「リアル!未公開映画祭」
「ビン・ラディンを探せ! ~スパーロックがテロ最前線に突撃!~」
ビッグマックを食べ続けて話題を呼んだ「スーパー・サイズ・ミー」のモーガン・スパーロック監督が、前作同様、自身が「主役」となり、「オサマ・ビン・ラディンはどこにいるんだろう?」と質問しながらイスラム諸国を駆け回る。相手を「テロリスト」と決めつけ、そこで暮らしている人々の姿を見ようとしないアメリカ人に向けて、自分たちが戦争をしている国の実態を見せつける作品。
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「ラストタンゴ・イン・パリ」
公開当時センセーションを巻き起こした本作。勿論その頃はまだそんな映画を見に行ける年齢に達しておらず、好奇心満々で指を咥えていたもんです。
いつかは見たいと思っていたのに、機会を逃して時ばかり経ちました。今更見るのも何だなという心境でありましたが、先日主演女優さんの訃報を目にして、その女優としては不遇に終わった生涯に興味をそそられました。
追悼の意味を込めてレンタル、深夜鑑賞。
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「ウィッカーマン」1973年
念願の「ウィッカーマン1973」を漸く観ることができました。
中学生の頃、警部マクロードに登場したブリット・エクランドの美貌にイチコロでマイッテしまった者としては彼女の映画出演代表作を観ないわけにはまいりません。
さて、ブリット・エクランド目当ての本作はカルト映画としても . . . 本文を読む
「元祖マルチ・タレント 徳川夢声のほろよひ映画人生」
「孫悟空 前後篇」
東宝初期のドル箱だった山本=エノケンのコンビによるオペレッタ喜劇大作。日劇ダンシングチームのレビューとエノケンの絶妙なかけ合い、
エノケンの芸は現在、多くの映画出演で確認できますが、映画のエノケンはたいして面白くなく、絶頂期の舞台には到底及ばないと聞いた事
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「野上正義さん追悼上映会」
「わいせつ性楽園 ~おじさまと私~」
昨年末、若松映画、ピンク映画で多くの出演作を持つ野上正義氏が亡くなり、上野オークラ劇場では急遽、追悼上映会が企画されました。
上映が晩年の作品2本で、どうなのかな?と思ったのですが、本作、野上正義を追悼するに相応しいピンクの傑作でした。
いきなり、老いた野上正義のからみシーン。
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潤一郎ラビリンス〈7〉怪奇幻想倶楽部 (中公文庫)
この中公文庫シリーズ、コンプリートする気は無いのだが、やはり谷崎潤一郎の短編を読み進めるとまだまだ未読の面白いものが沢山ありそう。今後の読書ネタには困らなそうだが、一気に読むのはもったいない。時間を隔てて少しづつ・・・
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「映画の国名作選Ⅰイタリア篇」
「フェリーニの道化師」
少年の頃よりサーカスに強い憧れを抱いていたフェリーニは、道化芸の本場イタリアとフランスを旅するが、どこにも道化師が見つからない。彼らは老いに直面し、その芸を継承しようという者も少ない。
フェリーニの映画といったらサーカスや道化師が良く登場します。これはそんな
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「昭和の銀幕に輝くヒロイン〔第57弾〕中村玉緒」
「女のつり橋」
オムニバスの掌編ながら、これは良かった。
暑苦しい夏の夜の女のつり橋3話。
アイ・ジョージの主題歌から期待も膨らむ。
第1話の失恋ものなんてほんとに他愛のない話で、純情なマッサージ娘がぼんぼんの学生に勘違いで入れあげて . . . 本文を読む
「癒しの遊女 濡れ舌の蜜」
1960年、1992年に映画化された永井荷風の傑作「墨東綺譚」をピンク映画界の名匠、荒木太郎監督が映画化。
前週の「新釈 四畳半襖の下張り」に続く上野オークラ劇場・永井荷風ピンクシリーズ
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