そもそもグッズ販売にペーパーウエイト無いし。かりんとうはあったけど。


圧巻だったのはヴェネツィアの女9体の展示。
三角形の展示台に配置された9体。鑑賞者は三角形の二辺を移動しながら見る事ができる。
見る位置によってジャコメッティのあなお細見の女性像の位置関係が変わる。重なりあったり離れたり。
照明が生み出す影とともに・・・
これはエキサイティングな展示。ゆっくり行ったり来たり眺め続ける。ここでたっぷり時間をかけてしまった。





一部写真撮影を許している。良い企画。

   

   
















さてグッズ販売。色の良いTシャツがあったが、せっかくの彫刻のシルエットがアルベルトのAの中に納めるデザインが気に入らずパス。
これは先の三角とは違って駄目な三角形。

ポストカード3枚とピンバッチ1個買って帰る。





ジャコメッティ展は9月4日(月)まで。



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