和泉の日記。

気が向いたときに、ちょっとだけ。

雑記。

2012-10-30 15:08:14 | いつもの日記。
SS「穴」。
無意味に穴を掘り、次にその穴を無意味に埋める、という作業を繰り返すと
精神がおかしくなるそうです。
そして、実際に穴を掘る作業ではなくとも、現実の仕事ってやつは
結構こういう作業に近いものだと思います。
そりゃ、遅かれ早かれ病むわ。という。
そんなわけで、テーマは停滞と閉塞、でした。

さーて、取り敢えずやっつけだけど小説書いたぞ。
引き続き、「なかはん!」の執筆を行なっていこうと思います。
ぼちぼちとー。

しかし最近寒いですな。
と、そこで気がついたんだけどさ。
僕、外出する時より屋内にいる時の方が厚着してんだよね。
外寒いんだからちゃんと着ろよ! と我ながら思います。
ちょっと頭おかしいんじゃねーのー。
おかしいんです。

ニコニコ動画で、ちらっと「てーきゅう」見ました。
うん、なるほど。
分からん。
2分40秒しかねえのに前後にCM入れてOPもあるってどういうことだ。
まとめて10話くらい見たら楽しくなるのかもね。
それは最早洗脳に近い。

今週のジャンプ。
暗殺教室、表紙&巻頭カラー。気合入ってんね。
BLEACH、伝統と安定の後出しジャンケン。秘められた力覚醒しすぎ。
めだかボックス、球磨川がおいしい。いいポジションにいやがんなあ。
ニセコイ、何やかんやで結局仲直り。小野寺さん・・・。
次期打ち切りレースは、やはりタカマガハラか。僕は好きだぜ。
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【SS】穴

2012-10-30 14:39:08 | 小説。
穴を掘っている。
ひたすらに。無心で。目的もなく。
ただ言われるがままに、掘っている。

固い岩を砕き、砂利をかき分け、粘土を貫く。
手はとうに痺れて、感覚も分からない。
それでも掘る。
掘る。
掘る。

少しの休憩。
何故こんなことをしているのだろう、と考える。
命令だから。
やらなければならないから。
そこで思考は停止する。
よく、分からない。
溜息をつく。
そうこうしているうちに休憩時間は終わり、また作業に戻る。

何故、何故、何故。
ああ、どうしてだろう、頭が上手く働かない。
考えがまとまらない。進まない。
巨大な岩盤に遮られているような感覚。
停滞。
そして閉塞。

混濁した意識のまま、それでも穴を掘り続ける。
もう随分と深く掘った。
いつになったらこの作業は終わるのだろう――。
そう思った矢先。
急に、掘るのを止めろと言われる。

毒が出た。

無色、無臭の気体で、本当にそれが毒なのかも分からない。
しかし、とにかく止めろと言う。
やむなく作業を中断し、地上へと這い上がる。
困った事態になったようだが、何にせよこれで体を休めることができる。
手も足も、もう疲れきっていた。
とにかく何もしたくなかった。

調査の結果、間違いなく毒であったらしい。
穴を掘る計画は中止となった。
そして今度は、その穴を埋めよという命令が下った。
ひたすら掘り進め、訳も分からないまま中断した、その穴を。
今度はとにかく埋めよと言う。
やむをえず、かき分けて山と積もった土を、深い穴へと放り込んでいく。

ざく、ざく、ざく。
埋める。
埋める。
埋める。

ああ、何か、考えていた。
考えていたはずなのだが。
それすら、もう忘れてしまった。
曖昧に広がるこの深い穴の中に、落としてきてしまったのかもしれない。

ああ――。
僕は一体、何をしているのだろうか。
コメント (2)
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