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「挑む 生誕100年 中川信夫 青春のビッグバン」
「女吸血鬼」1959年 新東宝 監督:中川信夫
原子物理学者の娘・松村伊都子の誕生パーティに、行方不明だった母親が現れる。彼女は、竹中という画家に20年間幽閉されていたが、辛くも逃げ出してきたのだと言う。やがて竹中という男は、数百年ものあいだ美女の生き血をすすって生き延びてきた吸血鬼であることが判明する……。
「東海道四谷怪談」で日本の古典怪談を、「亡霊怪猫屋敷」で怪奇映画をそれぞれ高いレベルで本格的に怖がらせてくれた中川信夫監督でございますが、これは舶来の怪奇物を取り入れた感が強いためか、打って変ってのB級色爆発のトホホな内容、いや、でもそれはそれで好きですけれど・・・。
そもそも、こんなタイトル付けりゃ、色っぽい女も吸血鬼を期待するではないの。女の吸血鬼は出ないでやんの。元は「裸女吸血鬼」というタイトルの予定だったらしい。「…を襲う」を省略したって事ね。納得、そういう人を食ったネーミングは嫌いじゃないよ。
私の苦手な池内淳子さんが出てるのですが、そういうわけで吸血鬼にならないし、かといって被害者ヒロインとしてピンチシーンで楽しませるわけでもない。この方のピンチでは全く萌える事ができそうにありませんけど。
誕生パーティーで、友人として参加していた娘(矢代京子)の方が魅力的だったので、役を代わって欲しかった。
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天知茂の吸血鬼は神経質そうな表情があるのでなかなか適役。
一寸法師(和久井勉)、海坊主(晴海勇三)、化猫のようなオババ(怪猫屋敷の五月藤江)を連れていますが、この子分どもが役に立ってない。子分どものキャラは江戸川乱歩風味というより藤子不二夫?
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本作で一番怖いのは、やっぱりお母様の三原葉子でしょう。20年間、行方不明だったのがふいに戻ってきて、しかも20年前の若さを保ちながら・・・。
いきなりベッドでの登場シーンからビビらせてくれます。
自分にそっくりの裸婦画を見て、「怖い」と怯えてますけれど、貴方の方がよっぽど怖いんですけど。
天草四郎を出してきたり、かえって意味解らなくなる後半の活劇、伏線と思われた事も回収されず出鱈目だったり、突っ込み所は満載ですけど・・・
天知さんと三原さんの新東宝コンビに免じて許してあげたいと思います。
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ラピュタ阿佐ヶ谷
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「女吸血鬼」1959年 新東宝 監督:中川信夫
原子物理学者の娘・松村伊都子の誕生パーティに、行方不明だった母親が現れる。彼女は、竹中という画家に20年間幽閉されていたが、辛くも逃げ出してきたのだと言う。やがて竹中という男は、数百年ものあいだ美女の生き血をすすって生き延びてきた吸血鬼であることが判明する……。
「東海道四谷怪談」で日本の古典怪談を、「亡霊怪猫屋敷」で怪奇映画をそれぞれ高いレベルで本格的に怖がらせてくれた中川信夫監督でございますが、これは舶来の怪奇物を取り入れた感が強いためか、打って変ってのB級色爆発のトホホな内容、いや、でもそれはそれで好きですけれど・・・。
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そもそも、こんなタイトル付けりゃ、色っぽい女も吸血鬼を期待するではないの。女の吸血鬼は出ないでやんの。元は「裸女吸血鬼」というタイトルの予定だったらしい。「…を襲う」を省略したって事ね。納得、そういう人を食ったネーミングは嫌いじゃないよ。
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私の苦手な池内淳子さんが出てるのですが、そういうわけで吸血鬼にならないし、かといって被害者ヒロインとしてピンチシーンで楽しませるわけでもない。この方のピンチでは全く萌える事ができそうにありませんけど。
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誕生パーティーで、友人として参加していた娘(矢代京子)の方が魅力的だったので、役を代わって欲しかった。
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天知茂の吸血鬼は神経質そうな表情があるのでなかなか適役。
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一寸法師(和久井勉)、海坊主(晴海勇三)、化猫のようなオババ(怪猫屋敷の五月藤江)を連れていますが、この子分どもが役に立ってない。子分どものキャラは江戸川乱歩風味というより藤子不二夫?
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本作で一番怖いのは、やっぱりお母様の三原葉子でしょう。20年間、行方不明だったのがふいに戻ってきて、しかも20年前の若さを保ちながら・・・。
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いきなりベッドでの登場シーンからビビらせてくれます。
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自分にそっくりの裸婦画を見て、「怖い」と怯えてますけれど、貴方の方がよっぽど怖いんですけど。
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天草四郎を出してきたり、かえって意味解らなくなる後半の活劇、伏線と思われた事も回収されず出鱈目だったり、突っ込み所は満載ですけど・・・
天知さんと三原さんの新東宝コンビに免じて許してあげたいと思います。
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ラピュタ阿佐ヶ谷
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