櫻井よしこ氏の<異形の大国 中国>を読み直して、面白い表現を見つけました。
ーもの作りでは逆立ちしても日本にかなわない中国はいま掲げているのは、<三流国は製品を売り物にする。二流国はブランドを売り物にする。>という教訓だ。では、一流国は何を売り物にするのか、国際標準だ。ー
中国は、三流国から一流国を目指しています。中国人が使えば、本国だけで人口が13億人で、世界各地の中国人を合計したら15億人にはなります。世界人口を60億人とすると、中国人が使用するだけで、シェアが25%です。中国人が使用しただけで、国際標準になります。中国の国家戦略は、秀逸です。日本の国家戦略と比較すると、そう感じます。
この国際標準とは、デファックトスタンダードのことです。市場における競争や広く採用された<結果として事実上標準化した基準>を指します。古くは、PCのOSであるWindowsや検索サイトのグーグルなどです。ですので、一流企業は国際標準を売り、二流企業はブランドを売り、三流企業は製品を売る とも言い換えることができます。
そうは言っても、企業のブランドを上げるのも一苦労です。同じ機能を持つ製品をより高い値段で売るには、ブランドを高めるしかありません。
ーもの作りでは逆立ちしても日本にかなわない中国はいま掲げているのは、<三流国は製品を売り物にする。二流国はブランドを売り物にする。>という教訓だ。では、一流国は何を売り物にするのか、国際標準だ。ー
中国は、三流国から一流国を目指しています。中国人が使えば、本国だけで人口が13億人で、世界各地の中国人を合計したら15億人にはなります。世界人口を60億人とすると、中国人が使用するだけで、シェアが25%です。中国人が使用しただけで、国際標準になります。中国の国家戦略は、秀逸です。日本の国家戦略と比較すると、そう感じます。
この国際標準とは、デファックトスタンダードのことです。市場における競争や広く採用された<結果として事実上標準化した基準>を指します。古くは、PCのOSであるWindowsや検索サイトのグーグルなどです。ですので、一流企業は国際標準を売り、二流企業はブランドを売り、三流企業は製品を売る とも言い換えることができます。
そうは言っても、企業のブランドを上げるのも一苦労です。同じ機能を持つ製品をより高い値段で売るには、ブランドを高めるしかありません。