「俺の妹がこんなに可愛いわけがない (8)」読了。

8巻、帯に注目。



・・・きりりん逃げてー！！
女子中学生なら手当たり次第かよ。QBさんマジ鬼畜。
ちなみに、漫画版4巻の帯はほむほむです。
ナイスコンビプレイ。

とまぁ、半ばお約束的に取り上げてみましたが。
もちろん肝心なのは内容ですので。

以後、がっつりネタバレを含みます。
今後読む予定があって且つネタバレが嫌な人は、自己責任でヨロシク。




しかし何だね。大枠としては、落ち着くところに落ち着いた感じ？
恋愛編ということで7巻から前後編の作りになってますが、8巻は見事に7巻の内容をそのまま
兄妹入れ替えてやってみました、という分かりやすい構成。
違うのは、恋人ポジションにいるのがポッと出の新キャラじゃなく黒猫だったこと。
でまぁ紆余曲折あって結局元通り＋αくらいの関係性になりましたが。

今回特筆すべきは、麻奈実さんですかね。
個人的にはラスボス、最後の黒幕はこの人だと思う。さすがベルフェゴール。
最強だろ、こいつ。
まーねー、やっぱ最終的に京介とくっつくのは麻奈実以外考えられねーよなー。
その辺においては、あやせより強いと思うよ。
最初からずっと麻奈実派である僕は、非常に満足です。
いつか、本気を出して京介を落としにかかる彼女の姿を見てみたい。

しかしまぁ、黒猫は不憫だよねえ。不憫というか不遇というか。
彼女は彼女なりに頑張ってて、実際成果も挙げてるんだけど。
何かこう、それもこれも全部麻奈実の掌の上でした、的な雰囲気が漂ってまいりました。
何というかませ犬ポジション。

あやせは、出番激減。
手錠プレイは健在でしたが、やっぱ京介に恋人ができたとなるとパワーダウンするわな。
麻奈実＞黒猫＞あやせ＞沙織＞瀬菜＞加奈子
くらいには好きなキャラなので、頑張って欲しいんですが。
冗談半分とはいえ「結婚」という単語を出した唯一のキャラなんだし。
その辺キッチリ責任取ってもらわないとねぇ。

瀬菜は、ギャグで活きるキャラですよね。っていうかそれしか出番はない、みたいな。
コイツの腐女子発言は、いちいち僕は友達が少ないの理科とカブります。
レーベルを越えた夢のコラボ、やっちゃいなよ！
理科本人もツイッターで言ってることだし。
ホモゲ部も両方の作品に出てくることだし。

そんなこんなで、全体的にギャグ部分は楽しく、シリアス部分は無難にできてました。
シリアス方面で言うと、この話を2冊分にしたのはちょっと冗長かなという気もする。
ま、妹で1冊、兄で1冊と思えばそんなもんなのかなー。
今回ちょっと長めの話だったので、次は短編がいいなあ。
各キャラの掘り下げをしっかりやって欲しいです。
黒猫の妹とか、瀬菜もメイン張ったことないだろうし、あとあやせもこのままじゃ寂しい。
やって欲しいこと、やるべきことはいっぱいありますね。
うん、こうしてみると8冊出てるとは思えない、コンテンツのキャパシティ。
今後も漫画やアニメと共に色々な活躍が期待できそう。
大したもんです。

・・・桐乃？
知らん。