日中はとても釣りは暑くてできないので、どうしても夜釣りになるのですが、早朝に終わり、
道具はそのままにおいてまた今晩に来る予定。
ロッジに帰りシャワーを浴びて今夜のために昼寝をすることにした、一眠りして夕食に、
ザルウドンが出てきて全員大喜びここ日本を遠く離れたテニアン島でお握りやザルウドンが出るとは
思いもよらなかった。
2日3日になると疲れが出てきて、榎氏は今日は一服というのを無理に車に乗せて出発、夕方と言っても
まだ陽は高い、磯際に立つと昼間の熱気がまだ残っているために大変暑い、ただ日本と違って
湿度は低いのだが、暑さが違う、足場の悪い岩肌(サンゴ岩)をそれぞれが昨夜と同じぽいんとにて
それぞれが釣り開始。
(岩肌のサンゴ岩)車を降りて道具を5,6分担いでいくのが大変
突然沖合で大きな魚がジヤンプ!花田氏と流していたロープ仕掛けに魚が食いついた様子
「ヤッター」と大声で叫んでロープを手繰り始めた、ガイドの萩島氏が「バラクーダー」かもと
以外にすんなりと寄ってきてフロートが見えてきた、その後ろに白い大きな魚体が見えてきた
1,5mはありそうである、ハリはがっちりと食い込んでいるようだが、なんせ足場が悪い、海面までは
10mはある、この仕掛けでは引き上げるのは心もとないのでガイドの萩島氏と簗瀬氏がギヤフをもって
断崖を降りていき、口にかけてOKの合図とともにロープを引き上げた、どうやら記録物の様である。
(断崖)下方に簗瀬氏が
(バラクーダー)
幸先の良い第1号である、水平線の彼方に陽は落ちていき見る見るうちに満点の星空が、日本では見ることが
できない夜空である、この美しい夜空が少し陰ってきたかと思うと、突然南方独特のスコールが襲ってくる
そして一瞬にまた星空がその繰り返しが来る、そのためにびしょ濡れになるが、すぐに乾くためにそのままで
釣りを続けてる、その服の乾く間にコーヒータイムをとっていたら、突然闇の中から花田氏の呼ぶ声に、
振り向くと片手で竿に手を掛けている、先ほど渡したコーヒーカップを持ちながら・・・なんとかカップを置き
態勢を立て直したが、手に負えない様子、一人が肩を入れて引き抜きにかかる、暴れている魚が一段と重くなったと
思ったら、1,2から2,0mほどのサメがウヨウヨしている、そして引き上げた、ワイヤーの先には食いちぎられて頭だけの
イソマグロが下半身の赤身をピリピリとさせながらぶら下がっていた。想定1,5mほどのイソマグロであった、
(イソマグロの頭)
残念なことでしたが、みんなが今回は十分に楽しめたから、まだ時間はあるがまた次回にという事で、弓削氏の
「テニアン、フレミング磯、万歳」の声をあとに、タンガレタンガレの密林をトラックの荷台に揺られながら全員
意気揚々と引き上げた。
そして翌日ロッジの出氏に、釣り仲間としての良き世話をしてくれた萩島氏、空港のマカラナス女史、地元のよき
青年たちに見送られてサイパン、グアム経由で大阪に帰ってきた。
グアムホテルでの食事(日本の車屋というステーキハウス)
(サイパンでのステーキの肉には硬くて大きくて参った)
後記
このサイパン、テニアンへの北摂FCからの釣りは簗瀬氏がなくなられてからはいかなくなった。
その後花田氏も榎氏も亡くなられた、ご冥福を祈ります。
釣れたサメの歯