ひょんなきっかけで、落語を見に行くことになった。
30年来の友人が、アマチュア落語をやっていて、
その発表会があったからなんや。
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友人はアマチュア落語、私はアマチュアボクシング、
やっぱり友人や! 共通点があるもんや!
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場所は、環状線の福島駅から商店街に入って、5分ほど歩いたところにある
八聖亭というところやった。
名前が示すとおり、あの福島区出身の月亭八方の所有らしい。
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この八方所有のビルの2階にある、小さな会場が八聖亭らしい。
せやな、いっぱい入って、50人ぐらいかな。
会場に入ると、”はんジュク落語会”と印刷されたプログラムをもらった。
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それを見ると、友人は5番目で、
演目は「青菜」やった。
やるなあ。
「青菜」っちゅうたら、なかなかの名作や。
ジャッキーの好きな演目の一つやおまへんか。(ちょっと落語言葉になってくる)
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子供の時に見た、笑福亭仁鶴の”青菜”は抜群で、
小学生の私でも、吹き出して笑ったほどや。
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この話、主人公の植木屋が、お金持ちの家で、もてなされたことに感動して、
自分の家でも、それとおんなじ事をやってみるという、よくあるストーリー。
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お金持ちの旦さんが、植木屋さんに向かって、
「どや、あんた柳蔭飲まんか?」と聞く。
「柳蔭ゆうたら、上等の酒やおまへんか。」
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ジャッキーもそんな酒飲んでみたいなあ。
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その植木屋さんが、もてなしを受けて、
家に帰ったところに、
友達の大工が、「風呂行こか。」とやってくる。
そこで、
「おお、植木屋はん、あんた柳蔭でも飲まんか?」と聞く。
「ええ!そんなええ酒あるんかいな?せやけど何やねんな。わしは大工、あんたが植木屋やないか。」と。
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その後何回も、植木屋はん、植木屋はん、と繰り返し、そのたんびに、「あんたが植木屋ややないか!」と繰り返すシーンは爆笑の渦や。
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ジャッキーも鯉の洗いをアテに柳蔭でも飲むとするか。
鯉ゆうたら、大名魚ちゅうて、なかなか食べれられへん。
しゃあないから、鯉の代わりにオカラでも食べよ。
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柳蔭ないから、
安い泡盛の水割りにしとこ。
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青菜やったら、そないタイソウなもんやないやん。
水菜やったら最近、腹いっぱい食べたで。