15年の第5回「ゆるキャラグランプリ」、正式には「ゆるキャラグランプリ2015in出世の街、浜松」は、羽生市の「世界キャラクターさみっとin羽生」と同じ11月21日から、さみっとより1日長い23日まで3日間の日程で、浜松市西区のキャンプ場「渚園」で開かれた。
「グランプリ」では、全国の自治体や企業のキャラクターが、インターネット投票とイベント会場への来場者の人気投票で「ゆるキャラ日本一」を決める
会場には「さみっと」より少ない約260体が集まり、投票を呼びかけた。「グランプリ」にエントリーしたのは全国から約1727体だった。エントリーした数も5千万票を超したネット投票もいずれも過去最高だった。
順位は最終日の23日に発表された。
今回限りで「グランプリ」からの”卒業 ”を表明、今年こそはと日本一を狙った深谷市の「ふっかちゃん」は、昨年より1位順位を落とし3位に終わった。
「ふっかちゃん」はグランプリの初回の11年からエントリー、6位、5位、4位、2位と年々順位を上げてきていた。
1位は地元浜松市の「出世大名家康くん」。(写真 グーグルより) 合計で約695万票でグランプリに輝いた。
家康が17年間過ごした浜松にちなんだもので、今年は没後400年を記念する「家康公4百年祭」が、静岡、愛知県で開かれている。
インターネット投票では、ミカンにちなむ愛媛県の「みきゃん」(昨年3位)が約7千票差でリードしていたが、会場投票で地の利を生かして逆転した。
県勢では、昨年67位だった本庄市の「はにぽん」が7位に躍進、初のベストテン入りした。
総合順位の百位以内には、この2つのほか川口市の「きゅぽらん」(43位)など7体が入った。ベストテンと合わせると9体が入ったわけで、埼玉県のゆるキャラ王国ぶりを全国に示した。
「ゆるキャラグランプリ」は、11年から13年まで、羽生市の羽生水郷公園で、「世界キャラクターさみっと」と一緒に行われていたが、14年からさみっとから分離して会場を変えた。
14年の「ゆるキャラグランプリ」は、愛知県常滑市の中部国際空港特設会場に場所を移して開かれた。
13年は4位だった深谷市の「ふっかちゃん」」は、約83万6千票で2位に入賞、初のベスト3入りを果たした。1位は100万票を獲得した群馬県の「ぐんまちゃん」だった。
このグランプリには全国から1699体が出場、「ふっかちゃん」を含め県勢6体が上位100位に入る健闘ぶりだった。