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☔️🚶‍♀️…天ヶ瀬ダム前 220301

2022-03-01 20:29:00 | 🚶 歩く
☔️🚶‍♀️…右岸堤防道…太閤堤跡公園…朝霧通…観流橋…琴坂⇅…右岸路…天ヶ瀬吊橋…左岸路…白虹橋:天ヶ瀬ダム前…第一志津川橋…右岸路…観流橋…朝霧通…右岸堤防道…>
🚶‍♀️12189歩

☔️:白虹橋6℃

☔️🚙〜マツモトSp〜Frマート〜H六原
☔️🚙↔︎🚉

終日雨模様:雨でもあり天ヶ瀬ダムへ

夜)税務署申告予約Line済

興聖寺琴坂

天ヶ瀬吊橋

天ヶ瀬ダム




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1時間に600個の荷降ろしができる。川崎重工が開発したロボットが凄い!  202203

2022-03-01 04:33:00 | 気になる モノ・コト
1時間に600個の荷降ろしができる。川崎重工が開発したロボットが凄い!
  ニュースイッチ by 日刊工業新聞  220301


 川崎重工業は、人の代わりに荷降ろし(デバンニング)を行う物流分野向けロボット「Vambo(バンボ)」を3月1日に発売すると正式発表した。コンテナ内のさまざまな重量物(ケース)の荷降ろし作業を自動化する。
 一般的なコンテナには1台当たり約1000個のケースが積載されている。バンボでは3次元の人工知能(AI)ビジョンシステムと専用ハンドにより、1時間に最大600個の荷降ろしが可能になる。

 バンボは川重の中型汎用ロボット「RS080N」に無人搬送車(AGV)を組み合わせたパッケージ商品。最大30キログラムのケースを搬送できる。AGVと一体型のため自走が可能。設置工事が不要で、既設の物流センターにも導入が容易だ。

 川重独自の認識アルゴリズムを搭載した3次元ビジョンシステム「K―VStereo」にAI機能を付加したことで、側面からケースの大きさや位置ずれ、傾きを即座に自動認識する。大小多数の寸法の違うケースが混在する場合も対応できる。

 ハンドも独自開発し、ケースの寸法違いなどに対応する。荷降ろし可能なケースの寸法は横250ミリ―650ミリメートル、奥行き280ミリ―600ミリメートル、高さ130ミリ―550ミリメートル。
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🧬極小の「マンション(豪邸)」で迫る生命の起源 進化の出発点が見えてきた?  202203

2022-03-01 04:21:00 | ¿ はて?さて?びっくり!

極小の「マンション(豪邸)」で迫る生命の起源 進化の出発点が見えてきた?
  現代ビジネス より 220301  藤崎 慎吾
【前回】無生命でも増殖する


 私たちの細胞を包んでいる細胞膜は「リン脂質」という分子が2層にぎっしりと並んでできた袋です。もし内部や表面にDNAのような核酸もタンパク質も何もない、ただの膜だったら、水中を漂うシャボン玉のようなものです。
 ところが、ちょっとした化学反応のしかけをほどこすと、それだけでも勝手に複雑な構造になったり、分裂して子供をつくったりします。前回(〈無生命でも増殖する"人工原始細胞"の誕生〉)はそのことについて、詳しくお話ししました。

 最近の研究で、そのリン脂質の膜には、さらに驚くべき性質が秘められているとわかりました。もしかしたら、その性質があったからこそ、生命は誕生したのかもしれません。
 そして研究に使われた手作りの装置は、約40億年前に始まった「化学進化」の舞台を再現している可能性もあります。一方で、その装置は将来、生物に似たロボットやAI(人工知能)をつくるのにも役立てられそうです。

⚫︎生命は海底の温泉地帯で誕生した?
 木枯らしの吹く寒い日は、温泉が恋しくなります。そうでなくても時間とお金さえあれば(そして感染症の流行がなければ)、湯治場を訪ねたくなる人は多いでしょう。それは必ずしも日本人ばかりではないようです。私たちは、どうして温泉が好きなのでしょうか。

 開放的な場所でお湯に浸かれば,それだけで気持ちがいいのは確かです。加えて地の底から運ばれてくる熱や温泉の成分が,元気にしてくれるように感じたりはしないでしょうか。感じるとすれば、それは私たちの細胞に刻まれた約40億年前の記憶によるものかもしれません。

地球上の生命は、どこで誕生したのか? 彗星の上から地の底まで諸説ありますが、有力な候補は温泉です。主な理由としては、まずエネルギー(熱)があります。それが化学反応を進めてくれます。また湧きだしてくるお湯には、有機物の材料となる物質や、生命に必要な金属などが豊富に含まれています。

 ただ温泉で誕生したと考える研究者も、一枚岩とは限りません。しばしば「陸上」派と「海底」派とに分かれます。それは温泉が陸上ばかりでなく、海底にも出ているからです。海底の温泉は「熱水」、噴きだし口は「熱水噴出孔」、あちこちから熱水が噴きだしている場所は「熱水噴出域」と呼ばれます。

 現在の熱水噴出域は、しばしば太陽光も届かない深海に広がり、そこには微生物から大きな魚まで、様々な生物が集まって暮らしています。筆者も一度「しんかい6500」という潜水調査船で海底火山のカルデラに潜り、そこかしこで噴きだす透明な熱水と、その周辺に群がる真っ白なカニや眼のないエビなどを見たことがあります。それ以外の場所は岩ばかりなので、まるでオアシスのように思えました。

 深海の熱水噴出域。煙突のような構造物(チムニー)から出ている、白っぽい煙のようなものが熱水。左側のチムニーには、白いカニがびっしりと群がっている。右上の白線は1メートルの長さを示す photo by East Scotia Ridge - Plos Biol 04.tif: Zoloderivative work: Hogweard, CC BY 2.5, via Wikimedia Commons

「生命は海で誕生した」と聞くことは多いように思います。それは旧ソ連の生化学者アレクサンドル・オパーリン(1894〜1980)の「化学進化説」や、それを実験で補強したアメリカの化学者ハロルド・ユーリー(1893〜1981)とスタンリー・ミラー(1930〜2007)の影響が、いまだに強いためでしょう。

 オパーリンは原始の海が濃密な「スープ」のようなもので、その中に様々な有機物の集合体である小さな液滴「コアセルベート」が生まれ、それが化学的な進化をへて生命に至ったという説を立てました。
 ユーリーとミラーは、1950年代当時の知識で考えられていた「原始大気」を模したガスと水蒸気をフラスコに詰め、そこに雷の代わりである電気火花を散らして、アミノ酸ができることを示しました。これが海に溶けこんでスープ状態になっていたというわけです。

 オパーリンやユーリー=ミラーの説を全くそのまま受け入れている人は、もういないと言っていいでしょう。とはいえ生命が「化学進化」という過程を経て誕生したという考え自体は、今も多くの研究者に受け継がれています。また海全体が濃密なスープだったという説も廃れましたが、特定の場所に生命の材料が豊富だった可能性は多くの人が認めています。
 その1つが熱水噴出域です。そこでは雷(電気)の代わりに、熱が化学反応を進めてくれるというわけです。

⚫︎陸上の温泉のほうが有利かもしれない
 ほとんどの仮説がそうであるように、生命の「熱水噴出域」起源説には、いくつかの弱点があります。そのうちの1つが物質(分子)の濃縮です。
 化学反応は、どこか区切られた場所に、一定以上の分子が集まらないと始まりませんし、その状態がある程度の時間、維持されなければ進みません。ところが海には当然、水があって、そこに含まれている様々な分子は絶えず流れたり、拡散したりしています。ずっと揺すられている桶の水に、色とりどりのビーズが浮かんでいるようなものです。そのままだとビーズが、特定の場所に集まり続けることはありません。

 生命が陸上の温泉で誕生したと考えれば、この「分子濃縮」の問題は解決できます。とくに、いつも湧きでている温泉ではなく「間欠泉」が、よく引き合いに出されます。時々、勢いよく噴きだしては止まり、またしばらくして噴きだすという温泉で、アメリカのイエローストーン公園や、アイスランド、ニュージーランドにあるものが有名です。日本では宮城県鬼首や大分県別府などに、小規模なものがあるようです。

 間欠泉が噴きだして止まると、一時的に水たまり(湯だまり)ができます。その水に有機物の材料となる分子や、化学反応の触媒となる金属分子などが溶けていたとしましょう。
 しばらくすると水は蒸発していき、それらの分子は濃縮されていきます。まさにスープです。最終的には水たまりだった窪みの底に積もっていくでしょう。桶の水が蒸発すれば、浮かんでいたビーズが底に積もって集まるのと同じです。

 アイスランドにある間欠泉。周囲に多くの水たまりがある photo by iStock
そういう状態であれば、化学反応は進みます。完全に干からびてしまえば難しいですが、間欠泉ですから時々、湿り気も与えられます。そのうちに原始的なタンパク質や核酸などが、生まれたかもしれません。さらにいいのは、それが膜に包まれていく可能性もあることです。

 細胞膜は「リン脂質」といってリンを含む脂のような分子でできています。生命が誕生する前にリン脂質はなかったと考えられていますが、それに近い性質をもつ「脂」はあったかもしれません。その分子が、やはり水たまりに混じっていた場合、タンパク質や核酸のような物質を包んで、細胞に似た袋になったかもしれないのです。

 このような話をすると「あれ、本当に生命は海で誕生したのかな」という疑いが芽生えてきませんか? 実際、研究者の中でも最近は陸上派が増えていて、とくにアメリカでは海底派を上まわる勢いのようです。

 生命が海で誕生したのか、陸で誕生したのかについては、分子濃縮の問題以外にも、様々な根拠を挙げての論争がくり広げられています。もし興味があれば、拙著『我々は生命を創れるのか』(講談社ブルーバックス)に詳しく書きましたので、読んでみてください。

⚫︎「ベシクル」が分子を包んで細胞に
 本記事では、いささか分が悪くなってきた海底派にとって、最近、朗報となりうる新発見があったことを紹介します。海の中でも、分子が濃縮される可能性が見えてきたのです。

 その発見をしたのは、前回もご登場いただいた自然科学研究機構 生命創成探究センター 博士研究員の杉山博紀(すぎやま・ひろのり)さんと、東京大学大学院 総合文化研究科 准教授の豊田太郎(とよた・たろう)さんを中心とする研究グループです。お2人とも化学者で、共通する専門分野は「合成生物学」です。

 ここで、ちょっと前回のおさらいをさせてください。細胞膜を構成するリン脂質は水にも脂にも溶ける「両親媒性分子」です。模式図では、たいてい丸い頭に直接2本の足が生えているように描かれます。その丸い頭が水になじみやすい「親水基」、2本の足が水になじみにくい(油になじみやすい)「疎水基」です。

 このリン脂質を、いったん水やエタノールのような溶剤に溶かしてから乾燥させると、容器の底に薄いシートになって積み重なります。ちょうどミルフィーユのような状態です。そこにまた水を垂らすと、積み重なったシート(脂質膜)の間に水が入りこみ、くるっと丸まって袋になります。これを「ベシクル」と呼びます。脂質の頭は水とくっつこうとし、足は離れようとする、その性質で機械的に丸くなるようです。

 蛍光顕微鏡で撮影したリン脂質のベシクル。大小、様々なタイプがあり、中には入れ子状になっているものもある
 同じ現象が、先ほど述べたように間欠泉の水たまりで起きたかもしれません。くるっと袋になる時には、様々な分子が溶けた水を中に包みこんでしまいます。それがタンパク質や核酸のような分子だったとしたら、リン脂質の膜は基本的に細胞膜と同等ですから、わりと細胞に近いものが、できてしまうわけです。

 ベシクルには他にも、いくつかのできかた(つくりかた)があります。これも前回の記事で詳しくお話ししましたが、ある種の両親媒性分子を水に溶かすと「加水分解」という化学反応で、勝手にベシクルができあがっていくという現象を豊田さんは発見しました。
 つまり、いったん乾かさなくても、水中でベシクルができる可能性はあるのです。後でまた触れますので、頭の隅に置いといてください。

 ベシクルの大きさは、100ナノメートル(1ナノメートルは100万分の1ミリメートル)以下のウイルスサイズから、1マイクロメートル(1000分の1ミリメートル)を超える細胞サイズまで様々です。細胞サイズのベシクルは、とくに「ジャイアントベシクル」とも呼ばれます。しかし膜の厚さは、いずれも4〜5ナノメートルで、本物の細胞でも全く同じです。

 膜の断面を見ると、満員電車で押し合いへし合いしている人々のように、リン脂質がぎっしりと縦に並んでいます。しかも、それが2層(2重)になっていて、お互いに足のほうを突き合わせています。これは細胞でもそうですが、ベシクルの外側と内側に水があるので、頭がそちらを向くからです。このためリン脂質の膜は「脂質二重層」とも呼ばれます。
リン脂質の分子が2列にぎっしり並んで細胞膜(脂質二重層)になる

⚫︎脂質二重層はあまり分子を通さない
 杉山さんは、この脂質二重層には「相反しているような働きがある」と言います。
 細胞膜として考えた場合、それは1つの生命と周囲の環境とを分ける壁、あるいは区画となっています。つまりはアイデンティティを規定しているとも言えるでしょう。

 細胞が生きていれば、膜の中には様々な分子が濃縮され、ぎっちりと詰まっています。それが化学反応を起こすことで、代謝などの生命活動が支えられています。単細胞生物の場合、もし膜が破けてしまったら、その中身は周囲に拡散して、もはや生命活動を続けることはできません。つまり死ぬことになります。

 一方で脂質二重層は、壁であるがゆえに透過性が悪くなっています。小さな水分子などは通すのですが、それ以外の分子になると、ほとんど弾いてしまいます。これはこれで困ります。なぜなら化学反応(生命活動)を続けるには、外の環境から分子を取りこみ、反応が終わった分子は排出しつつ、一定の濃度を保たなければならないからです。
 脂質二重層は化学反応の場を提供しつつも、どこかの段階でそれを阻害してしまうことになるわけです。

 この問題を解決するために、実際の細胞膜にはタンパク質でできた一種の出入口が埋めこまれており、特定の分子を内外でやり取りしています。基本的には私たちに食べ物をとる口や、排泄物を出す肛門があるのと同じです。

 他にも細胞膜には様々な働きをするタンパク質が埋めこまれており、それらをひっくるめて「膜タンパク質」と呼んでいます。膜タンパク質は、複数のタンパク質を組み合わせた非常に複雑な「機械」です。これが生命の誕生当時からあったとは、とても考えられません。

 ここで生命は熱水噴出域で誕生したとする海底派の立場に戻ってみましょう。豊田さんの実験が示唆しているように、水中でリン脂質のような両親媒性分子の袋が勝手にできる可能性も、なくはありません。実際にできたとして、その中にまずは分子を濃縮できれば、陸上派に対する弱みの1つはなくせます。しかし透過性と分子を溜めこむ仕組みの問題が、そこに立ちはだかっています。

⚫︎マイクロサイズの「高級住宅街」を開発
 ジャイアントベシクルを研究対象にしていた杉山さんらが、その問題を解決する新発見をしたのは、実は狙ったわけではなく、いくつかの偶然が重なったためでした。まずは研究の道具としてつくった、ある装置の存在があります。

 ジャイアントベシクルのような細胞サイズのものを、顕微鏡の下で観察し続けるのは、けっこう大変です。生きていなくても、ふわふわ動きまわるし、写真や映像を撮るにも、なかなかフォーカスを合せられなかったりします。何時間も追いかけたのに、結局、面白い結果が得られないことも、しばしばあります。

 また単に観察しているだけではなく、溶液に外から色々な物質を加えて、ベシクルの挙動を見るということもよく行われます。この時、人の手で加えていると、その量などが本当に毎回、正しいのかという不安が生じてしまいます。

 こうした問題を解決するために、杉山さんは数十個のジャイアントベシクルをいっぺんに、しかも自動的に撮影し、画像解析までやってくれる装置を開発しました。溶液に物質を加える(流す)作業も、ポンプで自動的に行えるようになっています。さらに画像解析と連動して、どんな時にどんな物質を加えるのかも設定できます。

 個々のベシクルには「ネスト(巣)」と呼ばれる、直径でベシクル自体の10倍くらい広い部屋が用意されています。まるで高級住宅街のようなので「MANSIONs(マンションズ)」という名前がつけられました。この場合の「マンション」は集合住宅ではなく、英語本来の「大邸宅」「豪邸」という意味です。とはいえ数十個のネストが並んでいる領域の大きさは、数ミリ程度です。

 顕微鏡やポンプ、マイクロ流体デバイスなど、様々な装置を組み合わせた「MANSIONs」と、それを開発した杉山さん。

 このような自動化を含む計測装置の開発は、杉山さんが学部4年生のころから細々と進めていました。一方で博士課程では、それ以上に優先して取り組もうとしていた別の研究課題もありました。ところが修士論文を出したころに自宅の階段から転げ落ち、左腕を骨折する大怪我をしてしまいました。こうなると満足に実験などはできません。やむなく、MANSIONsを組み上げる作業に専念したという経緯があります。

 そして完成後、実際にジャイアントベシクルをネストに入れ、溶液に色々な物質を流し入れながら装置のテストをしていたところ、奇妙な現象に出くわしたのです。

⚫︎光るはずのないベシクルが光った
 MANSIONsでは、溶液が常に流れている状態にできます。個々のネストにも溶液が入って出ていく流路があり、その中にあるベシクルは、ずっと流された物質にさらされた状態になります。そこで後から流し入れた物質がベシクルの周囲にちゃんと届くかを確かめるため、杉山さんはウラニンという緑色に光る蛍光分子を流してみました。すると、まずベシクルが明るい緑色になり、それからネストの中がぼんやり緑色に染まっていきました。これは、ありえないことでした。

 なぜならベシクルの脂質二重層は透過性が低いので、ウラニンの分子は、ほとんど入っていかないと考えていたからです。となれば、むしろベシクル内部は暗いまま、その周囲だけが緑色に光るはずでした。もし分子が入れたとしても、全体が同じ明るさの緑色になるだけだったでしょう。ところが実際は、ベシクルのほうがネストの他の場所より明るくなってしまったのです。

 これはウラニンだけの話ではなく「ATP(アデノシン三リン酸)」という生物がエネルギー源としている物質に、蛍光分子をつけたものなどを流しても、同様な結果が得られました。

 (MANSIONsのネストにジャイアントベシクルを入れた後、ウラニンを流し入れている時の顕微鏡写真。溶液は全体的に左から右へ流れており、ベシクルは右の壁に押しつけられている。ネストの何もない領域や流路の緑は暗いが、ジャイアントベシクルは明るい緑色に光っている。これはベシクル内の分子濃度のほうが、周囲より高くなっていることを示す。なおベシクルの入っていない空っぽのネストもある。右下の白い線の長さは、100マイクロメートル)

 上図の結果が得られるまでの過程を示す顕微鏡映像(240倍速)。ジャイアントベシクルは、最初は赤い色に染まっている。そこにウラニンを流すと、まずベシクルが緑色に光って、その後、周囲がだんだん緑色に染まってくる(https://youtu.be/mCj8Ij_GWpk)  movie by Hironori Sugiyama

 実験に何か不備があると思った杉山さんは、当時、指導教員だった豊田さんに「どうしたら、こんな変な見えかたになってしまうと思いますか」と相談したそうです。
 ところが骨折のリハビリも兼ねて、あれこれと原因を究明しているうちに、どうやら分子が実際にベシクルに入って濃縮されているらしい、とわかってきました。つまりMANSIONsのような環境があれば、出入口になるタンパク質のない単なる膜でも、内部に分子を取りこんで溜めることができるらしいのです。

 そのメカニズムは、まだ完全にはわかっていません。杉山さんは今のところ、流れがあることと、それによってベシクルがネストの壁に押しつけられること、そして脂質二重層にあるリン脂質と濃縮される分子の両方が負の電荷を帯びていること、これらの3つが重要ではないかと考えています。

 非常にざっくり説明すると、まずベシクルが壁で動けなくなっている間に、脂質二重層に並んでいたリン脂質の一部が、流れによってポロポロ抜け落ちていきます。すると膜が少しスカスカになって、分子が入りこみやすくなります。これだけなら逃げていきやすくもなっているはずですが、ここで電荷がきいてきます。

 いったんベシクルの中に入ってしまうと、膜も分子もマイナスですから、お互いに反発し合って動けなくなってしまうわけです。脂質二重層の内側の層は、外側の層より抜け落ちるリン脂質分子が少なくて、多少、密度が高い可能性もあります。
 ただ、これまでの実験で分子濃縮に成功したのは、負電荷のリン脂質を含むベシクルの溶液に、負電荷の分子を流した時だけでした。中性や正電荷ではだめなのです。

 予想される分子濃縮のメカニズム。ネストに流れがない時、蛍光分子はほとんどベシクル内に入っていかない。しかし流れがあるとリン脂質がポロポロ抜け落ちて、蛍光分子が入っていきやすくなる。一方で中に入った蛍光分子は、内側の膜にある負電荷のリン脂質に反発されて外へ逃げにくくなり、だんだんとベシクル内に溜まっていく figure by Hironori Sugiyama

⚫︎分子濃縮は「膜だからできる」
 さてMANSIONsのような状況が、熱水噴出域にはあるでしょうか? 実は、ありうるのです。熱水噴出孔には、鉱物などが沈殿した「チムニー」と呼ばれる煙突状の構造物が、しばしば見られます。このチムニーには無数の細かい穴が空いています。中に水やお湯が通っている場合もあるでしょう。もし、そうした穴にベシクルのような袋があったら、中に有機物の材料となりうる分子が濃縮されるかもしれません。

 そして、ここが面白いところですが、私たちの細胞膜には必ず負電荷をもつリン脂質が含まれています(電気的に中性なリン脂質も入っています)。一方、生命にとって重要な物質、例えば先ほどのATPや、DNA(デオキシリボ核酸)、RNA(リボ核酸)、そしてタンパク質を構成するアミノ酸の多くが負電荷を持っているのです。何だか40億年前の秘密に、ちょっと触れたような気がしませんか?

 東太平洋の水深2597メートルから採取された熱水噴出孔のチムニー(スライスした断面)。長さ約9センチメートル。大小、無数の穴が見られる。左上の縁にあるキラキラしたものは、主に黄銅鉱 photo by James St. John, CC BY 2.0, via Wikimedia Commons
「膜タンパク質も何もなくても分子濃縮ができるという状況があると、『膜でもできる』というよりは『膜だからできる』みたいな、何か膜が積極的な意味を持ちうるというインパクトがあります」と杉山さんは言います。たかが膜、されど膜ということでしょうか。リン脂質も、DNAやRNA、タンパク質並みに、もっと注目されていい存在なのかもしれません。

 杉山さんは現在、別の研究課題に軸足を移していますが、MANSIONsは今も改良が進められています。次の使命は、ある意味で次の進化を引き起こすことです。

 前回も触れましたが、豊田さんも参加している「科研費学術変革領域研究(A)分子サイバネティクス」というプロジェクトでは、化学的なAIを開発しようとしています。情報を受取る「センサー」と、それを処理する「プロセッサー」、その処理結果をもとに変形する「アクチュエーター」という、3種類のユニットを組み合わせて、脳のような構造をつくるのです。

 これらのユニットは、いずれもDNAやタンパク質などを材料に構成され、それぞれがジャイアントベシクルで覆われます。そして電気ではなく、私たちの体にもあるATPで動かされるのです。そうした分子を供給する装置に、次世代のMANSIONsが使われるかもしれません。果たして人工の「熱水噴出孔」は、生物のようなAI誕生の母体となるでしょうか? 期待しましょう。

第9回は3月30日公開予定です

 このコンテンツは、科研費学術変革領域研究(A) 分子サイバネティクス(https://molcyber.org)の支援を受け、ジャーナリストが研究者に長期取材する「ジャーナリスト・イン・レジデンス(JIR)」の一環として制作されたものです
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⚠️ 「これから日本の銀行はどんどん消える」ネット専業の住信SBIが上場することの重大な意味 202203

2022-03-01 04:07:00 | 気になる モノ・コト

「これから日本の銀行はどんどん消える」ネット専業の住信SBIが上場することの重大な意味
  プレジデント onlain より 220301 真壁 昭夫


⚫︎この変化はもう元に戻ることはない
 3月24日にネット専業の住信SBIネット銀行(以下、住信SBI)が東京証券取引所の第1部に上場する予定だ。住信SBIは上場によって獲得した資金を“BaaS(バンキング・アズ・ア・サービス)”事業の強化に用いる。重要なのは、BaaSがこれまでの銀行の業態や姿を変える可能性が高いことだ。

 これまで、多くの銀行が駅前の一等地などに店舗を構え、預金をはじめとする多種多様な金融サービスを提供してきた。それに対して、BaaSでは銀行の機能がスマホのアプリにあらかじめ埋め込まれる。BaaSによって、これから銀行の概念は大きく変化することだろう。おそらく、その変化はもう元に戻ることはない。BaaSがわが国銀行業界に与えるインパクトはとてつもなく大きい。

 今後、世界的に銀行の存在意義が急速に縮小するだろう。世界全体でBaaSをはじめ金融ビジネスのデジタル化は加速する可能性が高い。国内各行がどのようにして生き残りを目指すか、経営陣の覚悟が問われる。

⚫︎支店網やATMが不要…BaaSとは何か
 住信SBIはデジタル(ネット)バンク事業とBaaS事業を運営している。BaaSとは預金や決済、貸し出し、クレジットカードなどの金融サービスを提供するプラットフォームのことをいう。BaaS企業と提携する企業は、課題解決のために必要な金融サービスを利用し、自社のサービスと組み合わせて最終顧客に提供する。BaaS運営企業と提携先の企業はオープンな“アプリケーション・プログラミング・インターフェイス(Application Programming Interface、API)”によってつながる。

 オープンAPIとは、アプリの機能やデータを、別のアプリから呼び出して利用するシステムを指す。提携先の企業はオープンAPIを経由して必要な銀行サービスをBaaS企業から継続的に購入する。BaaSによって支店網やATMがなくても銀行サービスの提供が可能になる。BaaSの仕組みは、“B2B2C(企業と消費者の間にもう一つ別の企業が入ってサービスなどを仲介する形態)”と表されることもある。

⚫︎手数料を払って外貨を買う必要もない
 具体例として、住信SBIが日本航空と運営する“JAL NEOBANK”を取り上げよう。JALは、銀行代理業のライセンスを取得したうえで住信SBIがプラットフォーム上で提供する銀行機能を利用する。その一つに、日本円や米ドルなど15の通貨を対象とする“JAL Global WALLET”への無料チャージサービスがある。アプリを使うことによって、利用者はいつでも、どこでもチャージが可能だ。その上で、決済通貨を選択して代金を支払う。

 従来と異なり、自分の銀行口座から円の預金をおろし、両替所で手数料を支払って外貨を購入する必要はない。ためたマイルをポイントに交換し支払いに使うこともできる。

 BaaSの利用によって物理的にも心理的にも銀行のサービスがシームレス、かつ身近になる。それによってJALはエアライン利用客の満足度を高めることができる。プラットフォーマーである住信SBIはオープンAPIを経由して利用者のデータを獲得し分析することによって、人気の高いサービスの強化などに効率的に取り組むことができる。理論的に、BaaSはプラットフォーマー、提携先の企業、最終顧客のウィン・ウィン・ウィンの関係を実現する力を持つ。

⚫︎支店、ATM、手数料…銀行の役目が消えていく
 BaaSは、銀行の姿を変える。最大の違いが、目に見えるか、見えないかだ。これまでわが国の銀行は目に見える存在だった。各行の行員は社章バッジを胸につけ、サービスはそのブランド名で提供されている。大手行をはじめ多くの銀行が支店を設け、行員は近隣地域を自転車で駆け回り個人などから預金を集める。調達した資金を銀行は資金が不足する企業などに融資し、利息収入を得る。そのために銀行は企業の信用力などを評価する専門の人材を育成してきた。

 また、銀行は振替決済や海外送金のサービスを提供することによって手数料を得る。事業規模を拡大するために各行は店舗、現金保管のための金庫や輸送網、ATMの設置台数を増やしてきた。口座の資金残高や事務処理などを行うための巨大なITサーバーの構築も進んだ。
 銀行が安定して事業を運営する体制を維持することは、社会心理に大きく影響する。そのため、銀行は規制で保護されてきた。そうした要素は銀行業界への新規参入を阻む障壁だった。

⚫︎融資や個人の格付けもスマホで完結する中国
 しかし、BaaSはそうした銀行の業態や常識、概念を崩している。BaaSは黒子として銀行の機能を提供し、基本的には目に見えない。顧客は提携先企業、あるいは合弁企業のブランドとして銀行サービスを利用する。
 サービスはデジタル空間で完結する。物理的な銀行の店舗や装置がなくても、より効率的にサービスを利用できる時代が到来している。信用審査も人工知能を用いてビッグデータを分析することによって行われるケースが増えている。

 海外ではわが国と比べものにならないほどにBaaSが社会に浸透している。中国ではアリババやテンセントがスマホのアプリにSNSや電子商取引(EC)に加えて、資金の決済や運用、個人の信用力評価(格付け)、融資などを行う生活に不可欠なアプリを提供している。

 2018年の世界銀行の報告によると世界で銀行口座を持たない成人の数は約17億人だ。
そのうち3分の2の人がSNSなどにアクセスできるスマートフォンなどのデバイスを使っている。
 物理的な銀行がなくてもそのサービスを利用できる環境が増えている。住信SBIのBaaS事業の強化は、わが国の銀行の概念、姿かたちを激変させる一つのきっかけだ。

⚫︎「銀行がなくなる日」が本当に到来しつつある
 今後、わが国では銀行から非銀行へとその役割が加速度的に溶け出していく。店舗やATM網を必要としないBaaSのコスト構造は既存の銀行と大きく異なる。その分、BaaS企業はソフトウェア開発や信頼性の高いシステム構築に経営資源を配分できる。

 それに加えて、オープンAPIを経由してBaaSプラットフォーマーと提携先の企業が協働することによって、新しい金融サービスや商品などが生み出される可能性も高まる。BaaSは経済運営の効率性向上に貢献するだろう。少子化、高齢化、人口減少によって銀行は地方の支店を閉鎖している。

 その一方で、BaaSではスマホを通して銀行が最終顧客の所にやってくる。店舗が閉鎖された地域に住む人々にとってBaaSの存在意義は増すだろう。わが国におけるBaaSの成長期待は高い。2018年に施行された改正銀行法が銀行にオープンAPI導入に関する努力義務を課したのはその裏返しと言える。

 大手行を中心にわが国の銀行の存在意義は急速に縮小するだろう。銀行がなくなる日が本当に到来しつつある。
 各行は、生き残りをかけてとにかく新しい、柔軟な発想を増やし、実現しようとしなければならない。従来の企業同士のつながりを超えた地方銀行の経営統合や大手金融グループとの資本業務提携は急速に増えるだろう。過剰になった人員、店舗、システムなどのリストラも加速する。

⚫︎旧態依然の銀行業界が変わり始めている
 大手行の一部ではフィンテック企業や非金融分野の企業との連携を強化してBaaS事業の成長加速を急ぐケースが出始めた。これまで自社ブランドで銀行サービスを一手に提供していた銀行にとって、それはかなり覚悟のいる決断だ。相対的に経営体力が劣る銀行の中には、BaaSを提供するIT先端企業と提携して自ら姿を変えようとするところも出てくるだろう。

 ただし、わが国の銀行業界全体で考えると、自己変革を積極的に進めようとする銀行が多いとは言いづらい。依然として、過去の経営風土を引きずり、信頼できるシステム構築がままならないケースもある。
 経営陣がBaaSをはじめデジタル技術を用いた新しいサービス創出に本気で取り組むことができるか否かによって、中長期に見た国内各行の事業運営体制にはかなり大きな影響があるだろう。

真壁 昭夫(まかべ・あきお) 法政大学大学院 教授 1953年神奈川県生まれ。
 一橋大学商学部卒業後、第一勧業銀行(現みずほ銀行)入行。ロンドン大学経営学部大学院卒業後、メリル・リンチ社ニューヨーク本社出向。みずほ総研主席研究員、信州大学経済学部教授などを経て、2017年4月から現職。
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世界の免疫強化スーパーフード、味噌+10選 202203

2022-03-01 04:02:00 | 健康関連

世界の免疫強化スーパーフード、味噌+10選
  NewsWeek より 220301


◆日本再発見  
 味噌は腸内環境を整え、不安や鬱の症状も軽減するとされる 
「汝(なんじ)の食事を薬にし、汝の薬を食事にせよ」と古代ギリシャの医学者ヒポクラテスは言った。
 本来は「薬」だった食品やハーブは、現代でも免疫アップ効果が期待できるとの研究結果もある。
 今や日本を飛び越え、世界で健康食として認知されているのが味噌。ここでは世界各地から、味噌に加え、ターメリックやダークチョコレートなど、お墨付きのスーパーフードを合計11種紹介する。


01. 味噌  日本
 日本人にはおなじみの発酵食品。定番は味噌汁だが、ソースやサラダのドレッシング、豆腐や野菜の料理に加えてもいい。味噌にもヨーグルトと同じように、腸内環境を改善する「善玉菌」のプロバイオティクスが含まれている。プロバイオティクスは不安や鬱の症状を軽減するなど、メンタルヘルス向上にも役立つと考えられている。

02. パパイヤ  メキシコ
 消化促進、抗炎症効果、強い抗酸化作用がある。特に発酵パパイヤ粉末は高齢者の甲状腺機能低下症や肝臓病の患者の酸化ストレスを軽減。パパイヤのエキスで癌と関連付けられるバイオマーカー(生理学的指標)が低下するとの研究結果も。

03. オレンジ  米フロリダ
 免疫を強化するビタミンCが豊富で、体内でのコラーゲンの合成も助ける。コラーゲンは肌にハリと弾力を与え、髪や爪を強くするほか、消化を助け、運動後の関節の痛みを改善するとの研究結果もある。オレンジはまさに「天然のボトックス」かも?

04. ブルーベリー  カナダ
 ブルーベリーといえば「抗酸化」。ブルーベリーを食べれば、DNAのダメージ修復に効果があり、その結果、癌予防効果も期待できる。悪玉コレステロールを減らし、認知機能向上にも役立つという。サプリメントは子供の行動・思考・感情をコントロールする能力を助け、高齢者の協調運動(無意識に複数の部位や筋肉を動かして体の動きをうまくコントロールすること)を改善するとの研究結果も。

05. ダーククチョコレート  パナマ
 カカオ豆に含まれるフラバノールは心臓疾患の予防にいいとされ、糖尿病のリスクを減らす可能性もある。また、ある研究によれば、伝統的なカカオ飲料を1日約5杯飲むパナマの先住民クナの人々は高血圧とは無縁だという。同様の効果を期待するなら、特にダークチョコレートがおすすめ。ミルクチョコレートの数倍のフラバノールが含まれている。

06. マッシュルーム  フランス
 不足しがちなビタミンDを多く含んでいる貴重な食品で、骨を丈夫に保つのに役立つ。慢性病の予防効果が期待できるカリウムや化合物も豊富だ。ある研究によれば、インスリンが分泌されにくくなり血糖コントロールがうまくいかない2型糖尿病を改善する可能性もあるという。

07. ザクロ   エジプト
 実の中にピンク味を帯びた赤い種子がぎっしり詰まっていることから多産や豊穣などのシンボルとされるザクロ。古来、抗菌作用があることでも知られ、古代エジプトではさまざまな感染症や腸内寄生虫の治療に使われた。現代の研究からは、果汁に抗ウイルス効果が期待できる。

08. ハイビスカス  南アフリカ
 薬としての歴史は古く、「がく」の部分は数世紀にわたって高血圧の治療から肝臓の強化まで幅広く用いられてきた。種類も多く(数百とも数千とも)、ハーブとして使われるのはローゼル種。ハーブティーにして飲んだり、ジャムにしたり、乾燥させたものをマフィンやパンの生地に練り込んだりする。

09. アーモンド   イラン
 イラン原産でナッツ類の中でもダントツのスーパーフード。タンパク質と食物繊維の優れた補給源であるのに加え、細胞をダメージから守る抗酸化物質であるビタミンEも豊富に含まれている。免疫システムを強化することも分かっている。インフルエンザなどの病気から身を守る、頼もしい味方だ。

10. ターメリック  インド
 鮮やかなオレンジ色のスパイスは何千年もの間、香り付けにも薬用としても使われてきた。主成分であるクルクミンは強力な抗酸化作用と抗炎症作用がある。ある研究では、潰瘍性大腸炎の患者に従来の治療薬に加えてターメリックを投与すれば、再発防止に有効である可能性が示唆された。記憶力向上に効果が期待できるとの研究結果もある。

11. サムファイア  オーストラリア
 オーストラリア南部沿岸地域で見られる塩生植物で、塩分と水分を多く含む。ビタミンA、B、Cの宝庫で、規則正しい睡眠、組織の修復促進、体のデトックス(解毒)を助けると考えられている。そのままサラダにしてもいいし、アスパラガスのようにオリーブオイルやバターで炒めてもいい。

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