男子の高校駅伝の結果です。男子の岡山県代表は倉敷、45年連続45回目の全国舞台となります。出場回数では倉敷を上回る常連校は数多くいますが、45年連続で全国に出て来た学校はありません。県大会でブレーキや故障なく45年間勝ち続けることの難しさを考えたら、途轍もない記録と言えます。何しろ初回に出場した時の校名が岡山日大だったのですから、歴史の重みを感じます。
過去、2度の全国制覇も果たした倉敷、下馬評を覆す3度目の日本一を目指します。
女子を長野東が制したこともあって、佐久長聖とのアベック優勝を期待する声が俄然高まる中での男子のスタートになりました。
男子は女子の倍の42.195km、7区間で競われます。
出典:https://www.jaaf.or.jp/competition/detail/1681/
総合順位を確認します。
【第73回全国高校男子駅伝】
①倉敷 (岡山) 2:01:10 大会新
②佐久長聖 (長野) 2:01:57
③八千代松陰 (千葉) 2:02:18
④埼玉栄 (埼玉) 2:03:35
⑤仙台育英 (宮城) 2:03:51
⑥西脇工 (兵庫) 2:04:16
⑦洛南 (京都) 2:04:37
⑧学法石川 (福島) 2:04:46
⑨大分東明 (大分) 2:05:57
⑩東農大二 (群馬) 2:05:59
⑪智辯カレッジ (奈良) 2:06:06
⑫西京 (山口) 2:06:13
⑬滋賀学園 (滋賀) 2:06:21
⑭世羅 (広島) 2:06:24
⑮小林 (宮崎) 2:06:29
⑯橘 (神奈川) 2:06:30
⑰鳥栖工 (佐賀) 2:06:32
⑱城西大城西 (東京) 2:06:34
⑲福岡第一 (福岡) 2:06:39
⑳佐野日大 (栃木) 2:06:40
㉑札幌山の手 (北海道) 2:07:08
㉒藤枝明誠 (静岡) 2:07:09
㉓秋田工 (秋田) 2:07:23
㉔山梨学院 (山梨) 2:07:27
㉕清風 (大阪) 2:07:36
㉖伊賀白鳳 (三重) 2:07:47
㉗水城 (茨城) 2:08:06
㉘青森山田 (青森) 2:08:10
㉙熊本工 (熊本) 2:08:26
㉚遊学館 (石川) 2:08:43
㉛一関学院 (岩手) 2:09:16
㉜出水中央 (鹿児島) 2:09:19
㉝高岡向陵 (富山) 2:09:27
㉞八頭 (鳥取) 2:09:55
㉟大垣日大 (岐阜) 2:10:04
㊱今治北 (愛媛) 2:10:16
㊲敦賀気比 (福井) 2:10:21
㊳つるぎ (徳島) 2:10:45
㊴東海大山形 (山形) 2:10:46
㊵平田 (島根) 2:11:18
㊶名経大高蔵 (愛知) 2:11:55
㊷小豆島中央 (香川) 2:11:57
㊸北山 (沖縄) 2:12:20
㊹瓊浦 (長崎) 2:12:33
㊺高知農 (高知) 2:12:39
㊻智辯和歌山 (和歌山) 2:12:41
㊼十日町 (新潟) 2:12:49
大会新記録の2時間1分10秒で倉敷が4年ぶり3度目の日本一に立ちました。
3区のサムエルがトップに立つと、4区以降は一度もトップを譲ることなく完勝のレースでした。全員が力を結集して勝ち取った優勝です。
区間賞です。
【男子区間賞】
◇1区(10.0km)
長嶋幸宝(西脇工) 29:11
◇2区(3.0km)
服部哩旺(小林) 8:07
◇3区(8.1075km)
サムエル・キバティ(倉敷) 22:30 区間新
◇4区(8.0875km)
桑田駿介(倉敷) 22:48
◇5区(3.0km)
松井海斗(埼玉栄) 8:39
◇6区(5.0km)
高橋康之(学法石川) 14:37
◇7区(5.0km)
田中愛睦(八千代松陰) 14:13
そして、倉敷の各区間成績です。(丸数字は区間順位)
【倉敷 各区間記録】
◇1区(10.0km)
南坂柚太(3年) 29:34⑤
◇2区(3.0km)
植月俊太(3年) 8:10③
◇3区(8.1075km)
サムエル・キバティ(2年) 22:30①
◇4区(8.0875km)
桑田駿介(2年) 22:48①
◇5区(3.0km)
田坂愛翔(3年) 8:50③
◇6区(5.0km)
菱田紘翔(3年) 14:50⑤
◇7区(5.0km)
檜垣 蒼(2年) 14:28②
全員が区間5位以内という会心のレース展開で圧勝しました。サムエルの力は確かに大きかったのですが、他の選手も調子がよく、特に3区以降の各選手は佐久長聖を区間で上回っており、追い上げを許しませんでした。
「県内出身者と広島県東部・兵庫県西部の出身者でチームを作る」というのが基本の倉敷ですが、今では全国から選手が自主的に集まるようになったようでどんどん強くなっています。
これからも期待できそうですね。
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