自民党の加藤紘一元幹事長が、「弁護士の連帯を強める埼玉の会」で講演の直前、体調不良でダウン、残念

2014年07月04日 02時26分15秒 | 政治
◆「自民党の加藤紘一元幹事長(元防衛庁長官)、さいたま市に来る」という感じの触れ込みに応じて、埼玉県内の弁護士らでつくる「弁護士の連帯を強める埼玉の会」が7月3日午後6時半から、さいたま市浦和区の市民会館うらわホールで、加藤紘一元自民党幹事長・元衆院議員を招き、集団的自衛権をテーマにした講演会に出かけた。だが、残念ながら加藤紘一元自民党幹事長が「体調不良のため中止」という看板が掲げられていた。会場入り口で主催者が配布していた「封筒入りの資料」をもらって、会場を後にするしかなかった。
 私(板垣英憲)は、毎日新聞政治部記者として、大平正芳首相番記者時代、将来の首相候補の1人と目されていた加藤紘一内閣官房長官も担当した。池田勇人元首相がつくった自民党派閥「宏池会」のいわゆる「プリンス」と目されていた。池田勇人元首相は、旧広島2区選出で、広島県呉市在住の私の一族は、広島県議をはじめみな、「宏池会」に属していた。それだけに、宏池会会長を務めたことのある加藤紘一元幹事長の「病欠」は、残念でならなかった。加藤紘一元幹事長は、東大法学部の学生時代の1960年安保闘争当時、父が自民党代議士でありながら、全学連主流派のデモに「3回だけ参加した」経験を持つ。
◆主催者から配布された資料のなかに、「しんぶん赤旗日曜版」に掲載されたインタビュー記事が含まれていた。見出しは「解釈改憲誤り」「自衛隊が地球の裏側まで」「自衛隊が地球の裏側まで」「自民元幹事長 加藤紘一さんが批判」である。
 このなかに、「戦争の道 再び進みかねない」「元官房長官、元防衛庁長官 加藤紘一さんに聞く」というインタビュー記事があり、講演会で語られたであろう内容を推測させている。
◆参考までに引用しておこう。聞き手は、田中倫夫記者で、以下の通りである。
 戦後日本の反戦・平和の世論は、労働組合や平和団体も支えてきました。でも日本の反戦・平和勢力で最大のものは戦争体験者だと、私は思っています。
 第2次大戦中、日本の少年兵で一番若いのは15、16歳でした。私の地元に、復員兵の息子さんがいます。彼はこんな話をしていました。「父は夜中になると荒れるんです。自分が殺した八路軍(中国共産党の軍隊)の兵隊が追いかけてくる、といって、家中のものをぶっ壊すんです」。別の復員兵は「1日に3人、4人と殺すことは大変なことだ」と語り、戦後25年たって、古い井戸に飛び込み自殺したそうです。
 復員兵たちは「生きて帰ってきて申し訳ない」と思いつつ、戦後、一生懸命働いてこの国を再建しました。その多くは保守系議員の後援会の中枢幹部になりました。そういう人たちは「代議士よ、国会議事堂に赤旗が立つのは困るけれど、戦争だけはしちゃだめよ」と強烈にいっていました」
 戦後69年もたつと、そういう人たちはだんだんいなくなってきた。あとは、戦争を知らない、戦争の悲惨さを体験していない世代です。戦争体験のない、頭だけで考える若者たちが、"ネット右翼"と称して勇ましいことをいっています。
 憲法は時代とともに多少変化があっていいと思うが、解釈改憲をこの流れに乗ってやると大変危険です。だからこそ集団的自衛権問題を機に、憲法論議を正面からやればいいと思っています。
 改憲勢力は実は、反米勢力なんですよ。靖国神社は、あなた方がよくこ承知の通り、反米神社です。正面から議論するとそういう問題があぶり出されてくる。憲法論議はいろんな欺臓(ぎまん)、を映し出してきます。
 私はこの国は、よほど慎重にやらないと間違えた方向に行きかねないと思っています。昔、「再び戦争の道を歩ませない」と聞いた時は「大げさな話だ」と思っていました。でも最近は、万が一ということもあると思っています。日本共産党はしっかりしているが、本当に腹のすわった抵抗勢力が少ないからです。
 自民党もいろいろと考えなおさなきゃいけない。戦後の保守主義というのは、地域のいろんな声を束ねた地域共同体づくりに原点がありました。しかしこの10年の新自由主義・構造改革がその日本的地域主義を壊し続けている。そういう中で俣守のありようも変わってきて、異論は排除しても右に行くというようになってきている。
 私たちは近現代史をよく勉強していないし、学校の授業でも十分に教えてくれない。今こそ歴史を学ぶ必要があります。
 聞き手 田中倫夫記者


本日の「板垣英憲(いたがきえいけん)情報局」

北朝鮮「特別調査委員会」の事実上のトップに、金正恩第1書記=元帥(背後に女帝)の「身内」が就任した


◆〔特別情報①〕
 「第2の日本」北朝鮮が、拉致被害者らを調査する「特別調査委員会」を提示したのに対して、安倍晋三首相7月4日の閣議で「対北朝鮮経済制裁の1部解除」を喜ばしく、決めた。日本拉致被害者の完全帰国まで1年くらい時間がかかりそうである。だが、北朝鮮側が真剣に取り組んでいるので、日朝関係は、一気に改善の道を突き進んでいる。今回は、北朝鮮側のスタッフの名前が極めて具体的に示されているので、北朝鮮の強い本気性が窺がわれる。それは、北朝鮮の背後に、極めて強力な味方が控えているからだ。

つづきはこちら→「板垣英憲(いたがきえいけん)情報局」*有料サイト(申し込み日から月額1000円)
携帯電話からのアクセスはこちら→「板垣英憲(いたがきえいけん)情報局」*有料サイト(申し込み日から月額1000円)
携帯電話から有料ブログへのご登録

「板垣英憲情報局」はメルマガ(有料)での配信もしております。
お申し込みはこちら↓


blogosでも配信しております。お申し込みはこちら↓


板垣英憲マスコミ事務所からも配信しております。
お申し込みフォーム

にほんブログ村 政治ブログへ



第31回 板垣英憲「情報局」勉強会のご案内
平成26年7月12日 (土)
「自民党解体と政界再編」
~歴史的使命を終えた自民党とこれからの2大政党政治


◆新刊のご案内◆

[新版]孫の二乗の法則 (板垣英憲著 PHP研究所刊)
価格:¥1,404
詳細はこちら→PHP研究所

中国4分割と韓国消滅
ロスチャイルドによる衝撃の地球大改造プラン
金塊大国日本が《NEW大東亜共栄圏》の核になる
著者:板垣 英憲
超★はらはらシリーズ040
☆絶賛発売中☆

詳細はこちら→ヒカルランド


 こちらも好評発売中 「ロスチャイルドの世界派遣奪還で日本の《政治・経済権力機構》はこうなる」(ヒカルランド刊)
 ■NEW司令系統で読み解くこの国のゆくえ―新帝王に小沢一郎が指名され、旧ロックフェラー派は大粛清、しかし日本は消費増税分の大半を上納しなければならない

詳細はこちら→ヒカルランド

**********板垣英憲『勉強会』の講演録DVD販売********
板垣英憲・講演録DVD 全国マスコミ研究会
6月開催の勉強会がDVDになりました。
 「暴走する安倍晋三政権、どうなるカジノ構想~祖父・岸信介首相の亡霊に憑りつかれた独裁者の悲喜劇」
その他過去の勉強会20種類をご用意しております。遠方でなかなか参加できない方など、ぜひご利用下さい。
板垣英憲・講演録DVD 全国マスコミ研究会

【板垣英憲(いたがきえいけん)ワールド著作集】




◆不信の時代なればこそ『誠』の経営学~『新撰組』の精神と行動の美学をビジネスに生かす

目次

第1章 内務省職員組合の初代執行委員長

カミソリ後藤田


 後藤田は、大蔵省と並んで国家権力の象徴ともいえる内務省の中枢に職を得た。伝統ある内務省の歴史に新しい頁を刻むエリート官僚となったのである。そのこと自体、後藤田が極めて強い「権力志向」の持ち主であることを裏付けていた。
 内務省は、現在、自治省や警察庁などが入っている人事院ビルのなかにあった。このビルは、平成七年三月二十日朝、オウム真理教団により毒ガス「サリン」をまかれた地下鉄「霞が関駅」の出入口の直ぐ側に立っており、いわば権力の象徴のような建物である。

つづきはこちら→「板垣英憲(いたがきえいけん)ワールド著作」*有料サイト(申し込み日から月額1000円)
携帯電話からのアクセスこちら→「板垣英憲(いたがきえいけん)ワールド著作」*有料サイト(申し込み日から月額1000円)

※ご購読期間中は、以下過去の掲載本全てがお読み頂けます。


『忠臣蔵』が語る組織の勝つ成果Q&A
『風林火山』兵法に学ぶ経営学~人は石垣、人は城
『未来への挑戦「坂本龍馬」に学ぶ経営学』
『人生の達人~心に残る名言・遺訓・格言』(2000年6月11日刊)
『細川家の大陰謀~六百年かけた天下盗りの遺伝子』1994年1月5日刊(2000年6月11日刊)
『大富豪に学ぶ商売繁盛20の教訓―商機をつかむ知恵と決断』(2010年1月20日)
『内務省が復活する日』(1995年10月25日刊)
『情報流出のカラクリと管理術』(2003年3月10日刊)
『利権はこうしてつくられる』(1991年3月25日刊)
「『族』の研究~政・官・財を牛耳る政界実力者集団の群像」(1987年3月9日刊)
『愛する者へ遺した最期のことば』(1995年6月10日刊)
『自民党選挙の秘密』(1987年12月15日刊)
『小中学校の教科書が教えない 日の丸君が代の歴史』(1999年7月8日刊)
『大蔵・日銀と闇将軍~疑惑の全貌を暴く』(1995年5月26日刊)
『小泉純一郎 恐れず ひるまず とらわれず』(2001年6月15日刊 板垣英憲著)
『戦国自民党50年史-権力闘争史』(2005年12月刊 板垣英憲著)
『小沢一郎 七人の敵』(1996年2月6日)
『小沢一郎の時代』(1996年2月6日刊 同文書院刊)
『小沢一郎総理大臣』(2007年11月10日)
『小沢一郎総理大臣待望論』(1994年11月1日)
『ロックフェラーに翻弄される日本』(20074年11月20日)
『ブッシュの陰謀~対テロ戦争・知られざるシナリオ』2002年2月5日刊
『民主党派閥闘争史-民主党の行方』(2008年9月16日)
『民主党政変 政界大再編』(2010年5月6日)
『国際金融資本の罠に嵌った日本』(1999年6月25日刊)
『政治家の交渉術』2006年5月刊
『カルロス・ゴーンの言葉』(2006年11月刊)
「孫の二乗の法則~ソフトバンク孫正義の成功哲学」(2007年7月刊)


板垣英憲マスコミ事務所
コメント (4)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする