日本一の人形の産地さいたま市の旧区役所跡地(岩槻区本町)に、日本初の人形専門の公立博物館が20年2月22日オープンした。この館は、人形玩具研究家として知られる西沢笛畝(てきほ)(1889~1965年)が収集したコレクション約3500点を中心に、人形に関わる浮世絵や古典籍、人形制作道具など約5000点を所蔵している。
初日は、常設展示室では江戸~昭和の雛など約40点、別室では開館記念名品展として、徳川家ゆかりの「犬筥(いぬばこ)」など約30点が並び、和服姿の中年女性など約2600人が来館した。
隣接する「にぎわい交流館いわつき」には、交流・休憩ルーム、地元産ヨーロッパ野菜などを使ったメニューが楽しめるカフェやショップなどもオープンした。