フジフィルムXQ1のズームは4倍ですので、鉄道写真撮影には望遠側が物足りませんが、位相差AFやシャッター半押し状態でのコンティニアスAF(C-AF)が可能と、鉄道写真向けの機能が搭載されています。上の写真はAF追従連写で撮影しました。停車駅進入直前のため、かなりスピードが落ちており、列車の先頭部分が画面端にある写真を撮影出来ました。ただし、AF追従連写でも露出は1コマ目で固定になるのと、AFエリアの自動選択モードが選べないという制限があり、一眼レフの替わりにはなりません。なお、この記事で掲載している写真はリサイズのみで、それ以外の画像編集はしていません。
1枚目と同じ場所ですが、太陽が曇に隠れているときに撮影しました。露出補正をプラスにかけていますが、それでも暗い写真になってしまいました。他のフジフイルムのカメラもそうですが、とにかく白とびしないように露出制御するようです。また、AF追従連写では連写速度が秒間4コマ以下になりますので、先頭部分がちょうどいい位置にきたときに撮影できるとは限りません。この写真の次のコマは先頭部分が切れてしましました。
逆光下で撮影しました。予想通り、背景の空の部分の白とびは抑えられているものの、車両の部分はかなり暗くなりました。このXQ-1はEXR機ではありませんが、ダイナミックレンジ(DR)拡張機能は搭載されています。ただし、シャッタースピード優先モードではDRは100%に固定となります。やはり逆光下では後で補正が必要になります。
(撮影日:2013年12月8日)
Photo and Write by Itai Taketa (板井岳太):デジカメ写真研究家
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