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映画『東京家族』について

個人的メモ(173)

2023年11月17日 | 映画『東京家族』
 『こんにちは、母さん』⑭




 原作戯曲読了。上演されたのは、2001年3月12日〜31日、新国立劇場。
 

 映画化にあたり、大きく変更された点。




①荻生直文は大学教授を辞めて、牧師になったこと。

“人間性を試される局面は、僕にも何度か巡ってきた。戦争中に、戦後の混乱期に、六〇年安保のときに、七〇年安保のときに。僕はすべてをうまくやった。その時々に、どう動けば得かを考えた。自分にも気づかれないように、まるで、それが自分の意思であるかのように、自分に思い込ませることさえできた。そういうことを繰り返すうち、本当の意思のありかが見えなくなった……”





②「ひなげしの会」は原作では、外国人留学生の下宿先の紹介やトラブルの仲立ち等の活動をしており、李燕(りー・いぇん)という中国人留学生が全編に渡って登場する。その祖父と、福江の夫(昭夫の父)の「八路軍」をめぐる記憶もある。








③イノさんの言問橋の記憶は、福江のものだった。













④ 




から、









になる。











 なお、神崎昭夫は原作を読んでもどうしても、大泉洋さんが立ち現れる(笑)。そして、同じく原作の、ちょっと気弱な荻生直文は、草刈正雄を思い浮かべた。
















































 私は映画を観る前には予告篇以外の情報は極力入れないようにしているが、観終わった後に、「制作発表会見」等を見ると、とてもおもしろい。
















 
















































 

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