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和泉の日記。

気が向いたときに、ちょっとだけ。

雑記。

2012-06-04 22:34:50 | いつもの日記。
氷菓、温泉回でありながら女性陣の入浴シーンほぼなし。
代わりに奉太郎と里志の入浴シーンを心ゆくまで御覧ください。
 誰 得 。
をするんだよ
さすが京アニ。温泉回なのに不健全な絵面にはならなかったぜ。
いや、ある意味不健全なのかもしれない。腐女子的な意味で。
BDで湯気が薄くなったりお湯が透明になったりしたら発狂するかもしれない。

テイルズオブエクシリアに挫折しそう。
何かこう、自由度がないんだよ!
すげえ一本道なの。
「次はこの街に行ってね!」じゃなくて「次はこの街にしか行けないよ!」なの。
全部仕組まれてるんだよ! っていう感じ、やらされてる感じが強くなってきた・・・。

小説版めだかボックス下巻が届く。未読。
最近、西尾維新が続いてるなぁ。
それだけ作品数が多いってことだよね。すげえなあ。
取り敢えず、口絵の長者原と大刀洗がいい感じ。
あ、勿論不知火もね!

スマホでラジオが聞けたらなあ、と思って改めてポッドキャストを試す。
・・・悪くないんだけど、番組が「ポッドキャスト用番組」しかないんだよね。
普通のラジオ番組を、普通にタイムシフト視聴できればいいのに。
技術的には余裕で可能なはずなんだけどな。
需要がないってことかしら。
それとも、もっとよく探せばあるのかしら。

目が痛い。
眼精疲労ですかねえ。
体調とか諸々余裕が出てきたら、眼科に行かないとなぁ。
歯医者も行ってるし、病院尽くしだな畜生。
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【SS】傍観者

2012-06-04 18:22:28 | 小説。
本校にいじめは存在しません。
それが、教師陣のスタンスだった。
バカじゃねえの、と思った。
そんなわけねえじゃん、と。
現に今――僕の目の前に、いじめは存在している。

所詮小学生のいじめだ、大したことはない。
きっと、大人はそう言うだろう。
僕も、まぁそんなに大したことじゃないかなとは思っている。
かと言って止めはしないし、まして推奨なんかしないけれど。

曲輪円環くるわ まどか――いじめられている女子の名前だ。

一見普通の、どこにでもいるような女子。
ただ、ちょっとぼんやりしていて何を考えているのか分からないところがある。
最初は確か、事故で彼女の体操服に牛乳をこぼしてしまったことだった。
お調子者の男子が給食の時間にふざけていて、うっかりやってしまった。
彼女はそれを見ていたはずなのに、昼休み明けの体育の時間、その体操服をそのまま着た。
交換どころか洗いもせず、そのまま。
当然ちょっとした騒ぎになった。
以来、彼女への遊び半分の攻撃は徐々にエスカレートしていった。
上履きを隠す。筆箱に虫の死骸を入れる。頭からバケツの汚水をかける。
僕はそれに加担することなく、ただぼんやりと眺めていたが、どこからいじめだったのだろう?
明確なラインがちょっとよく分からない。
ただ、今現在は少なくともいじめと断言していいだろう。

「ちょっと男子、やめなさいよー」
今日も今日とて、椅子に画鋲を仕掛けるという馬鹿馬鹿しい行為に勤しむ男子に女子が言う。
やめなさいよ、と言うだけで、結局彼女らもケラケラ笑っているのだ。
僕は笑わない。あくまでも、見ているだけだ。特に感想もない。
そうと知らない曲輪が、席に戻る。
椅子を引き、何も確認せずにそこに座る。
ぎゃっ、と声を上げて彼女は飛び上がった。
ああ、痛そうだ。飛び上がるのも無理はない。
そのリアクションに、教室中がどっと笑いに包まれた。
何という不健全な笑いだろう。
何度も言うが、僕は笑わない。そんな趣味はない。

いつもなら、それで終わり。
何事もなく次の授業が始まる。
だけど今日は、いつも通りじゃなかった。

「うああああ!」
曲輪は叫び声を上げ、その椅子を持ち上げた。
「誰だ! 誰がやった!」
とても彼女とは思えない怒号に、一転、教室が静まり返る。
「・・・もういい」
曲輪はそう言って。
誰もが、ほっと胸を撫で下ろした瞬間。
「全員、殺す」
と、宣言した。
ブン、と手近な男子に向かって椅子を振り下ろす。
妙に水っぽい音がして、男子は床に倒れた。床に赤い血がじわりと広がる。

そこからは、阿鼻叫喚、地獄絵図というやつだ。

曲輪は次々とその椅子で復讐を果たしていった。
そう、これは復讐だ――。
僕はぼんやり、そんなことを思っていた。

「お前は何故逃げない?」
気がついた時には、教室内にいる無事な生徒は曲輪と僕だけになっていた。
それ以外は、死んだように動かないか、もしくは外へ逃げ出した。
いずれ騒ぎを聞きつけた教師がやってくるだろう。
「僕は」
彼女の胡乱な目を見つめて、言う。
「何もしていないから。復讐されるようなことを、してないから」
「ああ――」
そこで彼女は、キヒヒ、と笑った。
「お前はいつも、見ているだけだったなぁ」

――ぐしゃ。

頭部に酷い衝撃。
ああ、やられた。
そう思った時には、もう目の前は真っ暗だった。
「ただ見ているだけだって、同罪に決まってるだろう」
そうか、なるほど。
それもまぁ、そうかもしれない。
僕は、薄れていく意識でそんなことを考えていた。
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