T's Laboratory

ボウリング、その他について思うところを綴ったブロクです。

WBC世界フライ級タイトルマッチ(2009.5.26)

2009-05-29 00:04:12 | 格闘技
先日、紆余曲折の末、日本で開催された内藤大助5度目の防衛戦をテレビで
見ましたので、久しぶりにボクシングについて感想を記したいと思います。

まず試合内容ですが、判定勝ちは問題なかったと思いましたが、明らかに
苦戦と言えるものでした。

ジャブや右ストレートは打てば当たるという感じでしたが、単調ともいえる
挑戦者・熊のフックを3ラウンド当たりから不用意にもらうようになり、
6ラウンドにはダウン、8ラウンドもロープがなければあわやダウンという
状況に陥り、ボクシングをあまり見ない人にとっては、本当に内藤の勝ち
なのか分かりにくい内容になってしまったといえます・・・・

個人的な印象としては、内藤は強い相手や不利を予想されている試合には
予想を覆し、素晴らしい内容の試合をする反面、格下と思われる相手や
単調な攻撃を繰り返す相手には、案外、不用意なパンチをもらい苦戦をする
傾向にあるように思います。
油断しているわけではないと思いますが。
次回は5度目のポンサクレック戦になるようですが、今回よりは良い内容に
なるのではないでしょうか?

次にマッチメークなどについてですが、これまでの日本人路線のつけが
一気に回ってきてしまった感じです。
これまでの防衛戦は、ポンサクレックを除けば、全て下位のランカーを
選んでましたので、WBCに暫定王者を作られないか心配をしていましたが、
案の定、タイで行われた挑戦者決定戦がいつの間にか暫定王者決定戦となり、
ポンサクレックが暫定王者に・・・
内藤は次戦は王者統一戦、その次も指名試合と2戦連続、相手を指定される
結果となってしまいました。

王座を長く守るため、指名試合以外は無理な相手を選ばない、日本から王座を
流出させたくないため挑戦者を日本人ランカーにするというジムの思惑も
分かりますが、世界ランカーはそれなりの力を持っていて、いつでも不覚を
とる可能性はあるでしょうし、内藤のボクシングは相手は強いほど光る面が
ありますので、色々な国の色々なタイプの選手との見てみたいと思っている
ところです。
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大晦日格闘技観戦三昧(笑)

2009-01-01 22:51:56 | 格闘技
大晦日はWBA世界フライ級タイトルマッチとDynamiteが連続で
放送され、格闘技観戦三昧という感じでした。

まず、WBA世界フライ級タイトルマッチですが、あのような形で決着が
つくとは予想もしていませんでした。
デンカオセーンは強敵で特に序盤のパンチは強烈ですが、王者・坂田も
それは十分承知しており、1ラウンドは慎重過ぎるくらいの立ち上がり、
2ラウンドは多くの時間を接近戦に持ち込めていましたので、このまま
王者ペースで試合が進むのではと思った矢先の離れ際の右フックは本当に
驚きました。
タフさを誇る坂田もガード越しで見えにくいのテンプルへのパンチでは、
耐えることが出来なかったという感じでしょうか?
再起を図るなら頑張って欲しいところです。

Dynamiteの方はK-1MAXの佐藤VSキシェンコやDREAMの
青木VSアルバレス、所VS中村、またK-1甲子園などは見応えがあり、
面白いと思いましたが、K-1とDREAMの対抗戦(?)は問題がある
ように思えました。
最近の総合格闘技の選手の打撃のレベルの高さは、キック系の試合に
出場しても通用するくらいですので、ワンマッチではK-1勢が大敗する
可能性はあったと思いますが、ヘビー級の出場選手には12月のGPに
参加した選手が多く、しかもダウンを喫した選手が多く見受けられたので
コンディション面で万全ではなかった選手が多かったことが大敗の大きな
原因ではなかったでしょうか?
Dynamiteはお祭り的な要素も多いですが、選手あっての大会です
ので、選手生命を縮めるようなオファーは避けて欲しいところです。
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WBC世界フライ級タイトルマッチ

2008-12-25 23:21:30 | 格闘技
12月23日にWBC世界フライ級タイトルマッチが行われたので感想を
記したいと思います。

今回の内藤の相手は、対立王者の坂田からダウンを奪ったとはいえ、元々は
一階級下の山口真吾ということで、自分の予想も王者有利、リングで向かい
あった時は、やはり体格差があるという印象でした。

試合は、王者の動きが1ラウンドから非常に良い感じで、前回の清水戦と
比べても、パンチのスピードや切れは段違いで、本来の動きが出来ており、
変則的なフェイントからの強烈な右フックが何度もヒットしていたので、
中盤までのKOもあるのではと思ったくらいでした。

一方の挑戦者・山口の動きも良いと思いましたが、時折、良い右を当てる
ものの、王者の動きについていけてない感じで、カウンター気味にパンチを
何度も貰ってもダウンしないのが不思議なくらいでした。
これが最後のチャンスと思う心が体を支えていたという感じでしょうか?

解説では挑戦者がペースを掴みかけていると言っている場面もありましたが、
私は、内藤がいいパンチを貰っても、必ず連打を返して終始ペースを握って
いたように見え、11ラウンドでレフリーストップになるまで、打ち合いが
続いたのが不思議なくらいでした。

全体的には、王者は最後まで守ることなく、挑戦者も決して諦めることなく
攻め続けたので非常に見応えのある試合になったと思います。
今回の試合が決まったとき、また日本人挑戦者かとも思いましたが、へたな
相手よりはずっと盛り上がったのではないでしょうか?

次回の内藤の相手は指名試合でタイのポノムルンレックということですが、
これをクリアーしたら中南米や欧州の挑戦者を迎えて防衛戦を行って欲しい
と個人的には思っています。

これまでの相手は日本人、タイ人だけなので、このままの路線では日本や
東洋のタイトルマッチという感じもしますし、違うタイプの相手と試合を
することで内藤のボクシングの面白さが引き出されるのではないかと思い
ます。

また、王者が健在なのに、挑戦者の国が偏っていることで、政治的圧力が
加わり、暫定王者が作られてしまうのを個人的には心配しています。
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魔裟斗day

2008-10-02 22:29:39 | 格闘技
昨日はK-1MAXの決勝戦があったので、感想を記したいと思います。

・魔裟斗VS佐藤

1ラウンドから予想通り(?)魔裟斗がパンチで仕掛け、リーチ差をものともせず、
左フックをヒットさせていましたが、個人的には佐藤の左ジャブが意外に魔裟斗の
顔面を捉えていたのは驚きました。
個人的には佐藤が膝で迎え撃つことは予想していましたが・・・
2ラウンドはパンチのヒット数で上回った魔裟斗がポイントを取ったのは妥当だと
思いましたが、佐藤の右ストレートも時折クリーンヒットしていて完全にはペースを
渡していない感じで、もう少し膝を出せれば面白いのにと思ったところです。
3ラウンドはいきなりパンチの打ち合いになり、パンチの打ち合いでは不利だと
思われていた佐藤の方がダウンを奪ったシーンはこの試合のハイライトだったの
ではないでしょうか。
その後は脅威の回復力でラウンドの後半を盛り返した魔裟斗がドローに持ち込み、
延長でやや手数に減った佐藤にパンチを打ち込んで逆転の判定勝ちとなりましたが、
延長の判定は文句なしとしても、本戦では佐藤の勝利でも良かったのではないかと
思いました。
ただ、キックボクシングでは海外で実績を残しながら、K-1では評価が低かった
佐藤も負けながらも評価を上げたと思いますし、魔裟斗のダウンを喫してからの
勝ちに対する執念とそれを支えたスタミナは素晴らしかったと思います。

・サワーVSキシェンコ

残念ながら3ラウンドからの放送でしたが、キシェンコの勝利は大金星と言って
良いと思います。
サワーは序盤は相手の攻勢を許す場合があるものの、相手の動きを把握してからは、
なかなかクリーンヒットを許さないという印象が個人的にはありますが、延長では
クリーンヒット数は互角の印象でしたので、キシェンコの実力もかなりのところまで
来ていると思いました。
判定はマストシステムでなければ、ドローでも良いと思いましたが、派手な攻撃を
仕掛けていたのはキシェンコの方でしたので、K-1では妥当なところだと思います。

・魔裟斗VSキシェンコ

個人的には、全く予想していなかった昨年の準決勝と同じ組み合わせになりましたが、
昨年より実力が拮抗し、また両者ダメージもあり、熱戦になったという印象です。
キシェンコの足のダメージはサワー戦から明らかでしたが、魔裟斗も試合が始まると
キシェンコのローキックで簡単に足が流れ、佐藤戦のダメージは試合中の印象以上で
すぐにどちらが勝ってもおかしくないと感じました。
2ラウンドは魔裟斗のダウンは、立ち上がったものの、それまでのダメージや倒れ方
からしても、挽回は難しいように見えましたが、諦めずに打ち合って、いつの間にか
ペースを奪い、本戦ではやや優勢なドローまで持っていたのは見事としか言いようが
ありません。
魔裟斗のダメージは出場選手中一番だった思いますが、優勝にかける思いもまた一番
だったのではないでしょうか?
この日の主役は間違いなく魔裟斗でした。

・その他

大会直前の急なルール等の変更がありましたが、色々な憶測を呼び、まずかった面も
あったと思いました。
準々決勝から決勝大会まではそれなりに期間がありましたし、大会途中でのルールの
変更は他のスポーツでは例がないように思います。
個人的には、オープンスコア→○、ロングスパッツ禁止→△という感じでしょうか。
オープンスコアは観客にもジャッジの基準等が把握しやすいですし、特定の選手を
優遇しているという疑念は起きにくいと思います。
ロングスパッツ禁止は、衝撃に強い新素材を使ったコスチュームによる防御力の強化
という不正を未然に防ぐという建前ですが、今回だけは厳重なチェックをした上で
認めるという形で良かったのではないでしょうか?
実際に着用しているのはサワーだけなので、精神的な動揺を狙ったのではという感じ
さえしました。

また、ダウンを喫した選手が反撃して盛り返した時の採点を9-8とすることは
従来のK-1の採点ではなかったので、非常に違和感を覚えました。
ダウンは基本的に2ポイント差が付き、状況によっては1ポイントまで縮まると
いうことは問題ないと思いますが、ダウンを奪った選手から1ポイントを差し引いて
しまうのは、ちょっと・・・という感じです。
1ポイント差は10-9とすれば良かったと思います。

細かい問題点があるように思いましたが、全体的には魔裟斗を中心に選手たちは
素晴らしい技術と精神力を見せ、盛り上がった大会だったと思います。
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K-1 WORLD MAX 2008 決勝予想

2008-09-30 00:31:48 | 格闘技
いよいよ、K-1 WORLD MAX 2008の決勝戦が間近に迫ってきたので
予想を記したいと思います。

魔裟斗VS佐藤嘉洋

魔裟斗のスピードはMAXで随一で、佐藤にとっては今までの対戦相手の中で
最速の相手の一人となることは間違いなく、ドラゴ戦のように魔裟斗が手数で
押しまくり完封という展開も十分にあり得ると思います。
ただ、佐藤は相手のリズムを読み取ることが非常に上手く、最初のラウンドに
ダウンや決定的なダメージを受けさえしなければ、徐々に奥足へのローキックの
タイミングを掴み、3ラウンドにポイントを押さえ、判定勝ちというパターンも
考えられますが、個人的な予想は魔裟斗が見栄えの良い攻撃で序盤のポイントを
取り、中盤から佐藤がローキックを中心に盛り返すものの、及ばず魔裟斗が
判定勝ちするのではないかと思います。

アンディ・サワーVSアルトゥール・キシェンコ

将来はチャンピオンになれる可能性があるキシェンコですが、現時点の総合力は
サワーには及ばないと思います。
まだ若く、伸びる余地が大きいキシェンコが序盤にダウンを奪う展開もないとは
言えませんが、最近のサワーは調子が悪くてもポイントを取られず負けない戦い
方が出来ているため、その可能性は低いのではないでしょうか。
終盤にサワーがKO勝ちするのではないかと思います。

決勝
魔裟斗VSアンディー・サワー

予想通りに2人が勝ち上がってくるなら、佐藤のローキックでダメージを蓄積
している可能性が高い魔裟斗はかなり分の悪い戦いを強いられると思います。
恐らく魔裟斗は先制攻撃を仕掛けると思いますが、前年同様、サワーは攻撃を
ブロックで防ぎながらタイミングを計り、ローキックを中心に反撃する展開に
なる気がします。
今大会は2試合なので、前大会よりダメージの蓄積は少ないかもしれませんが、
試合の中盤から魔裟斗の足の動きが悪くなり、ポイントを奪われ、サワーが
判定勝ちするのではないかと思います。
魔裟斗はローキックが強い相手と当たると、2試合目以降が苦しい展開になって
しまう傾向が強いので、優勝するなら佐藤戦がポイントではないでしょうか。
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世界フライ級ダブルタイトルマッチ

2008-07-30 23:09:00 | 格闘技
本日は日本人がWBA、WBC両団体の世界王者に君臨しているフライ級の
ダブルタイトルマッチが行われたので感想を記してみたいと思います。

WBA 坂田×久高

圧倒的なスタミナを持つ王者が、中盤以降、優位に立って勝つという
大方が予想したと思われる展開で中~大差の判定防衛となりましたが、
挑戦者にはパンチの鋭さや当て感があり、終盤、打ち合いに出て何とか
活路を見いだそうとしたハートの強さを見せたこともあって、決して
一方的な展開にならず、見応えのある試合だったと思います。
挑戦者はスロースターター気味の王者に序盤、ダメージを与えることが
出来ず、目論見通りペースを奪うことが出来なかった印象です。
一方、王者は左のガードを高く保ち、序盤に決定的なパンチを食わない
よう注意を払い、ここ2試合とは異なり、終始ペースを奪われることは
ありませんでした。
地味ながら確実に前の試合の反省を生かし、進歩している点は素晴らしい
と思います。

WBC 内藤×清水

キャリアに勝る内藤が正統派の日本王者の挑戦者を終始翻弄して大差の
判定で勝つと個人的には予想していましたが、気負いからなのか王者の
パンチの的中率が低く、挑戦者のジャブ、ストレートが当たり、先手を
取る展開は意外でした。
8ラウンドまでの採点は、挑戦者のパンチのクリーンヒットを評価する
内容で、7ラウンド以降、王者もペースを掴んできたものの、相変わらず
挑戦者のジャブ、ストレートは冴えていてパンチのヒット率は落ちず、
王座の交代もあるのではという雰囲気になってきたと思いますが、10
ラウンドに左フックをクリーンヒットしてからの詰めはさすがだと思い
ました。
後一歩というところで大魚を逃してしまった日本王者の清水ですが、
ボクシングセンスの良さを大観衆の前で披露し、戦前に語っていた
正統派ボクシングの強さも証明できたと思いますので、再起をして
勝ちを重ねれば再び、世界へのチャンスも巡ってくるのはないでしょうか?
一方、内藤はポイントでは完全にリードされながらも諦めず、一発の
パンチをきっかけに逆転KO勝利を呼び寄せた勝負強さは、ファンへの
アピールも十分だったと思います。

その他

内藤のインタビュー中、亀田興毅が現れ、祝福を装いつつ、ちゃっかり
対戦をアピールしていましたが、インタビューをさえぎっていましたし、
自分の試合やイベントでもないのに存在をアピールすることは、かなり
失礼な行為に感じました。
イメージチェンジをアピールしたいのかもしれませんが、その行為から
して本質は何も変わっていないような気がしますし、TBSの演出で
あるなら、完全に失敗だと思います。
以前、日本王者時代の内藤の対戦要求を鼻で笑い、世界王者になって
からも対戦を明言することがなかったのに、今更なにをという感じです。
今回の試合で隙を見せた内藤なら攻略が可能と思ったのかもしれませんが、
個人的には、今までの経緯からして、内藤は指名試合になるまで対戦
する必要はないと思います。
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K-1 WORLD MAX 2008 FINAL8

2008-07-09 23:20:27 | 格闘技
7月7日、K-1MAXの準決勝が行われたので、感想を記したいと思います。

ブアカーオVS佐藤

個人的な予想では佐藤選手がブアカーオを崩すのは難しいかなと思っていましたが、
パンチでKOとはいい意味で予想を覆してくれました!
得意のローキック一辺倒ではなく、パンチでも臆することなく打ち合い、バランスが
とれた攻撃が勝因だったのではないでしょうか?
キックでは膝もよく、初対戦でキャッチされパンチを入れられてから鳴りをひそめて
いた前蹴りも出せていましたし、パンチでは魔裟斗戦を参考にしたのか右アッパーが
とても効果的に見えました。
トーナメントに入るときっちりと調子を上げてくるブアカーオに対し、KO勝ちは
とても価値があると思います。

魔裟斗VSドラゴ

魔裟斗選手のスピードのある攻撃が目につきました。
攻撃のスピードはMAXの選手の中でも間違いなくトップクラスで、3R続けて
手数を出し続けられたら、相手もなかなか反撃は難しいと思います。
ドラゴもさすがにガードは固く致命的な一撃はもらいませんでしたが、思うような
攻撃は出せず、時折、トリッキーな蹴りを返すのが精一杯に見えました。
以前よりは、一撃の威力は落ちたかもしれませんが、手数で圧倒し、焦って相手が
出てきたところに的確に攻撃を入れるの戦法も有りかなと思いました。

城戸VSキシェンコ

ついに城戸選手の快進撃も止まってしまったという感じです。
ローキックを効かせ、膝蹴りも入りましたが、同様にローキックに威力があり、
更にボディーブローという強力な攻撃のオプションを持つ、キシェンコに軍配が
上がったというところでしょうか?
しかしながら、実力は世界とも十分に渡り合えることを証明できたわけですから、
今後はパンチにも磨きをかけ、足技を更に生かせるようにすれば、ベストエイトに
定着できる可能性が高いと思います。

サワーVSスティーブルマンズ

サワー強しと印象づける試合内容だったと思います。
スティーブルマンズはパワフルな攻撃で実力者ぶりを発揮したと思いますが、
難なくその攻撃をさばき、的確に攻撃を入れたサワーの強さが際立っていた
のではないでしょうか?
どんなタイプの相手でも自分のペースに引き込むのが上手いサワーが、やはり
優勝候補筆頭だと思いました。

ライト級

ついに始まったK-1ライト級でしたが、地上波の放送は早く終わった上松戦と
大月戦のダイジェストのみでした。
ルックスの良い上松選手を売り出そうという意図の放送だったと思いますが、
大月戦もフルラウンド放送して欲しかったです。
でも日本人トーナメント等、今後の展開に期待です。
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K-1ライト級

2008-05-22 23:27:58 | 格闘技
かねてから噂があり、個人的にも非常に興味があったK-1ライト級の
新設が正式に発表されました。

大月晴明、大宮司進、上松大輔の3選手の参戦が発表されましたが、
個人的に一押しは大月選手です。

ケーブルテレビに加入しているため、全日本キックやJ-NETの試合は
よく見ますが、独特のすり足のようなフットワークから、チャンスとなると
一気に踏み込んで強打を当てるスタイルの選手は他に見られず、一見の
価値が有りだと思います。

ここのところ、負け試合も見られるようになり、全盛期は過ぎてしまった
かもしれませんが、組んでの攻防が制限され、肘が禁止のK-1ルールは
合っている感じがするので、まだまだ良い試合を見せてくれるのでは
ないでしょうか?

他にも60kg前後には、昨年の全日本キックのトーナメントを制した
フェザー級王者山本真弘、NJKFの真王杯60kg級王者桜井洋平、
シュートボクシング軽量級の絶対王者及川知宏など、実績のある選手が
多くいますので、今後の展開が楽しみです。

各団体のチャンピオンクラスを集めて日本代表決定トーナメントを開催
したら、初期のK-1MAXのようにかなり盛り上がると思います。

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WBA世界ライト級タイトルマッチ

2008-05-20 23:25:32 | 格闘技
昨日はWBA世界ライト級タイトルマッチが行われましたが、私はCSに
加入しているのでリアルタイムでテレビ観戦することが出来ました。

小堀選手の試合は日本や東洋タイトルの防衛戦で見たことがあり、好選手
とは思いましたが、世界的に強豪がひしめいている中量級、しかも本来の
階級より1つ上げての挑戦でしたので、正直なところタイトル奪取は難しい
のではと思っていたところでした。

しかし、ボクシングは試合をしてみなければ分かりませんね。
1階級上、しかも22勝中18KOを誇る王者と序盤から互角以上に打ち
合った小堀選手が2ラウンドのダウンを跳ね返し、3ラウンドに左フックの
カウンターでダウンを奪った後の連打でTKO勝ち、見事伝統のライト級で
王座を奪取しました。

チャンスを逃さずフィニッシュまで持ち込んだシーンは、素晴らしかった
ですが、個人的に印象に残ったのは、2ラウンドにダウンを奪われた後、
詰めにきた王者と打ち合い、逆にパンチをクリーンヒットして後退させ、
持ちこたえた場面でした。

試合後のインタビューで前王者となったアルファロが、攻めきれなかった
ことを悔やんでいたように2ラウンドの攻防が結果的に試合の鍵だった
ようです。

小堀選手にとって王者のパンチは過去の対戦相手の中でも最も強い部類に
入ると思いますが、臆することなく自分のスタイルを貫き打ち合った勇気
には敬意を表したいところです。
本当にいい試合を見させてもらいました。
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K-1感想(MAX&GP)

2008-04-21 22:52:41 | 格闘技
K-1MAXとGPの開幕戦がここのところで立て続けに放送されたので
遅ればせながら、気になった試合の感想を記したいと思います。

城戸vsイム・チビン
ガードの固いイム・チビンをKOしたのですから、会心の勝利だったと
思います。
個人的には、今回の城戸は絶好調時の小比類巻を思わせるインパクトが
ありました。
次回のキシェンコとの試合はどのようなパフォーマンスを見せてくれるか
非常に楽しみです。
身体能力は十分なのでメンタル面が鍵でしょうか?

佐藤vsディレッキー
結果的には先日の予想通りの結果になりましたが、ディレッキーは非常に
危険なファイターという印象でした。
1ラウンドのパンチの伸びはトップ選手でもダウンの可能性のあるものに
感じましたが、海外でも強豪と試合をし、その多くで勝利を収めている
佐藤のペースの作り方はさすがというところです。
残念ながら、次回大会での魔裟斗戦は実現しませんでしたが、何とか
ブアカーオに勝利して決勝大会で決着をつけてほしいものです。

HIROYAvs藤
個人的には非常に楽しみにしていた一戦ですが、終盤にHIROYAの
執念と意地が勝利を引き寄せたという印象です。
2ラウンドまでは藤の前蹴りのタイミングが良く、HIROYAのパンチは
まず当たらないなと思っていましたが、体格差のアドバンテージは
やはりあったという感じです。
また、パンチの技術・威力はHIROYAの方が現段階では間違いなく
上だと思います。
今後は、HIROYAは出入りのスピード、藤はパンチの技術を磨けば
更に良い選手になるのではないでしょうか?

ブアカーオvsクラウス
本戦ではブアカーオがミドルキックでペースを握り、判定勝ちかと思え
ましたがドロー、延長戦ではクラウスの方が見栄えの良いパンチをヒット
したように見えましたが、ジャッジは3-0でブアカーオと個人的には
不可解に思える判定でした。
延長ではクラウスがブアカーオのミドルキックでダメージが蓄積し、動きが
鈍り始めたことをポイントにしたと思いますが、それならば本戦で差が
ついても良かったのではないでしょうか?
K-1の判定基準を明確にして欲しいところです。

魔裟斗vsカラコダ
自分のスピードとコンビネーションを生かした魔裟斗の完勝だったという
ところでしょうか?
中間距離でのパンチを打ち合いならカラコダにもチャンスはあったと
思いますが、魔裟斗の近い距離でのキックを織り交ぜたコンビネーションに
ガードを固めて左フックのカウンター以外に攻め手がなかったように
見えました。
魔裟斗の次の対戦相手はドラゴになりましたが、またしても日本人不敗の
相手にどのような試合を見せるか興味深いところです。

シュルトvsハント
タフネスが売りの1つであるハントが相手でしたが、シュルトの強さがより
引き立つ結果だったと思います。
スピードはありませんが、タイミングの良い強烈な左ジャブ、ローキックに加え、
あの巨体で回転系の技まで使いこなされては、攻略するのは困難と言わざるを
えません。
果たしてシュルトをストップ出来る者はいるのかという感じです。

テイシェイラvs藤本
極真の王者テイシェイラのデビュー戦でしたが、さすがにグローブを着けての
練習を始めてからの期間が短いこともあって、自分の攻撃を当てる距離を
見つけるのに苦労しているという感じでした。
相手がベスト8クラスの選手であれば、KO負けの可能性もあった思いますが、
対戦相手がそこまでのレベルではない藤本ということで、最大の長所である
スタミナを生かして自分のペースをつかんで勝利を得たという印象です。
とはいえ、空手とは違う試合形式のK-1でスタミナを切らさず、延長戦も
戦い抜いたことは素晴らしいと思います。
時折、鋭いパンチも出していましたし、成長次第では面白い存在になりうる
のではないでしょうか?

バダ・ハリvsセフォー
バダ・ハリの成長ぶりを見せつける試合だったと思います。
セフォーはここのところ、衰えを見せ始めたとはいえ、一撃の威力はまだまだ
健在で油断ならなかった思いますが、バダ・ハリのスピードのついていけず、
完敗だったという感じです。
後は本戦までに、どこまでベスト8ファイターに近づけるかといったところです。

武蔵vs澤屋敷
武蔵にとっては負ければ本戦は遠のいてしまうという崖っぷちの一戦だったと
思いますが、まだまだ日本人選手の中では実力は一枚上で本戦でも十分に
戦えることをアピールできたと思います。
近年はパンチに傾倒しすぎて鳴りをひそめていた左ミドルですが、他の攻撃に
つながる軸ということで、武蔵にとっては欠かせない攻撃ではないでしょうか?
一方、澤屋敷はパンチのシャープさは見えましたが、圧力をかけられて自分の
動きが出来なくなったときに挽回できない脆さが出てしまったように思えます。
素質は良いものを持っていると思うので、戦術面・肉体面の見直しを図って
欲しいものです。
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