ドラマでは、越山高校は甲子園まであと2勝というところまで来ました。
では、現実にミラクルを起こして甲子園出場を果たした白山高校は2018年の夏をどう戦ったのか? 記録を追ってみます。
原作の菊池高弘さくの作品はドキュメンタリーです。ドラマは原作を原案にしたフィクションです。そこは切り分けてみた方がよさそうです。
2007年~2016年の間、夏の県大会10年連続初戦負けだった三重県立白山高校が2018年の記念大会で「日本一の下剋上」を果たした軌跡です。
2017年に10年ぶりに夏の初戦を突破した白山は、新チーム結成後の秋の県大会でベスト8、翌春の県大会でも8強に進出します。春の県大会準々決勝で敗れた菰野には後にプロ入りする田中や岡林がいました。この菰野との対戦が一つの伏線になります。
迎えた2018年夏の三重県大会、白山は快進撃を続けます。その裏にはその年の選抜でベスト4に入った三重高校が夏の初戦で敗れるという波乱があり、このミラクルには不可欠な要素となります。
7/14(土)
▽1回戦
白山 10-3 四日市南
7/17(火)
▽2回戦
白山 11-3 上野
7/21(土)
▽3回戦
白 山 000 000 031│4
菰 野 000 100 020│3
岡林から田中へと後にプロ入りする2人の継投を打ち崩した白山は、8回裏に追い付かれるものの9回表にホームランで勝ち越して接戦を制し8強に進出しました。
7/22(日)
▽準々決勝
白 山 040 000 000│4
暁 001 000 011│3
2回に4点を先取した白山は、山本が我慢の投球で暁を終盤の追い上げを1点差で退けてベスト4に進出します。
ドラマは今、この段階です。
そして、準決勝で対戦するのが賀門監督率いる星葉高校ではなくて、古豪の海星です。実際にもこの準決勝が大きな関門になります。
7/24(火)
▽準決勝
白 山 000 300 210│6
海 星 000 001 022│5
8回表を終わって「6-1」とリードを奪った時点で決勝が頭をよぎったのかどうか? それは分かりませんが、海星の猛追を受けた白山はやはり、1点差で辛勝します。この戦いがドラマでも一番の見どころになりそうです。どんな内容になるかは、次回に期待したいところです。
そして、あと1勝となった翌日の決勝の相手は松阪商でした。
7/25(水)
▽決勝
白 山 200 060 000│8
松阪商 000 002 000│2
勢いに勝る白山は決勝では松阪商を圧倒します。
日本一の下剋上はここで完結するのか? その先があるのか?
現実の白山高校は甲子園の初戦で愛工大名電と対戦し「0-10」と大敗します。
この話に続編が追加されるかどうかは、未来に期待するとしましょう。
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