羽生善治氏は1970年9月27年生まれです。現在42歳にして、王位・王座・棋聖の三冠の棋士です。羽生氏の<40歳からの適応力>を読みました。
自ら将棋の状態をできるだけ客観的に診断し、正しい治療法を得ようとして、自分の心をコントロールしている様子を書いています。苦しくても、立ち直る秘訣や、進歩する心構えなどを、日々読書や映画などより得ていることが分かります。
この本の<三手読み>についてよりの抜粋です。
一手目、自分にとって最善のベストの選択を探します。
二手目、相手にとって最善のベストの選択を探します。つまり、自分にとってもっとも困る一手・選択を考えることです。
よく危機管理などでは<最悪の事態を想定せよ>と言われますが、このことです。
ここで自分の都合の良い一手を考えてしまうと<勝手読み>になります。
それから、三手目に自分が何をするか事前に決めておくわけです。
三手目の読みが大切なのは、百手読んでも、千手読んでもすべて、その延長上にあるからです。
また、もう一つ注意しなくてはならないのが相手の一手を読むことです。
・・・・
相手に立場に立って、相手の価値観に沿って考えるのがもっとも正確な読みになりわけです。
さらに、物理学者ニールス・ボーアの<専門家とは非常に狭い分野で、ありとあらゆる失敗を重ねた人間のことである>という言葉を教えてもらいました。私は深く共感します。
羽生氏も、<正確な身の丈を知るためには、さまざまな角度からトライ・アンド・エラーが必要であるようです>と記しています。羽生氏のような天才棋士と言われている人でも、将棋という狭い分野でも失敗をしているとのこと。さらに、新手を打って失敗しても、一時の評価に右往左往しないと断言しています。
羽生氏の著作は、私の心のビタミン剤です。読んだら、元気をもらえる特効薬です。



自ら将棋の状態をできるだけ客観的に診断し、正しい治療法を得ようとして、自分の心をコントロールしている様子を書いています。苦しくても、立ち直る秘訣や、進歩する心構えなどを、日々読書や映画などより得ていることが分かります。
この本の<三手読み>についてよりの抜粋です。
一手目、自分にとって最善のベストの選択を探します。
二手目、相手にとって最善のベストの選択を探します。つまり、自分にとってもっとも困る一手・選択を考えることです。
よく危機管理などでは<最悪の事態を想定せよ>と言われますが、このことです。
ここで自分の都合の良い一手を考えてしまうと<勝手読み>になります。
それから、三手目に自分が何をするか事前に決めておくわけです。
三手目の読みが大切なのは、百手読んでも、千手読んでもすべて、その延長上にあるからです。
また、もう一つ注意しなくてはならないのが相手の一手を読むことです。
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相手に立場に立って、相手の価値観に沿って考えるのがもっとも正確な読みになりわけです。
さらに、物理学者ニールス・ボーアの<専門家とは非常に狭い分野で、ありとあらゆる失敗を重ねた人間のことである>という言葉を教えてもらいました。私は深く共感します。
羽生氏も、<正確な身の丈を知るためには、さまざまな角度からトライ・アンド・エラーが必要であるようです>と記しています。羽生氏のような天才棋士と言われている人でも、将棋という狭い分野でも失敗をしているとのこと。さらに、新手を打って失敗しても、一時の評価に右往左往しないと断言しています。
羽生氏の著作は、私の心のビタミン剤です。読んだら、元気をもらえる特効薬です。



