新!編集人の独り言

名無しの悪質なコメントがありコメントはなくしました。
名乗ることもできない奴にコメントする資格はありません。

今日は朝からドタバタと・・・

2008-12-16 22:28:03 | Weblog
今朝起きたのが6時8分。
いつも出勤する時間。
ヤッベ!
急いで身支度してお出かけ・・・・あ!忘れ物だよぉ。

会社についたのが開始10分前。
家出たのが15分くらい遅いだけで30分も違うとは・・・
早朝だからアクセスが悪いんだねぇ。

ブログ?
更新なんてできませんよ、そんな。

仕事を理由つけて早退し(笑)夢名塾の告知の為FMラジオ局へ。
挨拶もそこそこに打ち合わせ。
で、本番。
当初10分の告知だったんだけど、気がついたら40分近くしゃべってるし。
電波ジャックじゃん、ほとんど。

その後はなべさん、前田さんと打ち合わせ。
問題点噴出。
いやはや、改善すべき事は多々あります。
まあ、ひとつずつ片付けていかないといかんですわ。

で、うちに帰ってメールを見てみると・・・
あれ??
結果のメールが来ていない・・・
なんで??

という事でこの話は明日に続く・・・

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ROAD-TO ~ 夢名塾夢の島大会への道

2008-12-16 21:45:57 | Weblog
数日後、浅草の某所になべさん、前田さん、そして安倍選手の姿がありました。
「俺、あまりこの場所にきたくないんだよなぁ(苦笑)」
なべさんが苦笑いをしながら場を和ませようとする・・・がますます緊張感は高まってきます。
安倍選手と前田選手は実に4年半ぶりの再会となります。
当然のことながら安倍選手の顔は緊張で強張っています。
「・・・あのさ・・・」
前田さんがまず口火を切ります。
「君はこの4年間、どういうプロレス活動をしていたんだい?」
「はい、後藤一派さんとか他にもいくつかの団体に参戦してました」
「そう・・・で、それは君にとってどうだつたんだい?」
「・・・プロレスが出来てうれしかったですけど・・・」
「けど??」
「自分のやりたいプロレスっていうのとはちょっと違うような気がしてました」
「じゃあ聞こう。君のやりたいプロレスっていうのはなんだい?」
「充実感がなかったんです。言葉では表現するのヘタなんで、すんません。でもなんかこう・・・試合して『あ、俺はプロレスやってたんだ』っていうのがやりたいんです。うまくいえないんですけど」
「ふーん・・・じゃあさ、プロレスって何だと思う?」
「プロレスですか?」
「そう、プロレスつてなんだと思う??」
「プロレスって・・・」
「プロレスっていうのはさ、闘いなんだよ。闘い。その闘いを見せるのがプロレスの興行なんだよ」
「はい」
「簡単な事なんだよ、要は選手がお客さんの目の前で闘いを見せる事なんだよ、プロレスっていうのは」
「はい」
「簡単な事なんだけど、実はとっても難しいんだよ」
「はい」
「君の言う充実感っていうのはさ、この定義がちゃんとできた上で感じるものなんじゃないのかな?」
「ここにいるなべさんは常にその意識を持ってリングに上がっている。君はどうだ?」
「できます」
「軽々しく言わない事だよ。それは物凄い覚悟が必要なんだ。簡単にできますなんて言っちゃいけないんだよ」
「はぃ、すみません」
「闘うということはどういうことか、わかるかい?」
「闘う事ですか」
「そう、闘う事」
「・・・・プライドをぶつけ合う事じゃないでしょうか?」
「それもあるけど、もっと大切なのは『命の奪い合い』なんだよ。だからプロレスのリングに上がる以上は真剣でなければいけないし、中途半端な気持ちで上がるならやめたほうがいいと俺は思っている」
「はい」
「そこで俺はあえて君に聞く。なべさんから俺のパートナーということでオファーを受けた時、どういう気持ちで受けたのか?それを知りたい」
「正直、自分でいいのかという気持ちはありました。でも渡辺さんからお話をいただいた時、一通りの経緯やコンセプトを聞いた時、自分の心が熱くなったんです。俺、初めてだったんですよね。渡辺さんから話聞いた時にこんな心臓がバクバクした感じになったのって」
「・・・じゃあ君に聞こう。この4年間の間に君はこの業界で何を学んだんだい」
「改めて言われると・・・でも自分はプロレスが好きで仕方ないんだという事だけはわかりました」
言葉をひとつひとつ選びながら安倍選手は前田選手の質問に答えていきます。
「どうもね・・・気持ちは伝わるんだけど・・・それが弱いんだよ。これだというのがイマイチ見えないというか」
前田さんが腕組みをしてひとつため息をつきます。
なべさんがすかさず安倍選手のフォローに入ります。
「彼のプロレス人生はそれこそ底辺の部分でもがき苦しんできたところはありますよ。でも自分の趣旨をちゃんと理解していると僕は思います。うちの団体はこういう若い選手の発掘も必要だと思っているんです」
「それはわかっているんですよ。ただ、今回はメインカードなんです。彼にそれを求めるのは酷だと思いませんか?まして相手は加藤・戸田組です。実力者チームなんです」
「・・・・」
「君はどうなの?相手は加藤・戸田組だよ。戸田さんは知ってるだろうけど、加藤茂郎ってどんな選手か知ってるの?」
「はい、知ってます」
「その実力をわかっててオファーを受けたのかい?」
「・・・・」
「はっきり言っておくけど、他の団体でどんな試合してるかわかんないけど、夢名塾のリングはぬるくはないよ。それこそ戸田さんだって他団体のそれとは全く違う。彼は旗揚げ戦で腕を壊され、顔面もボコボコにされて・・・君はそういう覚悟があるの?」
「・・・・」
「加藤選手となべさんの試合を見たかい?DVDでもいいけど。あんなシビアな試合をするんだよ。君はその覚悟ができているのかい?」
「・・・・」
「その覚悟がなければ夢名塾のリングに上がってはいけないんだよ。いやうちだけじゃない。そういう覚悟がなければプロレスのリングに上がってはいけないんだよ」
「覚悟はあります」
「口先だけじゃダメなんだって」
「口先だけじゃありません。お願いします」
「正直なところね、俺は夢名塾でしか前田光世として試合をしない。その位の気持ちでやってるんだよ。よそ見をしている余裕なんてないんだよ、このリングで闘うということはそういうことなんだよ。君にそれが出来るのか?ましてや俺のパートナーに名乗りを挙げる以上、そのくらいの気構えでないと困る」
「・・・」
安倍選手の顔から汗がにじみ出ています。たまらずなべさんがフォローを入れました。
「そこまでは大げさかもしれないけど、こいつだってそれなりの気構えでこの場にいるんだし、多分この場に来る事だって物凄く勇気がいる事だと思うんですよ。ただ、前田さんの迫力に押されて言葉を失っている・・・そうだろ」
「なべさん、この場所でこのくらいの気迫に押されてるようじゃ加藤茂郎には勝てませんよ。俺は今度の試合で勝ちに行くんです。いい試合をして満足って言うんじゃないんです。こいつに勝ちに行く気があるのか聞きたいんですよ。勝ちに行く以上、中途半端な浮かれ気分で横に立っても困るんです」
「浮かれてなんかいません」
「何?」
「浮かれてなんかいませんよ。俺だってリングに上がる以上勝ちたいですよ」
「言葉なら何だっていえるだろ」
「俺はそんな気持ちで言ってないですよ。俺だってプロレスラーですから。プロレスラーである以上、やっぱり勝敗にこだわりたいです。」
「・・・」
「お願いします。俺にやらせてくださいるお願いします」
前田選手に懇願する安倍選手の目には明らかに力強いものがありました。

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