関川夏央著「本よみの虫干し-日本の近代文学再読-」読了
文学好きの父の本棚にあった日本近代文学を読み直してみましょう。という本。
関川さんは以外と文学嫌いの青年であったため実は取上げた大部分は初めて読んだと言っています。
川端康成「伊豆の踊り子」、武者小路実篤「友情」から始まり
岡崎京子「リバーズ・エッジ」、伊丹十三「ヨーロッパ退屈日記」まで59作品+α
この中で私が過去読んだのは志賀直哉「小僧の神様」、松本清張「点と線」、カミュ「異邦人」、阿佐田哲也「麻雀放浪記」、吉村昭「冬の鷹」、夏目漱石「三四郎」、太宰治「走れメロス」の7作品だけですから、これは文学、読んでねぇなぁ。![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/face_gaan.gif)
小説に読書適齢期なんぞは無いと思うものの、小中学生にシャーロック・ホームズやどくとるマンボウなんかばっかり読んでいて機会を逸したものが多い。それでも「坊ちゃん」は時期を逃してしまったものの30代でこっそり読んだ。
今さら、「伊豆の踊り子」読むのもなぁ。となってしまう。本当はそんなことは全く無いはずだし、今でこそ読んで判る事もあるんでしょうね。要するに他の本を選んでるだけの事。
まぁ、若いころに読んでいても余程の感動がなければ忘れちゃうだろうから、それでもってこの本や、あらすじのわかる日本文学なんぞという本が重宝されるわけね。
あと、私の取る安易な作戦は「レ・ミゼラブル」が読みたいと思ったら少年少女向けの「ああ無情」を借りてきて寝床で読んじゃう。
今、同様に「モンテ・クリスト伯」を読みたいと思っているのだが小学生版「岩窟王」、中学生版「岩窟王」を読んでからと考えていたりする。
さて、虫干しだが、関川さんの思想哲学学術的表現に無教養で付いていけないところは読み飛ばし・・・![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/ase.gif)
以外にすごいのが「ビルマの竪琴」あたりから「麦と兵隊」「輝ける闇」までの戦争物の再読。一気に引き込まれました。収録されている物で、読んでみようかと思わせるのはこのあたり。自分でも以外でした。
この本で知ったのですが岡崎京子さん。
私はマンガはよほど好きでないと読まない、買わないのですが1冊とはいえ持っている女流マンガ家岡崎京子さん。95年の交通事故以来、休筆しつづけているそうですね。知らなかったんだけれども、残念。![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/face_kaze.gif)
子供のころに読んだものを再読っていうのはなかなかやりません。
そんな中、昨年、菊池寛の「恩讐の彼方に」を再読してみました。
まず、なんで子供のころそんなん読んでたかですが、少年少女文学全集の中で題名が一番かっこいいと思ったから。「走れメロス」なんて子供心に「なんじゃ、こりゃ少女マンガみたいな題」と完全に敬遠四球でしたから。
「恩讐の彼方に」ただ、トンネルを掘ることしか覚えてなかったけど、これは再読正解でした。発端の間男、主殺しから、お弓との逃走のくだりは良かったもの。![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/kame.gif)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/30/0f/b72018aef3ec6750d92f4f3672a125f7.jpg)
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文学好きの父の本棚にあった日本近代文学を読み直してみましょう。という本。
関川さんは以外と文学嫌いの青年であったため実は取上げた大部分は初めて読んだと言っています。
川端康成「伊豆の踊り子」、武者小路実篤「友情」から始まり
岡崎京子「リバーズ・エッジ」、伊丹十三「ヨーロッパ退屈日記」まで59作品+α
この中で私が過去読んだのは志賀直哉「小僧の神様」、松本清張「点と線」、カミュ「異邦人」、阿佐田哲也「麻雀放浪記」、吉村昭「冬の鷹」、夏目漱石「三四郎」、太宰治「走れメロス」の7作品だけですから、これは文学、読んでねぇなぁ。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/face_gaan.gif)
小説に読書適齢期なんぞは無いと思うものの、小中学生にシャーロック・ホームズやどくとるマンボウなんかばっかり読んでいて機会を逸したものが多い。それでも「坊ちゃん」は時期を逃してしまったものの30代でこっそり読んだ。
今さら、「伊豆の踊り子」読むのもなぁ。となってしまう。本当はそんなことは全く無いはずだし、今でこそ読んで判る事もあるんでしょうね。要するに他の本を選んでるだけの事。
まぁ、若いころに読んでいても余程の感動がなければ忘れちゃうだろうから、それでもってこの本や、あらすじのわかる日本文学なんぞという本が重宝されるわけね。
あと、私の取る安易な作戦は「レ・ミゼラブル」が読みたいと思ったら少年少女向けの「ああ無情」を借りてきて寝床で読んじゃう。
今、同様に「モンテ・クリスト伯」を読みたいと思っているのだが小学生版「岩窟王」、中学生版「岩窟王」を読んでからと考えていたりする。
さて、虫干しだが、関川さんの思想哲学学術的表現に無教養で付いていけないところは読み飛ばし・・・
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以外にすごいのが「ビルマの竪琴」あたりから「麦と兵隊」「輝ける闇」までの戦争物の再読。一気に引き込まれました。収録されている物で、読んでみようかと思わせるのはこのあたり。自分でも以外でした。
この本で知ったのですが岡崎京子さん。
私はマンガはよほど好きでないと読まない、買わないのですが1冊とはいえ持っている女流マンガ家岡崎京子さん。95年の交通事故以来、休筆しつづけているそうですね。知らなかったんだけれども、残念。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/face_kaze.gif)
子供のころに読んだものを再読っていうのはなかなかやりません。
そんな中、昨年、菊池寛の「恩讐の彼方に」を再読してみました。
まず、なんで子供のころそんなん読んでたかですが、少年少女文学全集の中で題名が一番かっこいいと思ったから。「走れメロス」なんて子供心に「なんじゃ、こりゃ少女マンガみたいな題」と完全に敬遠四球でしたから。
「恩讐の彼方に」ただ、トンネルを掘ることしか覚えてなかったけど、これは再読正解でした。発端の間男、主殺しから、お弓との逃走のくだりは良かったもの。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/kame.gif)
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この一冊というと未だに立川談志の「現代落語論」て言ってるようじゃ・・・・ですかね。