岩国矯正歯科クリニック(山口県)院長の矯正日記

院長が、健康・矯正に関すること、日々の出来事などを綴っています。

最新 アメリカ矯正事情 インビザライン編

2017-02-17 13:36:57 | 矯正歯科に関すること
アメリカ国内で開業している著明な矯正専門歯科医から教えてもらった話です。

彼自身でも症例を選んで、インビザラインを使用して治療しています。非抜歯症例だけでなく、便宜的に抜歯をした場合もあるとのことです。一方で、一般開業医や他の矯正専門歯科医がインビザラインを使用して患者さんの後戻りを、ブレイスで治療していることも多々あります。

彼は専門家ですので、患者さんがインビザラインを希望しても、その歯並びには適切でない治療と説明し、了解を得られるほど信頼感がある方です。また、その歯並びに適切である場合には、インビザラインを用い治療をしています。

つまり、歯の並び方だけでなく、周囲組織や咬合の状態まで、所定の診断をちゃんとしているということです。

不正咬合を診断してインビザラインを用いるのが不適切か、適切かの見極めの甘い歯科医師や矯正歯科医が、インビザラインをいることが分かります。

彼は、最後こんなことを話していました。自分は矯正歯科の専門家として、最後の砦となるように、後戻りをした症例をブレイスで治療しています。他医院で以前に治療したことのある再治療であっても、新規に始める方と同様に、報酬も患者さんに提示してますがね。

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