長年やってきた建築にかかわる思いでには面白いことやヒヤーとしたことなど
色々あります。
独立して建築事務所を開いたときは、数年して同級生や建築事務所の仲間から
土木の設計をやっているのか?と言われました。
それは開いた当初「日本上下コンサルタント」という、日本の下水関係の3大コンサルタントと言われる会社の下請けを専門にはじめたものですから。
当時の日本は下水に関して大変遅れていたので、国を挙げての下水事業が始まっていて、下水道センターが開設されて次々と大型の事業が始まりました。
そのために、上水や、下水に関しての仕事は切れることがなかった。
まして大手で日本の3大コンサルタントとしての一躍を担っている会社の下請け(のちに協力事務所として事業団に登録)でしたので・・・
その大阪支店と、九州支店の仕事を下請けのAクラスとしてさせてもらっていましたので、大きな処理場のお手伝いを33年にわたり設計させてもらっていました。
そんな関係で金沢から沖縄まで60か所以上は関係しました、
歳をとり時間ができたら設計したところの建物を見て回りたいと思っていたのですが、実現しません。
思い出として報告したい一番は、金沢の鶴来というところに建設された所の
処理施設、10億規模のものが3か所に分けて工事、その現場説明には、30社
から約100人という人が金沢大学の講堂に集まったすごいものでした。
この時に経験したのは建築に関係ないことで、この地ならではの出来事、それは「雪カミナリ」というものです現場説明に行き泊った夜に冬の夜のカミナリを体験しました、その時に明日は大雪だよと地元の人に教えられたが、翌朝
起きるとその通りの町全面の雪化粧でした。