cogito ergo sum

日々の雑感・料理レシピ・KinKi Kidsに関することなど…
好きなものを気ままに綴るMy Style♪

「役立つ」

2007-11-05 | Weblog
今日の新聞記事から。
NOVAが経営破綻してしばらくたちますが、いろいろと問題がでてきているようですね。
報道によると、外国人講師さんの社会保険を本人には加入済みのように見せかけて、給料から保険料を天引きし、実際にはNOVA自体が運営する保険会社の任意加入の保険に承諾なく入れていたようで、今回破綻してしまったので、その保険も受けられなくなる、講師の人たちは、「社会保険で安心」と信じていたのに…
ということでトラブルになっているようです。
突如無保険状態に放り出されるのだから、不安が広がるのは無理もないですよねぇ。
社会保険庁の求める規則や、国民健康保険法などから照らし合わせると、企業は、常勤従業員の勤務日数、勤務時間の4分の3を超えた場合、加入させる義務を負うことになっているようですが、NOVAは“厳密な”計算に基づいて、「授業時間中に講師のみ6分間の休憩を設ける」というかたちで、合計就業時間を4分の3未満におさえ、当人たちには保険にも加入していると思わせていながら、実際には無保険で「旅行中」滞在というかたちで、講師の扱いをしていたのだそうです。
う~ん、「6分」
授業時間なのになぜ休んでいいのか、生徒も講師も不思議だったでしょうねぇ。
しかし、そこまで厳密に計算する知恵を、あれだけ成功した、システム化されたものをもった大きな会社なら、別の方向で生かして欲しかった…
つくづくそう思います。
NOVAウサギだってかわいかったし…
あのなんともいえないかわいさに罪はないけれど、講師や生徒、何らかのかたちで被害をこうむった、不利益をこうむった人たちには、忘れられない、憎憎しいキャラクターになってしまうのでしょうね…
まったく、最近ほんとに、その知恵を別に使えなかったのかなぁ、と思うようなニュースが多発です。
少し前になりますが、ミートホープにしても、「肉」に関する知識と技術はほんっと“秀逸”ですよね。
作り出したミンチの機械も、表彰されるだけあってかなりよくできているみたいだし…
せっかく大きくした会社、しかもあれだけの技術を一代で築いた、
地味にかたく行くにしても、華やかに宣伝するにしても、
ただしく、本人たちの利益にも名誉にもなる、そんな生かし方もきっとあったはずなのに…
どうしても目先目先になってしまうのでしょうか。
赤福に続く御福餅だってそうですよねぇ。
あんなに売り上げを伸ばしていたというのだから、せめて「人のふり見て我が振りなおせ」できちんとした体制をとっていれば、少なくともこれほど責められることはなく、これからの年末年始、お伊勢参りの人出も増えることだし、これまでに抱えていた負債や在庫の分の損失も十分に補填可能なくらいだったんではないかと思うのですが。
詐欺事件もどれもそうですよね。
あまりにもうまい話にだまされすぎでは??というケースもあるけれど、
ずいぶん巧妙なケースも増えていて、まったくその仕組みを思いつくだけの知恵があるなら、ちゃんとした職業面で、そのアイディアを生かせなかったの??
と思うことしきりです。
こういうケースが多いというのは、やはり、なかなかアイデアが直接的に、迅速に、それ相応の報酬、評価を受けることが少ない、
むしろ不当な、不法な世界ではもっと評価される…
そんな世界になっているからなのでしょうか。
今日の「ガリレオ」もそうでしたが、ちょっとそんなことを考えさせられました。

でも「技術」「アイデア」に罪はなくとも
やはり「使い方」それを生み出す「動機」、そこに“汚さ”が混じったとき、やはりそれは「罪」になるのではないかと思います。
もちろん「動機」は目に見えないもので、微塵もそんなこと考えていなかった、と本人に申告されれば、社会通念上は罪に問うことはむずかしいでしょう。
実際本当に思いもよらないような悪質なことに使われてしまうということも、ありえなくはないわけで、その場合純粋な技術をけがされた、その意味で開発者は被害者となるわけで…
どこまで「責任」を負うのか、
「技術」と「その運用」そしてそれに対する「評価と報酬」
簡単にはこたえの出ない、難しい、微妙なところを持つ問題だと思います。
間違った方向へと走った人の「技術」は
どこかで、何かを見落としてしまい、
純粋な人の「技術」に最終的にはかなわない、「転落」しか最後には残されていない…
「ガリレオ」第四話のように現実もそういうケースばかりならまだよいのですが…

表面上は「転落」することなく、不当に、うまくいき続けても、
自分の心についた消えない「うそ」「ごまかし」に苦しみ続けることになる
それならば、やはり限られた人生においてそんなことに大半を費やしてしまうのは、自分にとってもけっきょく何の得にもならない、
そう考えれば、少し生き方、違ってきませんかね…

どう生きるかはもちろん個人の自由だし、口の出せることではないのですが、なんとなく私はこんな風に思います。
考えも未熟な上に舌足らずでうまくいえないのですが。
このブログにたまたま出会って、なにか考えてくださるきっかけになれば、これ以上の幸せはありません。

長文になってしまいましたが、最後に気分を変えて
今日のレシピ紹介です☆

・牛肉の塩こしょう焼き サラダを添えて
・前菜三種盛り …①
・かぼちゃと長芋のイタリアンソテー …②

①の作り方
1 なしを薄くスライスし、ロックフォールチーズ、生ハムとともに盛り付ける
2 レンコンを薄くきって粉をうすくまぶし、油で揚げて、レンコンチップスに
  する
3 牡蠣に塩こしょうをして薄く粉をまぶしソテーする
4 ブロッコリーを蒸したものをみじん切りにし、室温に柔らかくしたバター、
  おろしにんにく、パルミジャーノレッジャーノのおろしたものを混ぜ合わせ
  て、エスカルゴバター風にし、3の牡蠣の熱いところにかける
5 1,2、4をひとつの皿に盛りつける

②の作り方
1 かぼちゃは薄いくし型、長いもは厚めの輪切りにする
2 にんにく、生ハムの油をフライパンで熱し、1の野菜を焦げ目がつくくらい   にソテーする
3 塩こしょうで調味し、盛りつける

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