岩国矯正歯科クリニック(山口県)院長の矯正日記

院長が、健康・矯正に関すること、日々の出来事などを綴っています。

実演販売の極意:今だけ、ここだけ、あなただけ

2019-04-04 15:48:53 | 日々のこと
実演販売の名人が、販売の極意を分かりやすく話しているのを聞いて驚きました。通りすがりの流れ客のハートをつかむための営業のポイントがユニークです。

包丁の販売のケースです。遠巻きに見ている見込み客に、「もう少し前に来て見てください」と近くに来るように言います。

卓越した口上をしゃべりながら、良く切れるように見せるため「効果音」をたてます。まな板の上にキュウリを置き、手際よく甲高い音を立てて包丁をまな板に当てながら切ります。

「御覧のお客さんだけ限って特別に別の包丁をつけて、さらに大幅に値引きして格安に価格を提示します。」とお得感をアピールします。

つまり、距離感と効果音と限定が大切と力説しています。


テレビ・ショッピングでお馴染みの名物社長も同じようなことを書いています。

「今日御覧のみなさんに、ご案内します。この番組を御覧になっている方には、通常価格を特別に値引きします。さらに、特別にお得な付属品を付けます。さらに、あなただけにもう一点品物を付けます。この番組後、1時間以内にお電話ください。お待ちしております。」

「今だけ、ここだけ、あなただけ」です。

この瞬間だけ、この機会だけ、選別された人だけに特別に優遇して、特別にお得な価格で、貴重な品物が手に入ると、効果的にアピールするのです。

購買意欲を焚きたてる話法のヒントを教えているように思います。

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「未病」という概念を知る

2018-12-18 17:06:08 | 日々のこと
2018年12月16日の読売新聞に、シンポジウム「人生100年時代の未病最前線」の概要が紹介されていました。その中で、神奈川県立保健福祉大学理事長 大谷泰夫氏の講演要旨では「未病」の過ごし方の重要性を訴えています。以下の通りです。

・病気と健康が共存する状態、やや調子が悪くとも現役生活という未病の状態が、実は人生で相当長い時期を占めるようになりました。

・未だ病にあらずという未病でいるには、医療をはじめ専門家のサポートを受けながら、どう生きたいかを意識して行動すること、生活習慣を見直すことが求められます。毎日浴びるほど飲んでいたら、早い時期に飲めなくなる。このように考えたら生活は変わります。

・未病は治すという呪縛からの解放でもあります。高齢化に伴う症状は基本的には、治りません。症状の悪化のスピードをどう抑え、体の劣化とどう共生するかを考えた行動が大切です。

・一番必要なのは、健康リテラシー。食事、睡眠、運動など心身に良い生活習慣を知り、それを行動に結びつけることが一番大切です。

「健康でなければ、病気である。病気になれば、治療すればいい。病気なりたくなければ、予防すればいい。」と私は考えていましたが、どうも誤りです。強いて言えば、「節制が大切である」ということです。健康から病気に至までに、未病の時期があるのです。

未病の時期を出来るだけ長くするために、正しい生活習慣を実践し、体の衰えと共生し、人生100年を生き抜くという決意が大切ですね。残念ながら、歯科、特に矯正歯科には、未病という考えが不足しています。

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日野原重明氏の最期の姿を見て

2018-04-18 13:29:36 | 日々のこと
日野原重明氏の遺言状と思って「生きていくあなたへ」を読んでしました。この本が出版される前、2017年7月18日のご逝去されています。私として、先生とはもう一生のお別れをしたと思っていました。

先日BS朝日がドキュメンタリーで日野原重明氏の最期の姿を放送していました。ベッドに横たわって、昏睡直前の状態であっても、発する言葉は論理的ですし、感動的です。

放送を聞いた内容ですので、正確ではありませんが、私の心に残っているメッセージがいくつかあります。

先生は小食でした。朝食や昼食は僅かに食べて、夕食にはお肉なだタンパク質を豊富に摂ってしました。そこで、記者が質問します。「先生、そんな小食で、日中お腹が空かないですか?」
「この食事でお腹が空くということを感じるんだったら、集中して仕事をしていないということだよ。」

年を取ることを気にすることはないと、激励した内容が奮っています。
「年を取ると、人の臓器も老化します。ですから、悲しいとか苦しいとか感じるのも減りますよ。」

将に日野原先生が死を目前に迎えているその時なのに、記者が残酷なことを質問します。「先生、死は恐いですか?」
「そりゃ、恐いです。・・・・」
「出会いがあれば、別れもあります。しかし、別れは出会いでもあります。別れは、その出会いの意味を考えて振り返る機会となるからです。ですから、別れは出会いでもあります。」

先生の発言や死を迎える場面に脚本がないはずなのに、先生の最期の姿を撮影して、強いメッセージを我々に発してします。最期の姿を映像に残そうとする先生や遺族の意志に驚きでした。

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上官から見た若者の三大症候群と対策

2018-02-01 16:42:51 | 日々のこと
海上自衛隊第31航空群司令二川達也海将補の講演を聴く機会がありました。

最近の部下、若者を見ての特徴を三大症候群と名付け、上官がどう指導しているかを述べられていました。

1.「分をわきまえる」症候群
自分の階級、職制、部隊の範囲を制限して、その範囲だけに自らの仕事を限っている。つまり、視野狭窄となっている。

これに対して、上官は他の部隊との連携を考えるように、組織に横串を入れる意識を持つように指導している。つまり、上官は部下の「大局観」を養わすように指導する。

2.「ひな鳥」症候群
仕事を自ら積極的に前向きの仕事をせずに、上司の指示を待っている。

こういう場合、上官は部下に課題を与えて、解決するように意識させる。つまり、上官は部下に「情熱」を持って仕事をさせるようにする。

3.「やりたくない」症候群
何事にもチャレンジせず、失敗を恐れ、自ら仕事の責任を回避したがる。

いざとなったら、上官が責任は全て取るからと、安心感を与えて、チャレンジさせる。つまり、上官は部下に「勇気」を奮い立たせるように指導する。

縦の指揮系統が厳しい組織や規模の大きな組織においては、個人は組織の歯車になり上司の命令に絶対服従ですので、仕事をやらされている意識がとかく強くなります。

自らが進んでやりたいという気持ちにさせるには、「大局観」「情熱」「勇気」が必要ということでしょう。

我々を含めてどんな仕事をする場合には、「大局観」「情熱」「勇気」は必要ですね。

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2018年年頭のご挨拶

2018-01-03 14:39:55 | 日々のこと
皆様におかれましては、2018年のお正月を恙なくお過ごしのことと存じます。

当医院も開業して、本年で22年目を迎えます。これも偏に皆様のご贔屓の賜物と、深く感謝する次第です。

年初の記事で、尊敬する伊藤忠商事社長の岡藤正広氏が自社の目標・課題として、「従来型ビジネスモデルを変革し、新しい波を先取りしていく」と表明していました。

財閥をバックにしていない商社の強い心意気と意気込みを感じます。

この方針に触発され、私も「変革を先取り」する心構えに磨きを掛けて、2018年を過ごそうと考えました。

幸にも、私は歯科矯正学会の役職をいくつか務めますので、学会の先行きや方針に直接触れることができます。

学会の風向きの変化を感じたら、いち早く当医院の方針に取り入れ、最新で最高の矯正治療をお届けするように努力します。

今年が皆様に取って、良い年となりますようにお祈りいたします。

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