こむ's 雑記帳

日常の事をグダグダ綴った雑記帳 本当のところは備忘録だったりする。。。

古典部シリーズ読了

2020年05月17日 | 雑談
『氷菓』『愚者のエンドロール』『クドリャフカの順番』『ふたりの距離の概算』 は長編で、1冊で完結する話。
『遠回りする雛』『いまさら翼といわれても』 は短編集で、複数のエピソードが入ってる。

とりあえず、なるべく時系列になる様に順番に気をつけて読んだ。

『氷菓』『愚者のエンドロール』『クドリャフカの順番』 に読み進めたんだけど、
ここら辺はアニメでやってたので、それとの答え合わせの様な感覚で読んだ。
まぁ、話は知ってたので「こうなるよね」って感じだった。

次に、短編集の『遠回りする雛』
収録されてるのは「やるべきことなら手短に」「大罪を犯す」「正体見たり」
「心あたりのある者は」「あきましておめでとう」「手作りチョコレート事件」「遠まわりする雛」
7つですべてアニメ化されてる。
ただ、時系列的には「やるべきことなら手短に」は『氷菓』の前。
「大罪を犯す」「正体見たり」は『氷菓』と『愚者のエンドロール』の間。
残りの話は『クドリャフカの順番』のあとだった。
こちらもアニメ化されてるので「そうだったね」って感じ。

『ふたりの距離の概算』が奉太郎達が2年生になってからの話。
この長編はなかなか忙しいというか何というか・・・。
古典部に仮入部してくる新入生がいるんだけど、何だかんだあって入部しない。
その理由をマラソン大会の間に解明するって・・・。
最初は新キャラが「良いヤツ」って印象だったので期待してたけど、
結局、すぐやめていく、単なるゲストキャラだった。
たぶんもう登場しないんだろうな。(名前だけ登場とかは除いて)
時々、部室に遊びに来るような準レギュラーとかになったら良いのに。。。
新入生の抱えてる問題というのがなかなかに「重いよ」って感じた。
もう、アレはヤンデレじゃん。。。

短編集の『いまさら翼といわれても』 は『ふたりの距離の概算』のあとの話。
収録されているのは「箱の中の欠落」「鏡には映らない」「連邦は晴れているか」
「わたしたちの伝説の一冊」「長い休日」「いまさら翼といわれても」の6つ。
この中で「連邦は晴れているか」はアニメ化されてるけど、アニメでは当然のことながら1年生の時の話となってる。
「箱の中の欠落」は、里志が総務委員として生徒会選挙の立ち会いの時に起こった不正について
どうやって不正が行われたかを解き明かしていく話。
里志から話を聞いて、奉太郎が不正が行われた方法を解き明かしはするんだけど、
最後の最後、誰がどんな動機で不正を行ったのかが描かれてないので消化不良だった。
個人的には、今後の話で別の問題を解決しようとしたら今回の犯人と繋がってて、、、的な展開を期待するけど無駄だろうな。
「鏡には映らない」は、摩耶花視点で話が進む。
奉太郎が中学の卒業制作で手抜きをした所為でクラスのみんなから疎まれる様になったんだけど
それを怪しいと思って調べていくうちに、手抜きをしたのには訳があって・・・、と言う話。
この話で、摩耶花が奉太郎に対してきつく当たっていた理由がわかる。
摩耶花の奉太郎への誤解が解けるって言うのが、個人的に好きな話。
「連邦は晴れているか」は、アニメ化されてるので「そうだったね」って感じ。
「わたしたちの伝説の一冊」は、摩耶花視点で話が進む。
漫研での対立の話。
漫画を読む派と描く派で対立して、描く派の摩耶花が同じく描く派の浅沼に読む派を追い出すために
同人誌を作ろうと持ちかけられて・・・。
読む派が描く派を追い詰めて嫌がらせをするとか、結構エグいいじめがあったりとかするんだけど、
なんかちょっとイヤな気になるね。そして結局、摩耶花は漫研を辞めてしまう。
最後は、元漫研の先輩 河内亜也子 と一緒に漫画を描く様になる。
最後が良い感じに終わってるから、ちょっと救われた感じ。
「長い休日」は、奉太郎が変わる一歩を踏み出すって感じの話。
奉太郎の小学生の頃に起きた話で、担任がクズだったので省エネ主義になったって言う。。。
意外だったのは、小学生の時に奉太郎が供恵に泣き言を言って、それをちゃんと慰めてあげてる。
良い姉ちゃんだったんだな。。。そういうのもあるから、今の破天荒な感じでもアレなんだな。
こんな能動的な奉太郎は初めてだったって感じ。
「いまさら翼といわれても」は、千反田が合唱祭でソロパートを歌うことになって居たのに、
直前になって姿をくらましたのを、奉太郎が探しに行く話。
この話は、個人的に何というか最後が気持ち悪い。(←グロテスクとかの意味で無く)
消化不良というか、そのあとどうしたんだ?って感じの終わり方。
このあとの話でコレについて描かれることがあればスッキリするんだけど・・・。
それより、部室でみんなで話してるところや、奉太郎に千反田の行方を聞くために摩耶花が電話をしてきて
奉太郎が会場に行ってから一緒に探すことになった時の2人の会話で、摩耶花からとげとげしさが無くなって、
普通に会話できる様になってたのがちょっと感慨深かった。

平日は夜になって、あとは土日に一気読みだった。
あれ?何だかんだ無駄に長くなってしまった・・・。
コメント
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