ドラマ<半沢直樹>についてマスコミの評判を聞いても、テレビドラマを見る気もないので、原作を読みました。劇画タッチの主人公、推理小説的なストーリー、逆転に継ぐ逆転。理不尽な上司を逆襲する痛快さ。確かに面白い小説でした。展開の楽しさばかりが先行します。喧嘩腰ばかりで苦悩しない主人公とは、やはり非現実的な設定です。
銀行の内部を暴露的に描いているのは、新鮮です。銀行の企業文化を説明している記述も、納得できます。
・手柄は自分のもの、ミスは部下のもの
・担保がなければ見殺しにするのが銀行
・晴天に傘を差しだし、雨天に取り上げる。融資の要諦は回収にあり。カネは裕福な者に貸し、貧乏なものに貸さないのが鉄則。
これこそが銀行の融資の根幹だ。
・銀行という組織は、全てがバッテン主義だ。業績を上げた手柄は次ぎの転勤で消えるが、バッテンは永遠に消えない。
そんな銀行組織に中で、上司に楯を突く半沢の台詞が愉快です。
<やられたらやり返す。泣き寝入りはしない。十倍返しだ。そして ー 潰す>
まさにサラリーマンとしてはあり得ない主人公です。日本のサラリーマンは、もう少し温和しい社畜だと思いますが。夢の中でしか存在しないサラリーマン半沢直樹だからこそ、庶民から人気が出るのだと、感じました。
銀行の内部を暴露的に描いているのは、新鮮です。銀行の企業文化を説明している記述も、納得できます。
・手柄は自分のもの、ミスは部下のもの
・担保がなければ見殺しにするのが銀行
・晴天に傘を差しだし、雨天に取り上げる。融資の要諦は回収にあり。カネは裕福な者に貸し、貧乏なものに貸さないのが鉄則。
これこそが銀行の融資の根幹だ。
・銀行という組織は、全てがバッテン主義だ。業績を上げた手柄は次ぎの転勤で消えるが、バッテンは永遠に消えない。
そんな銀行組織に中で、上司に楯を突く半沢の台詞が愉快です。
<やられたらやり返す。泣き寝入りはしない。十倍返しだ。そして ー 潰す>
まさにサラリーマンとしてはあり得ない主人公です。日本のサラリーマンは、もう少し温和しい社畜だと思いますが。夢の中でしか存在しないサラリーマン半沢直樹だからこそ、庶民から人気が出るのだと、感じました。