T's Laboratory

ボウリング、その他について思うところを綴ったブロクです。

K-1 WORLD MAX 2008 FINAL16

2008-04-08 23:51:43 | 格闘技
明日はいよいよK-1 WORLD MAXの開幕戦です。

個人的な展望を記してみたいと思いますが、私が知らない選手も結構出ているので
日本人選手絡みのみです(笑)

とりあえず、本戦は・・・

魔裟斗VSカラコダ → 魔裟斗の判定勝ち
K-1ルールで試合をすることにおいて、魔裟斗は間違いなくトップクラスだと
思います。
スピード、技の切れも突出しており、ブアカーオとサワー以外に不覚を取る確率は
かなり低いのではないでしょうか?
カラコダのサワーをダウンさせたロングレンジのパンチは要警戒ですが、魔裟斗が
自分の距離を保ってシャットアウト勝ちの可能性が高いと思います。

佐藤嘉洋VSディレッキー  → 佐藤の判定勝ち
魔裟斗以外の対戦した歴代王者にはまだ勝ちがなく、本戦ではKO勝ちもない、
佐藤ですが実力は歴代王者に迫るものがあると思います。
一発一発の威力を増すトレーニングを重ねているようですが、長所である手数を
出しつつ、相手の急所を突くスタイルを忘れないで欲しいものです。
対戦相手のディレッキーはK-1デビュー戦でクラウスをKOと戦績どおりの
インパクトを残していますが、佐藤が無理にパンチで打ち合うことがなければ、
そう簡単には致命的な一撃を喰らうことなく、勝てるのではないでしょうか?

城戸VSイム・チビン → 城戸の判定勝ち
日本代表決定トーナメントでは冷静な戦いぶりで見事に優勝した城戸の真価を
問われる大事な試合だと思います。
相手のイム・チビンはライト級上がりですが、魔裟斗、小比類巻、宍戸の各選手
以外の日本人選手には勝利と実力は十分、アジアトーナメントは優勝して現在の
調子は上り調子と思われ、決して楽な相手ではなりません。
ただ、元々ミドル級の城戸の肉体的アドバンテージと日本トーナメントで見せた
技の切れ、試合運びの慎重さからすると勝ちを拾う確率が高いと思いました。

それ以外の個人的注目試合は・・・

HIROYA VS 藤鬥嘩裟 → 藤の判定勝ち
大晦日は色々な問題があり、今回ようやく実現した試合ですが、個人的には
とても注目しています。
藤の試合はCSのJ-NETWORKの試合を何度か見ましたが、前蹴りが
素晴らしく、15歳にして完成度の高いキックボクサーという印象を受けました。
HIROYAについては、パンチ、蹴りの威力も十分で実力も大人顔負けなのは
間違いありませんが、大晦日の雄大戦で苦戦し、判定負けを喫してしまったように
前蹴りを得意とする選手は苦手にしているように見えました。
60kgで実際に試合をすることが初めてで、体格的に不利と思われる藤ですが、
相性からすると判定勝ちする確率が高いと思います。
ただし、両選手とも若く実力の伸びる余地が大きいと思うので、思いもよらぬ
展開になるかもしれませんが・・・
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ボクシング・フライ級戦線

2008-03-23 23:10:02 | 格闘技
昨日は、亀田興毅選手の久しぶりの試合がありました。

リングの内外で色々と話題を提供している亀田一家ですが、それを
抜きにして改めてどんなボクサーか(なっているのか)、現在、フライ級
の世界王者に君臨している内藤、坂田の両選手と対戦したらどのような
試合展開になるかを考えながら、テレビで観戦してみました。

試合は1階級下のレクソン・フローレス選手との対戦でしたが、1ラウンドに
ダウンを奪った興毅選手がその後も左ストレートを効果的にヒットし、文句
なしの勝利だったと思います。
以前の「亀ガード」から脱却しつつあり、また、体力差を生かして強引に
攻め込むことがなくなったことについては、個人的には好感を持ちました。
フローレス選手も時折、右をヒットしていましたが、パワー差があり、1撃で
ダウンを奪うようなことはないと途中から感じたところです。
久々の試合、また1階級下とはいえ世界ランカーの選手にフルマークでの
判定勝ちは、再起戦としてはまずまずの内容だったのではないでしょうか?

ただ、王者に挑戦することを考えると課題もあるのはないかと思います。

実現可能性のある内藤選手へ挑戦するとすると、サイドにすばやく動ける
相手を捕らえられるのか、パンチ力のある選手にカウンターを打つ勇気が
あるのか疑問はあります。
今回の試合では左カウンターを比較的ヒットしていましたが、フローレス
選手は素早くサイドステップはしてませんでしたし、一撃で倒すパンチは
ありませんでした。
内藤・ポンサクレック戦もテレビ観戦しましたが、現状の興毅選手が中間
距離で内藤選手にカウンターをヒットするのは難しいと思います。

一方、実現可能性の低い坂田選手との対戦ですが、驚異的なスタミナが
あり、密着した状態でパンチを連打できる坂田選手を捌ききれるかは、
微妙なところだと思います。
パワー差のない突進してくる相手を突き放すパンチやサイドに回り込む
フットワークはまだ試合では見せていません。

ただ、まだ興毅選手は若く、トレーナー次第では両王者を上回る実力を
つける可能性もあると思います。

TBSの策略に乗ってしまうようでしゃくですが、今後の展開は楽しみと
言わざるを得ません。
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K-1 MAX 日本代表決定トーナメント感想

2008-02-07 23:59:07 | 格闘技
遅ればせながら、K-1 MAX 日本代表決定トーナメントの感想を
書いてみたいと思います。

2月1日に予想を書いてみましたが、優勝は一回戦負けを予想した
城戸選手で見事に予想は外れました(苦笑)
全体的には、一回戦の予想は3勝1敗、展開がほぼ予想通りだった
のは2試合でいい線をいっていたと思いますが・・・

それでは、各試合の感想を。

アンディ・オロゴン VS 山本優弥

1ラウンドは蹴りを有効に使った優弥選手が上手い試合運びをしたと
思いましたが、自信を持ちすぎて2ラウンドにパンチで打ち合って
しまったのは命取りでした。
アンディ選手がダウンを奪取したのは偶然ではないと思います。
打ち合うなら、ミドルで相手をロープに追い込んでからでした。

尾崎圭司 VS 城戸康裕

両者消極的でイエローカードをもらってしまいましたが、試合終了
直前に得意のハイキックでダウンを奪った城戸選手の作戦勝ちという
印象でした。
尾崎選手は体が大きい方ではないので、相手との対格差が大きい時の
戦い方を考えるべきではないかと思います。

TATSUJI VS 前田宏行

TATSUJI選手は自信を持って打ち合ったと思いますが、効かせる
パンチは前田選手の方が一枚上手だった印象です。
ハンドスピードはそれほど変わらない感じだったので、パンチへの
体重の乗せ方が違うのでしょうか?
ボクシングファのしては前田選手の快勝は嬉しいところでしたが、
TATSUJI選手が負ける寸前に解説者のどちらかが「まずいな」と
つぶやいたのは印象的でした(スター候補が消えるから?)。

HAYATO VS 龍二

HAYATO選手の実力が一枚上だと思っていましたが、ダメージを
深く与えているのは龍二選手だったのは間違いなかったです。
執念でHAYATO選手がダウンを奪って勝利しましたが、この試合の
ダメージが後の展開にかなり影響したと思います。
また、万全の準備ができたときは龍二選手は相当な実力をもっていると
感じました。

準決勝
HAYATO VS 前田宏行

序盤はHAYATO選手がコンビネーションで前田選手を突き放し、
徐々にローキックを効かせ始めたように見えましたが、前田選手の
パンチは強烈でした。
HAYATO選手の倒れ方、表情からするとダメージは深刻で、何とか
立ち上がったものの、あのまま2ラウンドに突入していれば、恐らく
KO負けだったのはないかと思います。
今回はパンチ殺しの定番のミドルキックで負けましたが、前田選手の
TATSUJI戦、カラコダ戦で奪ったダウンは偶然ではなく、K-1
ではどの距離でパンチを有効に使えるのか理解していると思います。

アンディ・オロゴン VS 城戸康裕

山本戦でのローキックのダメージを冷静に見取った、城戸選手の作戦
勝ちに感じました。
K-1では、序盤からスパートをかけないと判定で不利になることが
多いのですが、不要なダメージをさけ、勝負所で弱点を突いていくのも
有りなのかなと思いました。
アンディ選手は、才能は誰もが認めるものの、またもトーナメントでの
経験不足を露呈する結果になってしまいました。

決勝戦
HAYATO VS 城戸康裕

今まで慎重な試合ぶりだった城戸選手がいきなり打ち合いに応じ、
強烈なダウンを奪ったのは驚きました。
最初のダウンでほとんど勝負は決まっていたと思いますが、2度の
ダウンの後、あきらめず打ち合ったHAYATO選手がダウンを
奪い返したのは、今までと違い精神面の弱さを克服しつつある証だと
思います。
試合直後は前の2戦のダメージを冷静に見取った城戸選手が勝負を
かけ、見事な優勝を遂げたと思いましたが、後のインタビューで
実は1回戦で足を痛め、決勝では蹴りが使えない状態でパンチで
勝負をかけるしかなかったということ聞いて驚いたところです。
これで、城戸選手は開幕戦の切符を手に入れたわけですが、世界で
勝っていくには、相手のミスを待つだけでなく、自分で試合を作って
いく必要があると感じます。
一つ一つの技のレベルは低くないのですから、作戦次第で十分に
世界レベルの選手と戦えると思います。
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K-1 WORLD MAX 2008 日本代表決定トーナメント

2008-02-01 22:44:44 | 格闘技
明日はK-1 WORLD MAX 2008の日本代表決定トーナメントなので
私なりの予想をしてみたいと思います。

1回戦の展開の予想
アンディ・オロゴン VS 山本優弥
→アンディ・オロゴンの判定勝ち
 山本優弥は全日本キックでの最近の試合振りは見事で、技の
 切れもすばらしいと思いますが、アンディ・オロゴンも
 ブアカーオやサワー相手に見せた試合から考えるとかなりの
 実力を持っていると思います。
 パンチの射程の長さからアンディの勝利を予想します。

尾崎圭司 VS 城戸康裕
→尾崎圭司の判定勝ち
 個人的にはRISEのDOAトーナメントでのKO負けの印象が
 強い城戸康裕ですが、K-1のオープニングファイトで勝ち、
 ホームのMAでも白須康仁に勝つなど当時と実力は比べ物に
 ならないほどあがっていると思います。
 ただし、派手な回転技の間のパンチが的確な尾崎圭司が上回る
 のではないかと予想します。

TATSUJI VS 前田宏行
→前田宏行のKO勝ち
 TATSUJIのパンチの当てる技術、ローキックの強さは
 すばらしいと思いますが、一撃で相手を力には欠けると思います。
 一方、前田宏行は元ボクシング王者ながら簡単にはローキックで
 攻略できない印象があり、パンチもカラコダをダウンさせたように
 K-1での有効な使い方を習得しているように見えます。
 K-1の試合のキャリアの差はありますが、前田のパンチが勝り
 KOすると予想します。

HAYATO VS 龍二
→HAYATOのKO勝ち
 HAYATOの試合は昨年、RISEとシュートボクシングの物を
 見ましたが、実力は世界レベルに近い印象を受けました。
 一方、龍二の試合はDOAトーナメントで見ましたが、好調時は
 多彩な攻撃を仕掛けよい試合をするなと思いました。
 どちらも好選手ですが、世界レベル相手に厳しい試合を重ねてきた
 HAYATOが勝つと予想します。
 
準決勝
アンディ・オロゴン VS 尾崎圭司
→アンディ・オロゴンの判定勝ち
 尾崎が多彩な足技で攻め込むものの、アンディの射程が長く
 正確なパンチがヒットし、やや上回るのではないでしょうか?

前田宏行 VS HAYATO
→HAYATOの判定勝ち
 ローキックのダメージで足が流れ始めた前田をHAYATOの
 攻撃が捕らえる展開を予想します。

決勝
アンディ・オロゴン VS HAYATO
→HAYATOの判定勝ち
 ダメージが蓄積し始めたアンディを経験豊かなHAYATOが
 押し込み、接近戦に持ち込む展開を予想します。

今まで、地上波やケーブルテレビで見てきた各選手の試合振りを
考えつつ予想してみましたが、予想を裏切る快進撃でスターとなる
選手が現れるもいいなと思います。

個人的には、ボクシング王者時代の試合をテレビで見たことがある
前田選手のことを応援しています。
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世界タイトル戦総括

2008-01-15 23:45:52 | 格闘技
10日にバンタム級のダブル世界戦、14日にSフライ級の世界戦が
あったので、私なりの感想を書きたいと思います。

シドレンコ×池原

王者のシドレンコはファイタースタイルですが、バランスがよく、
パンチを当てることがうまい、テクニシャンという印象でした。
池原選手は王者を押し込んでいって打ち合い、体力を奪っていく作戦を
とっているように見え、それ自体は正解だったように思えましたが、
強打を警戒しているのか手数が少なく、終盤、息が上がりかけていた
王者を崩すまでに至りませんでした。
試合後の池原選手のインタービューでもあったようですが、2回の
王者のカウンターがポイントだったようです。

長谷川×マルドロット

長谷川選手は、試合間隔が空いた影響があるのか、大振りのパンチで
バランスを崩しているが目につきました。
それでも、致命打を喰らうことなく、ポイントをとる効果的なパンチを
ヒットさせるところはさすがだと思います。
チャンピオンになってから常に強敵との試合を重ねている自信と経験は
伊達ではないと感じます。
一方、マルドロットは欧州王者、ランキング1位に恥じない好選手だと
思いました。
手数は少ないものの、ガードは常に高く、スイッチしながら時折見せる
カウンターは油断できない強さに見えました。
判定は大差がつきましたが、ポイントをどちらに割り振るかといえば、
王者というラウンドが多かったということで、弱い挑戦者ではなかったと
思います。

ムニョス×川嶋

圧倒的な強打を誇るムニョスに川嶋選手がどのような戦法で迫るのか
興味がありましたが、足を使ってパンチを空振りさせ、スタミナを
奪う作戦をとるとは意外でした。
減量失敗の影響があるとはいえ、中盤以降、ムニョスのスタミナが
がっくり落ちてしまったのは、リズムを作らせなかった川嶋選手の完全に
作戦勝ちで、日本人には不敗で無敵に見えたムニョスの弱点が見えた
といってもいいと思います。
試合直後、序盤は手数を押さえてポイントは奪われたものの、中盤以降、
ペースを奪い、11ラウンドのピンチをしのいで、最終回も反撃した
川嶋選手の手が挙がるものだと思いましたが、3-0で王者の手が
挙がったのは意外でした。
解説のガッツ石松氏のコメントに影響された面はありますが、手数は
少ないながらダメージを与えるパンチをヒットさせた川嶋選手の方に
見えましたので・・・
ただ、冷静に考えてみると、ムニョスは苦しいながら試合を通じて手数を
多く出し、ダメージは少ないながら、相手にガードをさせて見栄えのいい
場面をしばしば演出していましたから、微妙なラウンドは押さえることが
出来たともいえます。
このあたりは、アマチュア経験も長く、ポイントをとる術をよく知っている
といわざるを得ません。
試合後、川嶋選手は引退を表明しましたが、数々の強豪選手と名勝負を
繰り広げ、感動を与えてくれたことに敬意を表し、第2の人生も上手く
いくことを祈るばかりです。

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ボクシングの採点法

2008-01-09 23:07:50 | 格闘技
私は格闘技を観戦することが好きですが、その中でもボクシングを見ることが多いです。
明日(1/10)はバンタム級のダブル世界戦は、1位との防衛戦に臨む長谷川選手、
エリート王者に挑む池原選手の試合自体も楽しみでしたが、世界初の0.5点刻みの
採点法が採用されるかもしれないということで、別の面でも関心を持っていました。

残念ながら、今回の採用は見送られてしまいましたが、今まで感じていた世界戦の
採点の矛盾をある程度解消できる方法ではないかと思います。

私なりの解釈は、

10-9.5
・大きな差はないが、どちらかに優勢をつける場合の採点。
・日本流の採点で言えば10-10
10-9
・明確な差があった場合(クリーンヒット数、ダメージなど)
・従来と同じ基準
10-8.5
・ダウンはないが大きな差がついた場合(ダウン寸前など)
・ラウンドを通じて劣勢であったがダウンを奪った場合(またはダウン数で1つ上回った)
10-8
・ダウンを奪った場合
・こちらも従来と同じ基準

といった感じです。

この採点方法であれば、

・わずかな優勢と明確な優勢にジャッジは採点上差をつけることが出来る
・かつての「金容江×レパード玉熊」戦のようにダウンもないのに10-8を
 付けられることはなくなる(ジャッジの中の矛盾の解消)
・ダウンで失ったポイントは「僅かな優勢」では巻き返しに4ラウンドかかる
・従って、ダウンのポイントは大きなアドバンテージとなる

というような利点が生じるので、採点結果と全般的な試合の印象のギャップを
埋められるのではないかと期待しています。

選手はそれこそ命がけで試合をしていますので、選手や観客が納得できる採点法が
確立されて、「疑惑の判定」が少しでも減ることを願うばかりです。
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