法務大臣は100人を超える死刑囚の死刑執行を速やかに行うべきで、怠慢は許されない!

2007年04月22日 17時39分04秒 | 政治
◆最高裁第一小法廷(横尾和子裁判長)が4月19日、「池袋通り魔事件」の犯人、造田博の上告を棄却したため、死刑が確定することになった。平成11年9月、東京都豊島区東池袋の路上で買い物客ら2人が殺され、6人が重軽傷を負わされたのであるから、「死刑」は当然である。犯人にしてみれば、殺傷する相手はだれでもよかったから、恐ろしい。いつ被害者にされないとは限らない。当時、「東急ハンズ」あたりに所要でよく出かけていた我が身を顧みるにつけ、思わず身震いがしたものである。被害者の無念さと遺族の悔しさは、計り知れない。
◆横尾裁判長は、国際基督教大学卒の厚生官僚出身の最高裁判事である。洗礼を受けたクリスチャンかどうかは知らないが、毅然とした厳しい判決をよく下したと感心するばかりである。労働官僚出身の森山真弓衆議院議員が、法務大臣時代、死刑執行の判子をバンバン押し勇名を馳せたのが、思い出される。国民の福祉を増進する役所である厚生省と雇用を確保する役所の労働省出身という女性高級官僚2人が、「死刑判決」と「死刑執行」に携わるというのは、何とも皮肉である。
◆確定しているにもかかわらす、いつまでも刑務所に留めたままにされている死刑囚はすでに100人を超えていると言われており、造田の死刑が確定すれば、死刑囚はさらに1人増える。それにもかかわらず、死刑執行の判子を押さないのは、法務大臣の怠慢も甚だしい。機械的に判子を押せばよいのである。そして速やかに執行すべきである。そうしなければ、「法の権威」は損なわれ、凶悪犯罪抑制の効果は発揮てきなくなる。刑務所での生活費、刑務官の監視費用など「国民の血税」を浪費させてはならない。
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