幼稚な政治家・安倍晋三首相の頭では、自衛隊はすでに自衛軍、統帥権を握り、ヒトラー顔の独裁者と化す

2015年07月06日 07時12分01秒 | 政治
◆大日本帝国憲法下、陸海軍を指揮監督する最高の権限「最高指揮権=統帥権」は、大日本帝国憲法第11条に「天皇大権」の1つとして定められていた。日本国憲法は、「陸海空軍その他の戦力の不保持」を規定しているので、統帥権は存在していない。従って、陸海空3自衛隊は、「戦力」ではない。
 しかし、このごろは、安倍晋三首相が、日本国憲法は「固有の自衛権」(個別的自衛権と集団的自衛権)を否定しておらず、「固有の自衛権行使」のための戦力=自衛軍は保持できると解釈して、「安全保障法制整備関連法案」の国会成立を急いでいる。この法案の最大の欠陥は、陸海空3自衛隊の名称を陸海空3自衛軍と変更していないことだ。戦力でなく、警察に毛の生えた程度の陸海空3自衛隊を「固有の自衛権行使」のための戦力として使うのは、明らかに自衛隊法に違反する違法行為であるからである。自衛隊法は自衛軍法に変えなくては理屈に合わない。
◆内閣総理大臣は、陸海空3自衛隊の「最高指揮官」であっても、「統帥権」は持っていない。なぜなら、統帥権は、陸海軍を指揮監督する最高の権限「最高指揮権」のことを言うのであるから、軍隊であると法的根拠を与えられていない陸海空3自衛隊を指揮監督する最高の権限「最高指揮権」を統帥権とは言えないのである。
 この意味で、安倍晋三首相は、「統帥権まがい」「統帥権もどき」の最高指揮権を持って、とりあえず陸海空3自衛隊を指揮監督する最高司令官ということになる。
 内閣総理大臣は、日本国憲法第72条【内閣総理大臣の職務】「内閣総理大臣は、内閣を代表して議案を国会に提出し、一般国務及び外交関係について国会に報告し、並びに行政各部を指揮監督する」という規定により、「政治の実施」と「行政各部を指揮監督」という職務を果たさなくてはならない。
 日本が、日本国憲法に基づく正式な国軍=軍隊(米国に倣えば陸海空軍・海兵隊・戦時に軍隊に組み込まれる海上警察=沿岸警備隊の5軍)を持っていれば、内閣総理大臣の職務に統帥権が付け加えられる。
◆ところが、安倍晋三首相は、「政治の実施」と「行政各部を指揮監督」という2つの職務のケジメをつけず、なおかつ、「統帥権」を手にしているかのような倒錯した態度と発言を繰り返していて、マスメディアばかりでなく、国民有権者や有識者から「幼稚だ」「子ども染みている」「大人の政治家になり切っていない」などと手厳しい批判を浴びせられている。
 朝日新聞は7月5日付け朝刊「4面=総合4面」の「言葉から考える安保国会」コーナーで「私が総理大臣 リーダーシップか独裁か」という見出しをつけて、独断と持論を一方的に押し通そうとする傲慢な態度を批判している。
 安倍晋三首相の傲慢な態度は、総理大臣の責務である「政治の実施」と「行政各部を指揮監督」よりも、「陸海空3自衛隊の最高司令官」の立場に酔っているのが原因ではないかと疑われる。
 大日本帝国陸軍の将官、参謀のために作成された「統帥綱領」にある「第1編 一般統帥」-「第3章 統帥組織」以下のように指導している。
「12、政治の実施は、国民の意思及び利害の調和平均点を求め、これを基調としてその運用を律するを常とす。統帥はこれに反し、最高唯一の意思を断乎として萬民に強制し、その生命を犠牲とし、敵の機先を制して間髪を入れざる間に勝敗を決せざるべからず。故に、政治組織の趣旨と統帥組織の主眼の間には本質的差異存在す。
13、統帥は純一にし断乎たる意思を確立し、速やかにこれを軍隊に徹底し、その行動をして戦機に投ぜしめざるべからず。故に、統帥の組織は最も直截、簡明、単純なるを要し、特に政治との交錯は極力これを避くるを要す。寡頭独裁は実に統帥の全組織を貫く生命にして、統帥階梯もまた勉めて少なきを可とす。」
この一般統帥の文章を読んでいると、安倍晋三首相は、政治家の務めを忘れて、丸で「天皇の大権であった統帥権」を掌握した大元帥にでもなっているかのような感がある。その顔の鼻のしたに黒いチョビ髭を加えると「アドルフ・ヒトラー総統」そっくりになる。ヒトラー総統は、指導者原理に基づく党と指導者による独裁指導体制を築いたため、独裁者の典型とされている。

本日の「板垣英憲(いたがきえいけん)情報局」
「蛙の孫は蛙」安倍晋三首相は、米CIAの手先だった祖父を持ち、ますます対米従属で日本を取り戻さず

◆〔特別情報①〕
 安倍晋三首相は、一体、だれのため、何のための「安全保障法制整備慣例法案」なのか。答えは、明白である。米国オバマ大統領、ケリー国務長官、カーター国防長官の強い要請に応えるのが、最大の目的だ。「日本を、取り戻す。」どころか、ますます「対米従属国家」になり果てさせようとしている。祖父・岸信介元首相が米CIAの手先だったのだから、仕方がない。蛙の孫は蛙だ。

つづきはこちら→「板垣英憲(いたがきえいけん)情報局」*有料サイト(申し込み日から月額1000円)
携帯電話からのアクセスはこちら→「板垣英憲(いたがきえいけん)情報局」*有料サイト(申し込み日から月額1000円)
携帯電話から有料ブログへのご登録

「板垣英憲情報局」はメルマガ(有料)での配信もしております。
お申し込みはこちら↓


blogosでも配信しております。お申し込みはこちら↓


「まぐまぐ」からのご購読は下記からお申し込み頂けます。


板垣英憲マスコミ事務所からも配信しております。
お申し込みフォーム

にほんブログ村 政治ブログへ



第44回 板垣英憲「情報局」勉強会のご案内
平成27年8月1日 (土)
新冷戦時代、核戦争のリアリティ
「日本の核武装と原発再稼動政策はセットで行われる」
~戦争を知らない世代が戦争を始める

                  
ヒカルランドパーク「板垣英憲 単独講演会 講師:板垣英憲 7/10」
 

◆新刊のご案内◆
2度目の55年体制の衝撃! あのジャパンハンドラーズが「小沢一郎総理大臣誕生」を自民党に対日要求! 日本国の《新生となるか、終焉となるか》ついに来た《存亡大選択の時》 (超☆はらはら)
クリエーター情報なし
ヒカルランド


ゴールドマン?ファミリーズ?グループが認める唯一の承認者(フラッグシップ) 吉備太秦(きびのうずまさ)が語る「世界を動かす本当の金融のしくみ」 地球経済は36桁の天文学的数字《日本の金銀財宝》を担保に回っていた
板垣 英憲
ヒカルランド


地球連邦政府樹立へのカウントダウン! 縄文八咫烏(じょうもんやたがらす)直系! 吉備太秦(きびのうずまさ)と世界のロイヤルファミリーはこう動く 人類9割が死滅! 第三次世界大戦は阻止できるか?! (超☆はらはら)
板垣 英憲
ヒカルランド


中国4分割と韓国消滅 ロスチャイルドによる衝撃の地球大改造プラン 金塊大国日本が《NEW大東亜共栄圏》の核になる (超☆はらはら)
板垣 英憲
ヒカルランド


NEW司令系統で読み解くこの国のゆくえ ロスチャイルドの世界覇権奪還で日本のはこうなる(超☆はらはら)
板垣 英憲
ヒカルランド


**********板垣英憲『勉強会』の講演録DVD販売********
板垣英憲・講演録DVD 全国マスコミ研究会
6月開催の勉強会がDVDになりました。
第42回 中国 「第3次世界大戦」と「400年戦争のない平和な時代」、二者択一の岐路に立つ ~日本列島を襲う「天変地異」の下、世界を救う指導者が登場する
(平成27年6月7日開催)

その他過去の勉強会もご用意しております。遠方でなかなか参加できない方など、ぜひご利用下さい。
板垣英憲・講演録DVD 全国マスコミ研究会

【板垣英憲(いたがきえいけん)ワールド著作集】




『高杉晋作が経営者だったら』(2008年3月25日刊)

目次

第五章 晋作が「忠臣蔵」を経営に応用したら`
大石内蔵助が実践した孫子の兵法


 「毛利孫子」の直系であり、山鹿素行が教えた「山鹿流兵学」の流れを汲む高杉晋作は、幼少のころから、大石内蔵助以下四十七生の吉良邸討ち入りが、武士としての生き方に関する一種の憧憬になっていたようです。これは、晋作が武士の職分として何をなし、しかもどのようになすかを試行錯誤する上で、重要なモデルになっていたとも考えられます。

つづきはこちら→「板垣英憲(いたがきえいけん)ワールド著作」*有料サイト(申し込み日から月額1000円)
携帯電話からのアクセスこちら→「板垣英憲(いたがきえいけん)ワールド著作」*有料サイト(申し込み日から月額1000円)

※ご購読期間中は、以下過去の掲載本全てがお読み頂けます。

『小泉・安倍 VS 菅・小沢 国盗り戦争』(2003年10月25日刊)

『スラスラ書ける作文・小論文』(1996年4月20日刊)
『目を覚ませ!財界人』(1995年9月25日刊)
『東京地検特捜部』鬼検事たちの秋霜烈日(1998年4月5日刊)
『誠』の経営学~『新撰組』の精神と行動の美学をビジネスに生かす
『忠臣蔵』が語る組織の勝つ成果Q&A
『風林火山』兵法に学ぶ経営学~人は石垣、人は城
『未来への挑戦「坂本龍馬」に学ぶ経営学』
『人生の達人~心に残る名言・遺訓・格言』(2000年6月11日刊)
『細川家の大陰謀~六百年かけた天下盗りの遺伝子』1994年1月5日刊(2000年6月11日刊)
『大富豪に学ぶ商売繁盛20の教訓―商機をつかむ知恵と決断』(2010年1月20日)
『内務省が復活する日』(1995年10月25日刊)
『情報流出のカラクリと管理術』(2003年3月10日刊)
『利権はこうしてつくられる』(1991年3月25日刊)
「『族』の研究~政・官・財を牛耳る政界実力者集団の群像」(1987年3月9日刊)
『愛する者へ遺した最期のことば』(1995年6月10日刊)
『自民党選挙の秘密』(1987年12月15日刊)
『小中学校の教科書が教えない 日の丸君が代の歴史』(1999年7月8日刊)
『大蔵・日銀と闇将軍~疑惑の全貌を暴く』(1995年5月26日刊)
『小泉純一郎 恐れず ひるまず とらわれず』(2001年6月15日刊 板垣英憲著)
『戦国自民党50年史-権力闘争史』(2005年12月刊 板垣英憲著)
『小沢一郎 七人の敵』(1996年2月6日)
『小沢一郎の時代』(1996年2月6日刊 同文書院刊)
『小沢一郎総理大臣』(2007年11月10日)
『小沢一郎総理大臣待望論』(1994年11月1日)
『ロックフェラーに翻弄される日本』(20074年11月20日)
『ブッシュの陰謀~対テロ戦争・知られざるシナリオ』2002年2月5日刊
『民主党派閥闘争史-民主党の行方』(2008年9月16日)
『民主党政変 政界大再編』(2010年5月6日)
『国際金融資本の罠に嵌った日本』(1999年6月25日刊)
『政治家の交渉術』2006年5月刊
『カルロス・ゴーンの言葉』(2006年11月刊)
「孫の二乗の法則~ソフトバンク孫正義の成功哲学」(2007年7月刊)

板垣英憲マスコミ事務所
コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする