岩国矯正歯科クリニック(山口県)院長の矯正日記

院長が、健康・矯正に関すること、日々の出来事などを綴っています。

<伸びる人>とは

2012-05-10 10:07:11 | 日々のこと
雑誌<致知>の2012年5月号の特集は、<その位に素にして行う>です。その中から、感動した記事を紹介します。

<君子は其の位に素にして行い、その外を顧みず> 孔子の孫、子思が著した<中庸>にある言葉です。立派な人物は自己に与えられた環境の中で、運命を呪ったり不平不満を言ったりせず、精一杯の努力をし、それ以外のことを考えない、ということです。

この例として、西鉄ライオンズの名投手であった稲尾和久さんの新人時代の逸話を紹介していました。新人の同期の二人は、自分より高額な契約金と月給を貰い、コーチがつきっきりで指導しています。一方、自分は打撃投手ばかりで、手動練習機と呼ばれていました。自分の評価が低く、扱いも悪いことに気がつきました。

ー普通ならここで心が折れて投げやりになったりしがちである。だが、伸びる人はあらゆる条件を生かした伸びていく。・・・打者は4球に1球ぐらいボールが交じると、ゆとりができて喜ぶ。稲尾さんは4球に1球ボールを投げることにした。

480球投げるなら120球は自分の練習のためだけに使える。高め、低め、アウトコース、インコース、ボールにする1球に精魂を込めた。こうして稲尾さんは無類のコントロールを身につけていったのだ。

まさにその位に素にして鍛え、偉大な投手への人生を切り開いたのである。ー

凡人は、調子の良いときは慢心し、不調の時は不平不満・愚痴を言いがちです。どんな環境にあっても、自分を鍛えたり、難局は打開しようとする気概が必要であることを、教えてくれます。

<伸びる人はあらゆる条件を生かして伸びていく> 良い言葉ですね。

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