和泉の日記。

気が向いたときに、ちょっとだけ。

ローカライズ。

2012-09-29 21:40:26 | いつもの日記。
洋画の場合、字幕or吹き替えの選択というのはもう一般的になった様に思います。
この辺は、DVDの恩恵ですね。
英語音声と吹き替え音声を別チャンネルに収録可能という幅を持たせたわけです。

さて。
それでは洋ゲーではどうでしょうか。
一部を除き、基本的には字幕のみ、みたいな風潮じゃないですか?
これがムカついて仕方ない。
何だよ! 日本ローカライズっつって、やってることは字幕と自主規制かよ!
そんなものにフルプライス払うのって、違うんじゃねえの?

洋ゲーのローカライズってのはさあ、元々あるリソースを日本向けにカスタマイズすることに意義があるんだよね?
じゃなけりゃ、オリジナルをやります。
場合によっては、有志の日本語化があったりするじゃない。それで十分。
しかも、円高な今、オリジナルの方がほぼ確実に安い。
そういう数々の越えるべきハードルが、ローカライズにはあるわけです。
で、日本語吹き替えに対応しないということはそのハードルをひとつ越えきれなかった、ということ。
これはいただけない。

ここで大事なのは、字幕or吹き替えはユーザーが任意に選べる仕様にすべき、という点。
当たり前。洋画のローカライズを見習え、って言ってんの。
英語が好きな人はそのままやればいい。
その幅こそが、ローカライズの意義だという話。

それに、吹き替えが標準装備になると誰が吹き替えやるんだろ? っていう楽しみもできるよね。
声優ファンには嬉しい要素。
下手したらそれだけで買っちゃう。
・・・それはまあ、割とディープな人だけだろうけど。
まあ何にせよ、売りのひとつになるわけです。

その辺が分かってるのか何なのか、最近有名どころは吹き替えを押さえてきてるよね。
スカイリムとか、ボーダーランズ2とか。
いい傾向です。
これがもっと浸透して、ローカライズには吹き替えが必須、っていう風潮になんねーかな。
洋ゲーは、今や和ゲーと同等かそれ以上の良ゲーリソースとなっています。
日本のメーカーは、積極的にローカライズすべきでしょう。
そうなった時、つまり和ゲーと同じ気軽さでユーザーが洋ゲーを選択するようになった時。
吹き替えの有無みたいな、繊細な作業は日本企業の柱になり得るぞ、と思う次第。
頑張って欲しい。
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ニセコイが凄い。

2012-09-29 08:03:37 | いつもの日記。
いやあ、何を今更なんだけど、ニセコイが凄い。
超面白い。
今、世間が求める少年誌ラブコメはこれである、というひとつの究極系に思える。

まず主人公が当たり障りなく、ムカつかない。普通にいい人。
これを嫌味なくやれるのは、実は結構凄い。
リアルにいそう、でもいない。
ちょっと爽やかめで、嫌われるような行動はせず、前に出過ぎない。
少年誌ラブコメの主人公として最適な、投影型キャラ。
こいつのさじ加減を間違えると、多分色々終わる。
そのバランス感覚が凄い。

そしてヒロインが魅力的。
いや、今やラブコメにおいてヒロインが魅力的なのは当たり前な話なんですが。
何が他作品より優れているか?
それは、照れとデレである、と僕は思う。
全ヒロインがこの二つを標準装備。
果敢に主人公に攻撃をしかけながら、時折赤面してアタフタする。
ここでもやはりさじ加減、バランスだ。
押して押して、絶妙なタイミングで引く。
この緩急のバランスが上手すぎる。

特に小野寺さんである。

ああそうだよ、僕はこれが言いたかっただけだよ。
小野寺さんすげえ。
照れて照れて、目一杯恥ずかしがってキョドって。
でもここぞというときに、とんでもない一言をさらりと放つ。
ドラゴンボールで例えるなら界王拳をすっ飛ばして元気玉を打ち込んでくる感じ。
何でドラゴンボールで例えるのか。気にするな。
千棘や鶫といった圧倒的火力を誇るライバルたちを相手に、彼女はその緩急だけで戦う。
のらりくらりと、地味で影の薄い存在でありながら不意に核心を突く。
これこそが、彼女こそが、新時代のヒロインなのだ。
なのだ、ってお前。

とまあ、そんな感じでニセコイは凄まじいという話。
少年誌ラブコメが好きな人なら、外しちゃいけない傑作ですぜ。
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