小沢民主党は、菅直人代表代行を東京都知事選挙に立候補させて、大政党の貫禄を示せ

2007年01月25日 14時48分44秒 | 政治
◆「そのまんま旋風」が、永田町を脅かしている。宮崎県知事選挙で、宮崎県の無党派層が、怒りを爆発させたからである。そればかりではない。投票率が上がり、自民党支持者の3割、民主党支持者の4割、しかも、共産党支持者まで、そのまんま東さんに投票していた。これが、4月の統一地方選挙、7月の参議院議員選挙に影響を与えるキッカケになるのは、確実である。
◆現象は、本質からにじみ出る「兆候」である。この「兆候」のなかに「重要情報」が含まれている。「重要情報」とは、「自民党小敗北・民主党辛勝」である。参議院で与野党が逆転し、自民党は、崩壊に向けてころがり落ちていく。アメリカで民主党のヒラリーが大統領に就任し、この煽りも受けて、日本でも次期総選挙において、自民党が大敗し、民主党が、社民党などと連立政権を樹立する。談合事件の摘発がさらに進み、自民党は、国民からの信頼を失い、「腐敗政党」の烙印を押されたまま、改革力を喪失し、日本の未来を切り拓くにふさわしい政党ではなくなる。
◆これに対して、民主党の小沢一郎代表が、力をふり絞って、「死中に活路」を切り拓いていく。小沢一郎代表は、5月24日の誕生日を境に、「夏の陣」に向けて、大ブレークするタイプの政治家である。平成5年5月、著書「日本改造計画」を上梓し、6月に自民党から離党して新生党をつくり、7月の総選挙で自民党を野党に転落させたのを思い出すとよい。小沢一郎代表は、「夏に強い政治家」である。「夏の陣」に勝利する前哨戦として、小沢民主党は、東京都知事選挙は、「菅直人代表代行」を立てて、大政党の貫禄を示すべきである。
◆関が原の合戦で、徳川家康公は、鶴翼の陣形で待ち構えていた石田三成軍に向って、その奥地まで入り込み、最も強いと思われたところに全身を晒してさらして、活路を拓き、大勝利した。石原慎太郎知事という強敵に立ち向かうのに、敗北を恐れ、うろたえ、逃げ回っていては座して死を待つことになる。堂々と、ぶつかっていけば、必ずや都民の気持ちをつかむことができる。そのまんま東さんは、「泡沫候補」と侮られながら、「素人の初陣」という恐れを知らない戦いを一心不乱に行ったがゆえに、無党派層を動かし、勝利したのである。
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コメント (2)
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