さあ、どうする! 安倍首相はいまや「四面楚歌」である

2007年01月17日 13時01分33秒 | 政治
◆安倍首相は1月17日の自民党大会で挨拶し、春の統一地方選挙、7月の参議院議員選挙を控えて、「正攻法により目指すべき方向で実績を上げていけば必ず勝利する」と決意を示した。だが、安倍政権に対する国民支持率が低下のスピードを上げているなかで、自民党内ですでに「ポスト安倍」に向けて各派が蠢き始めており、「四面楚歌」の大ピンチで、このままでは、「10か月政権」に終わってしまう公算が大である。
◆安倍首相の敵は、以下の通りである。
①共産党・・・閣僚や党幹部らの政治資金をめぐり得意の調査力をフルに発揮して、攻撃を続けている。(石原慎太郎東京都知事の政治資金に関する不祥事の掘り起こしにも熱心である)
②麻生太郎外相ら・・・「ポスト安倍」を窺い、策謀を活発化させている。
③小沢民主党・・・自民党内の「反安倍勢力」に対する調略が進んでいる。政界再編への動きである。
④安倍政権内のスタッフ連・・・不調和。足の引っ張り合い。
⑤安倍首相自身の内なる敵・・・強力な指導力もなく、有力な「軍師・参謀」も持たず、正攻法と言いながら、戦略も戦術もなし。「分かりやすく」を標榜しながら、言葉は多弁にして、意味不明」(チューインガムをくちゃくちゃ噛みながらの発言に聞こえる)
⑥東大法学部、工学部出身の官僚・・・「お手並み拝見」と依然として冷ややか。
⑦ブッシュ政権・・・米軍のイラク増派に向けて、自衛隊派遣に応じた場合、国民世論から反発を受けるのは必至。
◆このほかに挙げればキリがない。間もなく始まる通常国会でどこまで堪えられるか。神経過敏が障りになり、胃腸を直撃する可能性がある。安倍首相の「顔色」を注視する必要がある。
◆片や、民主党は、「強い小沢一郎」を熱望する声が、民主党内に沸き上がってきている。「亀田兄弟」を思い出すまでもなく、「安倍自民党(実態は、自民公明党)VS小沢民主党(実態は、自由民主社会党)」のデス・マッチは始まっている。観客としては、この劇場型政局は、作り物のテレビドラマよりワクワクする。「面白半分」に観戦するのも一興である。
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