日本の民主主義の敵・城尾哲弥に「死刑」を望む

2007年04月18日 19時34分35秒 | 政治
◆長崎市の伊藤一長が、広域暴力団「山口組」系の水心会会長代行・城尾哲弥に銃殺された事件は、日本の民主主義が依然として「暴力団」によって脅かされている現実を国民に思い知らせた。直に脳裏をよぎったのが、平成2年1月18日、本島等元長崎市長が右翼幹部に銃撃されて重傷を負った事件だった。このときの犯人は、殺人未遂罪などで懲役12年の判決が確定している。これは、どうも軽すぎるという思いがあった。
しかし、今回は、伊藤市長が死亡しており、市長選挙中の事件でもあり、犯人がまさに「民主主義の敵」であるという点から見て、「死刑」は免れないだろう。裁判所が無期懲役などと甘い判決を下すならば、「暴力団の無法」を許すことになるので、あくまでも極刑、すなわち「死刑判決」を望みたい。
◆それにしても、警察庁は、大きな失態を犯してしまった。山口組系の暴力団が、全国各地に進出し、しかも東京のど真ん中で白昼、銃撃戦を繰り広げているというのに、一体、何をしていたのか。長崎県警捜査2課は、選挙違反取締にかまけて、地元の「山口組」系暴力団員の動静監視に手を抜いていたのか。長崎市が城尾哲弥との間でトラブルを起こしているという情報は、長崎県警捜査2課もキャッチしていたはずである。これほどの大事件が発生する背景には、保守政界に広域暴力団と繋がる政治家が存在しているという現実がある。警察庁の動きの鈍さは、案外こういうところに元凶があるのかも知れない。
◆城尾哲弥は、事件直前、テレビ朝日にも「郵便物」を送付していたという。これを単なる「イタズラ」と軽く見たのであろうか、仮に「イタズラ」であったとしても、テレビ局は、警察に情報を知らせるべきだった。
アメリカで起きた銃乱射事件では、大学当局の不手際が問題になっているが、どうも日米ともに、「平和ボケ症」に陥っているようだ。
◆日本の政治家は、「平和ボケ症」がかなり進行しており、いま一度原点に立ち返って、政治家という立場がいかなる危険にさらされているかを自覚すべきである。政治家は、いつの時代でも常に何者かから「銃口」や「白刃」向けられる職業であることを肝に命ずるべきである。その覚悟を持たない者が、単に格好よさに憧れて軽軽しく政治家になってはいけない。重ねて言おう。「城尾哲弥に死刑を!」
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